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似たような料理の違いを知ってイメージを膨らませましょ

ガソリンスタンドでバッテリーの交換のため店内で待っていた時のこと、自動販売機の上にあったテレビではゴーヤとパプリカと豚肉のジョンを作るクッキングシーンが放送されていました。料理の工程を見ながらピカタと似てる~って思いながら。発祥国によって呼び名が変わったり衣の材料や油の種類、食材の扱い方によって料理名が変わります。聞いたことあるけど何だっけーってすぐにイメージできず、オーダーしてからこれがアレねって思うこともあります。お店でオーダーする時、メニューを見てイメージ出来たら今の自分は何を食べたいのかが明確になるから欲求を満たすことに繋がります。どれも比較的簡単にできるのでお休みの日に食べたいものから作ってみませんか。料理の幅が広がり、レパートリーが増えるので今よりきっとおうちごはんが楽しくておいしいひとときになりますよ。

洋食屋さんのメニュー

食べたことがあるものはこの中にありますか。
スキなものはこの中にありますか。
洋食屋さんに行くとこのような名前をよく見ます。



イメージするための比較表

今日の朝ごはんのおかずにゴーヤとなすのジョンをたべました。
素揚げやソテーもおいしい旬の野菜ですが衣をまとうとさらにおいしくなります。

韓国料理・ジョン

スライスした食材に塩コショウをして(しなくてもおいしい)小麦粉をまぶし、溶き卵をつけてフライパンにごま油を熱して両面焼いたもの。韓国では酢醤油で食べるのが一般的。我が家では塩を付けながら天ぷらのようにいただきました。

ゴーヤとなすのジョン。
食材は洗って1㎝ほどの厚みにスライスする。ゴーヤのワタやタネは付いたまま小麦粉をまぶして溶き卵にくぐらせて両面焼きました。
ハマネをかけていただきました。


韓国料理のチヂミは、様々な食材を溶いた小麦粉(日本のたこ焼きの生地のような状態と似てる)と合わせて油で平たく焼いたもの

韓国料理のチヂミと似ているのが、フランス料理のムニエル。
ムニエルは主に魚に小麦粉をまぶしてバターで焼いたもの。小麦粉の状態と油の種類によって風味も味わいも見た目も異なります。

韓国料理のジョンと似てるイタリア料理に由来する西洋料理のピカタは、豚肉に小麦粉をまぶし粉チーズと溶き卵を混ぜた衣にくぐらせてソテーしたもの。

ピカタに似ているのがミラノ風カツレツ。本場イタリアでは子牛肉をたたいて作るものを指しています。日本では豚肉や鶏肉をたたいて衣をつけて炒め揚げしたものが多くみられます。

ミラノ風カツレツと呼び方が似ているカツレツ&カツは、切り身の肉に衣をつけて油で揚げたものです。
平らで薄っぺらい肉に衣をつけて揚げ焼きしたミラノ風カツレツとは異なりカツレツ&カツは、切り身を油で揚げているので肉厚なのです。

カツレツ&カツは油で揚げたもので、フライとの違いはどこにあるのか。フライは日本独自に発展した西洋風料理で、肉だけでなく野菜や魚介類を揚げたもの。
日本料理の天ぷらは、小麦粉と水を溶いて(韓国料理のチヂミの衣より濃度が濃くドロッとしています)魚介類や野菜などの食材に衣で包んで油で揚げたもの。

天ぷらの衣と似ている、フリッターは小麦粉と卵黄とぎゅうにゅとメレンゲの衣で包んで油で揚げたもの。外側はカリっと、内側はふわふわしているのが特徴です。

レシピ本や作り方の中に料理用語として登場するのが、ソテー。フランス語が語源ですが各国の料理用語として使われています。
衣はなし、食材を少量の油で炒めたり焼いたりしたもの。

ソテーと似ているポワレは、魚料理(鯛・舌平目・スズキ・鮭・たらなど)に用いることが多く、適量の油でカリッと焼いたもの。

まとめ

どんなふうに調理したものかイメージすることでどんな料理を食べたいかが見えてきます。
✤食材と食材のカタチ
✤衣の材料
✤油を用いて焼く、炒める、揚げる調理法の違い。
✤見た目と味のイメージ

外食の時も自分で作る時も様々な料理名を知っておくことで、食べる時も作る時も楽しくておいしいひと時に繋がっていくことでしょう。

今朝作った韓国料理のジョン。
今回は茄子とゴーヤで作りましたが、ジャガイモや人参、ピーマンやサツマイモなど季節の食材や肉や魚との相性がいいのでいろんな食材で作りながら楽しみたいです。

今日はどんな料理でココロとカラダと満たしましょうか。









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