ひかり

大学院修士1年。23歳。

ひかり

大学院修士1年。23歳。

最近の記事

#65 使い勝手のわからない引き出し

私は昨年から研究室に所属しており、学生には一人ずつに座席が与えられる。座席には椅子とデスクがある。椅子はパソコン室で見られるようなタイプで、背もたれや座面が布クッション生地で脚部にはローラーがついておりクルクル回転することができる椅子となっている。デスクの面積は比較的大きく、小中学校での教室で見られた担任が利用している机や職員室で先生たちの席に備えられている仕事机と全く同じものだと思われる。 大きな机が与えられさぞかし便利なように思われるが、実際そのまま使うとなると不十分な

    • #64 アルバイト前日はいつでも緊張する

      アルバイト前日の夜は気持ちが多少重くなってしまう。様々なアルバイトを経験しているがどのバイトでも必ずそうなる。学校へ通学する前日はそうはならない。これは私の中ではアルバイト特有である現象だ。 アルバイトを始めたばかりであればこうなるのは分からなくもないが、ある程度続けていてもそうなるから不思議なものである。 決められた時間に決められたことをするだけで特段緊急性のあることや特別難しいことはないから緊張する必要はない。だが、それが逆にプレッシャーである。 私は仕事のスピード

      • #63 青信号の連続か赤信号の連続か

        自転車を使ってアルバイトに行く際にいくつか信号がある。信号が何色かで自転車での通勤時間が変わってくるので私にとってはかなり重要である。 全部赤信号だったら一々止まらなければいけないし、反対に青信号だったら一度も止まる必要がないから、通勤時間の差が数分ではあるが生じることになる。 この数分が結構大事である。出勤が午前中の場合、朝起きるのが少し遅くなって予定していた時間よりも数分遅れて出発する場合には、もちろん全て青信号であればギリギリ間に合う。だが、一つでも赤信号が出るとな

        • #62 他人の音漏れはドキッとする

          普段電車に乗っていたり、また私の場合は学生なので講義中やゼミ中、図書館、自習室など私語が控えられており静かな場面の中にいることがある。社会人の場合であれば会議中などであろうか。そういった場面で突然音楽が大きな音で鳴って当事者が焦って音を消すというアクシデントに誰しも遭遇したことがあるのではないか。 静かな状況で音が鳴るということで、漏れた音自体がそこまで大きくなくとも周りとの比較で相対的により音が目立ってしまい、その場にいる人たちの注意を一気に集めてしまうのが他人ながらとて

        #65 使い勝手のわからない引き出し

          #61 カラオケでの選曲

          最近、カラオケに4年ぶりに行った。前行った時はコロナ禍に入る直前くらいで、私は浪人が終了し大学に入学する直前だった。高校の同じ部活の同期もほとんどが私と同じく浪人が終了したタイミングで受験終わりを兼ねて高校の最寄り駅付近にあるカラオケに行ったきりだ。 4年前までは、カラオケというと普段から行動を共にする仲の良い同級生数人で行く場合しかなかったが、今回は違った。大学のゼミの方たちと飲み会の流れで行くことになった。 ゼミの集まりということは、研究分野が似ていること以外特別な共

          #61 カラオケでの選曲

          #60 夏の癒し

          夏になって暑くなってくると飲料を摂取する機会が多くなる。特に、運動後や労働(アルバイト)後、また長時間外に出ていたときに冷たい飲み物を飲むと非常に気持ちがよい。これは暑いだけでなく、頑張った後に飲むとその頑張りに比例するように爽快感が増す。 中学生の頃所属していたサッカーチームで昼間に練習があるときに、たまにだが走らされる場合がある。スポーツドリンクを摂取しているものの、動き続けているため頭がぼんやりとしてくる。練習が終了してから自転車で練習会場から自宅に戻るのもなかなかき

          #60 夏の癒し

          #59 不確定要素の中で生きる

          我々が生活する中で不確定要素というのは常に存在する。急な雨や昼と夜の寒暖差などの天候についてや電車の遅延、手を付けたい課題がどれくらいの時間かかるか、挑戦していることが果たして思った通りに進むのか、グループで何かに取り組んでいるときに他の班員がどこを目指しているのか、どういうペースで進めているのか、といったことが具体的な不確定要素として挙げられるだろう。 これらは誰しもの身の回りに必ず存在するものであり当然の状況であるものの、私はこういった状況に対してストレスを感じ遠ざけて

          #59 不確定要素の中で生きる

          #58 暇を潰す

          日常生活をする上では何らかの予定が入っておりそれらに沿って活動することが一般的であると思うが、予定していたことが思っていたよりも早く終わったり、もしくは予定がなくなることがあるだろう。さらには、予定よりも時間が延びるかもしれないと思って確保していた予備の時間が不要になることもあるだろう。こういったとき、私たちには暇な時間というものがもたらされる。 暇な時間といっても5分程度や30分程度、1時間から5時間、あるいは1日、またはそれ以上といったように時間量によって受け取り方は異

          #58 暇を潰す

          #57 そんなに頑張る必要はあるのか

          「今頑張らないと将来苦労するよ」という声を耳にしながら日頃の勉強や受験勉強などに取り組んできた。たしかに勉強を頑張ることはよいことではあると思うが、かならずしも頑張らなければ生活は送れないのか、または、そこまで追い込んで頑張るほどの必要性は果たしてあるのだろうかということが気になっている。 そう思うようになったきっかけが、大学生になってアルバイトを始めてからだ。高校生の頃までは、特別な時に親に出してもらう数万円はかなり貴重な額だと思っていた。たしかに、貴重であることには間違

          #57 そんなに頑張る必要はあるのか

          #56 タイピングに慣れていって

          4年前に大学生になってから初めて自分用のパソコンを購入した。 それまでパソコンを使う機会といえば、高校の情報室にあるパソコンで動画や画像の作成をする課題の作業をしたときや、とある学外活動でのレポートを作成するときに私の親が所有するパソコンを使ったくらいで日常的に利用することはなかった。 それは、スマホで済むこともあるからで、スマホを持っていなかった小中学生の頃の方が、自宅にあるパソコンでYoutubeを見たりネットのゲームなどで頻繁にパソコンを(そこまでではないが)利用し

          #56 タイピングに慣れていって

          #55 距離感の問題

          人間にはそれぞれパーソナルスペースというものがある。親しい人であればパーソナルスペースに近い範囲でも許容することができるし、親しくない人は許容することができない。また、パーソナルスペースは自分の前方の方が後方よりも広いらしい。なぜなら、前側は視野の範囲内にあり視覚的な圧迫感のハードルが上がるからだ。 とある授業でこの話を聞いて、自分のパーソナルスペースについて考えてみた。私は比較的パーソナルスペースは広い方なのかなと感じる。これは、人と話すときに目を合わせることができるか否

          #55 距離感の問題

          #54 1日に1つのことしかできないほど活力がない

          次の日が休日だと(大学院生だからはっきりいえばほとんど休日みたいなものではあるが)、授業の復習や準備などの予定を前日に立てる。一日中自由であるからやろうと思えばいろいろなことができるだろう。私の場合は、やるべきことで予定を立てて余った時間は自由にするというかんじにしている。 朝起きる時間を一応決めて、そこから午前中に宿題などを済ませようと思って予定を立てるが、大体想定した起床時間よりも遅く起きてしまう。遅くというのは主に1時間前後である。目覚ましをかければよいのだが休日にわ

          #54 1日に1つのことしかできないほど活力がない

          #53 知らない顔に

          今から1週間前、7月3日に新札が社会に送り出された。新札では旧札から技術面で進歩したほかに、お札に描かれた偉人が変更された。新千円札は「武士道」を出版したことで有名な新渡戸稲造、新五千円札は津田塾大学を創設し日本での女性の高等教育に注力したことで有名な津田梅子、新一万円札は明治大正時代の実業家として有名な渋沢栄一に人物がそれぞれ新しく記載されるようになった。 キャッシュレス化が進行しているこの社会にとってお札の更新は以前の時代と比較してあまり重要ではない気もするが、私が物心

          #53 知らない顔に

          #52 5年前のデジャブ

          とある企業様のインターンシップに申し込むために適性検査を受けに行った。性格診断は事前に済ませたので能力検査のみ行った。テストセンターのパソコンに向き合いながらい数十分かけて問題を解いていった。解き終わると、建物から出て最寄りの駅から電車で帰宅した。 電車に揺られる中で先ほどまで行っていた検査のことを思い返すと、初めてながらも手ごたえのない感じがした。初めてながらというのは、どれくらいできればよいか悪いかなどの情報を知らない、また検査の性質上どれくらい正解できたかなどを知るこ

          #52 5年前のデジャブ

          #51 性格診断について

          私は就職活動をしており、その中で、アルファベット3文字で表されるような適性検査というものがある。企業が選考する際に参考にするもので、応募した人の基礎的な学力などをテストするもので私も最近知り始めた。 学力テストを受ける前に性格に関するテスト(アンケートといった方がよいか)を受ける必要があったので、早速受けた。性格診断は正解はないから、学力の検査とは異なり気楽に受けることができる反面、私にとっては、適性検査以外でもそうだが、自分の性格に関するアンケートに答えていくのは少し難し

          #51 性格診断について

          #50 紙を手で切るときにバレる器用さ

          通常プリントやチラシなどの紙を切るときは、ハサミやカッターなどの文房具を利用する。これらの文房具は鋭利な刃を持っており、小さい面積に高い圧力がかかることで切断することができる。 事務所など文房具が揃えられている場所では問題ないものの、外で作業していたり道具のない状況で作業するときに紙を切って分割したくなる場合があるとすると、ハサミやカッターがない状態で紙を切らなければならなくなる。 ハサミやカッターであれば決められた直線状あるいは曲線状になぞって綺麗に切ることができる一方

          #50 紙を手で切るときにバレる器用さ