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白と黒のドラマーヴァロットン展にてー

ずっと行きたかったヴァロットン展へ行ってきました❗️

いつみても壮麗な東京駅


三菱一号館美術館にて、今月の29日まで開催中です。
当日券も発売されています😊



チラシより。

ヴァロットンは19世紀末に活躍したナビ派の画家です。

中でも彼が制作した木版画は白と黒の斬新な構図で一躍注目されて、当時を代表する画家の一人となりました。

わたしがヴァロットンの絵をはじめて見たのは中学生の時。

大好きな物語、「にんじん」(ルナール著)の挿絵を描いていたのを見て、不思議な絵だなあ。。。と思っていました。


館内は基本撮影禁止ですが、一室だけ撮影OKの部屋があったので、そこで展示されていた木版画をご紹介します☺️

タイトル不明。結婚式かな。
展示室は壁にもヴァロットンの絵が張り出されていました。
犯人が連行される様子を子供が揶揄する光景。
「突風」。ドレスのはためきが。。。日本人には作れないうねりよう。
「暗殺」
「難局」。ヴァロットンは死を描いたものも多いです。
「埋葬虫(シデムシ)」
「埋葬」
ちょっとエドワード・ゴーリーを彷彿させるカットですね。


凝った内装でした。


他にも当時のモードや子供たちを描いた版画も紹介されていました。

「ル・ボン・マルシェ」という高級百貨店の光景。
「婦人帽子屋」
「女の子たち」 かわいい😍
「自殺」

パリの街で起こった日常を描き出すことにも優れ、当時のいい資料にもなります☺️

馬車の事故は頻発していたようです。


「街頭デモ」
当時の服装や身分や職業による違いがよくわかります。
「切符売り場」


パリの喧騒を描いたものの他に、「アンティミテ」という男女の親密な風景を描いた木版画や、第一次世界大戦を描いた「これが戦争だ❗️」という作品も展示されていました。

また、紹介されていた少女たちが水浴をしている光景を描いた蔵書票も愛らしかったです😍


⬆️ミュージアムショップで一枚165円で売られているポストカードは、紙質も凝っていてカッコいい❗️

個人的に最も好きな作品が、写真にある顔のみえない男の絵、「愛書家」。

図録とポストカードの他に、アンティミエの一筆箋もお洒落なのでゲットしました。


ミュージアムショップを出たところに、スタンプコーナーがあったので
ぺったんしてきました❗️

こういうスタンプ、欲しい思った。。。。❤️

想像以上の充実さで行って本当によかったです☺️
黒と白の世界ってミステリーめいた怪しさと、艶かしいドラマが醸し出されていてちょっとドキドキしました。


外観もお洒落。

次回の展覧会は日本の絵師対決だそうです。


今年は上野にエゴン・シーレも来ますね。とても楽しみです。


芳幾と芳年の展示は40日ほどの短い展覧日数となり、三菱一号館美術館は2024年まで改修工事に入り休館するとのこと。

好きな美術館の一つだったのでちょっと寂しい気持ちにもなりますが、
リニューアルしたまたアートの感動を与えてくれる場所を楽しみにしております❗️😊✨✨

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