それでも愛は勝つ 23.11.17

想像すらしていなかった。

KANさんの代表作で、かつ最大のヒット作と言えば『愛は勝つ』。
ラブソングの体裁だが、その後、人生の応援歌として、広く支持されるようになったのはご存じの通り。

この曲はバブルが終わりかけの1990年に発表され、『邦ちゃんのやまだかつてないテレビ』という当時大人気のバラエティ番組の挿入歌として起用された。
邦ちゃんこと山田邦子さんが気に入ったのか、番組内で替え歌(『愛はチキンカツ』など)が作られるほど猛プッシュされ、やがて大ヒットへ。

世に出てから30年以上経つものの、ころなかの真っ只中にテレワークで多くのタレントがこの曲を歌ったり、演奏したのも記憶に新しい。

また、ビートたけしさんがかつて車のCMの中で、

「愛は勝つって歌、あったじゃん。あれ歌うやつ、バカにしてたんだけどさ。愛は勝つよなぁ、って最近」

と言っていたのを思い出す。

必ず最後に愛は勝つ。
あまりにもストレートなメッセージで、それこそ小馬鹿にする向きもあるだろうが、愛が負ける世界があってはならない。

ここでいう愛は、恋愛だけではなく、もっと大きな意味での。

愛が勝つには時間が掛かる。
けれども、必ず最後に愛は勝つ

のだろう。

ちなみに、シングル『愛は勝つ』のカップリングは、『それでもふられてしまう男《やつ》』だが、まあそれはそれとして。

愛は勝つが、「永遠の別れ」は避けられない。
だから、生きているうちに愛を伝えなければ。

この曲を作ってくださって本当にありがとうございました。
安らかにお休みください。

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