#60 夏の癒し

夏になって暑くなってくると飲料を摂取する機会が多くなる。特に、運動後や労働(アルバイト)後、また長時間外に出ていたときに冷たい飲み物を飲むと非常に気持ちがよい。これは暑いだけでなく、頑張った後に飲むとその頑張りに比例するように爽快感が増す。

中学生の頃所属していたサッカーチームで昼間に練習があるときに、たまにだが走らされる場合がある。スポーツドリンクを摂取しているものの、動き続けているため頭がぼんやりとしてくる。練習が終了してから自転車で練習会場から自宅に戻るのもなかなかきつく、非常にエネルギーが削られる。自宅に着くと冷蔵庫から牛乳やお茶、または冷えたスポーツドリンクを取り出して飲むと喉がひんやりしたのと、練習が終わり無事に帰宅できたことに対する安心感が相まって爽快な気持になる。

最近では、アルバイトが昼過ぎに終わる場合、帰宅途中でスーパーに立ち寄りコーラを購入してスーパーから出て少しのところでその場で飲み干すのが夏の恒例となっており、労働からの解放と相まって疲れをとることができる。炭酸飲料は冷たさだけでなく喉への刺激ももたらすため、お茶よりも好んで飲んでいる。

アルバイトを始めた大学生になる前からも炭酸飲料を飲んでいたが、その中で変化したことがあった。それが、炭酸飲料の量である。以前は500mlが一般的だったが、そこから350mlと750mlに分岐して、やがて500mlを目にする機会が極端に減った気がする。以前は500mlをよく購入して飲んでいたため350mlとなると以前より少なくなっており不十分な印象があった。しかしながら、実際飲んでみるとこれがちょうどよい程度の量であることに気が付いた。

コーラなどの炭酸飲料は暑い環境下で飲む一口目が一番爽快でおいしい。ペットボトルのキャップを開けてから時間がたつほど炭酸が抜けていくことと飲み進めるにつれて慣れていくことから次第に喉への刺激が少なく感じられ爽快感も減少してしまう。その代わりに、コーラに含まれた砂糖による甘ったるさを感じはじめ、腹に溜まっていく感じも同時に発生するようになる。

そうすると、500mlの場合は、後半になると無理して飲むような流れになってしまい、せっかく飲みたくて購入したもののそれとは反対に飲みたくないのに頑張ってしまうという本末転倒な展開になってしまう。そこで、350mlが店頭に並ぶようになったことで、以前よりも頑張る必要がなくなった。最後に若干甘ったるさが残るものの、基本的には一口目の爽快感を維持したまま飲み干すことができ非常に満足した状態になる。

こうして350mlになってから値段が安くなったこともありコーラを購入する機会が増えたが、糖分には注意したいと思った。ちなみに、私は以前はコーラよりもファンタグレープの方が好きだったが、今はコーラに移行してしまった。

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