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毎日が「まつりの後」 21.2.11

どれだけ共感してもらえるかわからないが、他にネタも思いつかないので。

暖かい日もちらほらあるものの、雪国在住としては喜んでばかりもいられない。屋根から雪がどさどさ落ちるので、雪掻きをするわけだが少し解けて重くなっているため、家の前にどっさりと積もった雪をシャベル(もしくはスコップ)で崩しながら、少しずつ捨てて行く。これが重労働。
たとえるなら、札幌の雪まつりが終わって、雪像を解体する作業を毎日やっているようなもの。
その際、屋根のほうも気を配っておかないと、いきなり
ズドドドドッ
と頭上から落雪して、重大事故につながるおそれもある。
実際、一人で雪掻きをしていて、雪の下敷きになる事故が毎年何件か発生している。


僕の家の場合、リビングの窓の大半が雪で覆われ、一日中薄暗い状態が続く。完全に窓を覆ってしまうと、ガラス破損の危険もあるため、雪の塊に乗っかって、上の部分は削ることになる。


ご近所トラブルも発生。
雪が屋根に溜まりすぎて、隣家の敷地に落ちそうであるとか、流雪溝(雪を解かすために温水が流れる水路)の取り合いで、朝早くから目いっぱい雪を詰めてしまって、他の人たちが雪を入れられないとか。

これが、あと一か月以上続く。

――と、ここまで書いても、やはり大変さは伝わりにくいだろう。
体験的に一回二回やっただけでも、レクリエーション的に楽しまれてしまうかもしれない。

ひたすらひたすら、雪を片付ける。
終わったと思って、スノーダンプもシャベルも全部しまって、家に引っ込んだ直後、ドドドドッと屋根から雪が落ちて、玄関をふさいでしまう。

それを体感してこそ、本当のケンミンになれるのである。


雪さえなければ、本当に住みやすい土地なのだが……。
と、去年(記録的暖冬)を除いて、毎年言っている気もするが。



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