追悼・小山内美江子先生・2　24.6.7

金曜八時放送だから「金八」とは、冗談にも程がある

――と思いきや、昭和から平成に続く大ヒット長寿ドラマになったのだから、世の中はわからない。
第一シリーズにおいては、生徒役のトシちゃん・マッチ・ヨッちゃんなどの「たのきんトリオ」などを筆頭に、現在でも（政界を含め）活動を継続しているスターが輩出される。

内容は、当時から問題となっていた非行や受験戦争などを取り入れた、中学校を舞台の学園ドラマ。だが、主人公の金八が元不良で、教師らしくない振る舞いや現在では過激とされるシーンも散見。
特に、15歳にして、杉田さん（の役の人）が鶴見さん（の役の人）の子供をニンシン・出産するセンセーショナルな展開は、大反響を呼んだ――らしい。

「らしい」というのは、僕は『太陽』派だったので、リアルタイムでは観ていない。
もちろん、当時はビデオなんて便利なものは我が家にはなかった。

この、第一シリーズの全話の脚本を担当されたのが、小山内美江子先生である。

（つづく？）