きゃめろん

管理栄養士・調理師、元給食調理員(保育園・小学校)。 趣味は、料理・ハンググライダー・…

きゃめろん

管理栄養士・調理師、元給食調理員(保育園・小学校)。 趣味は、料理・ハンググライダー・沖縄のこと(エイサー・三線)。 給食調理員退職のあとは事務員やりながら依頼を受けて出張するなどで料理を続けてきました。2021年12月8日、ついに念願叶って自分のお店を開店! 投稿は雑多。

最近の記事

このブリトーは誰のものか

アンズブリトーのブリトーを引き継ぐと決めて、ようやくゴールが見えてきた。 ・それぞれの具材の調理方法 ・それぞれの具材の割合 ・巻き方 ・大量調理の段取り じわじわと全部が完成に近づいて、今回 試食会を行い、自分の中で納得できるラインまで来た。 そして思った。 寂しい。 その感情は期待していたものと正反対で、自分で自分にがっかりした。 完成すれば喜びや嬉しさがあふれてくるものだと思っていたのに、いざ完成が確信できると、寂しさと残念さがある。 ブリトーをたくさん作って、そ

    • 妊娠・出産・子育てが無理だと思っていた私と、頑張ろうと思った私の話

      最近あんまり言うことがないが、子どもが大好きだ。赤ちゃんとか最高だ、めちゃくちゃ顔を近づけて愛でたい。ようやく意思疎通できるようになってきた1歳半くらいも良い、いっぱい会話をしたい。どんどんコミュニケーションが取れるようになっていく様はとても楽しい。 けどそれは、自分じゃない人の子の話だ。自分の子にもそう感じられるとは到底思えない。 その感覚は20代半ばからあって、はっきり認識したのは保育園に勤めていた頃である。要支援の家庭や、保護者が自力で育児をするのが困難なケースをい

      • 川西移住記 きゃめろんはこの土地でついにお店を始めた

        突然 川西に引っ越した。なんで川西?とよく聞かれるし、自分でもなんでだろうと考えてみて、まとめてみた。 ひとことで言うと、「過去と現在が交差する場所だから」である。 1.懐かしい土地のおとなりさん今から10年以上前、阪急宝塚線池田駅に、週1ペースで通っていた。ハンググライダーをやるためだ。阪大のサークルにインカレで参加させてもらっていて、サークル所有のグライダー倉庫が池田駅付近にあった。そこが集合場所だった。車に乗り合わせて鳥取へ行って活動をしていた。 池田駅は川西能勢口よ

        • 夢がある!國屋シナノサンドウィッチカフェのファミリーパックについて

          まず「夢がある」ってどういうことなのかを最初に書いて、あとは他の感想とか商品の説明とか書いていこうと思う。 どんな夢があるのかひとことで言うと、 「おうちで桁違いにハイレベルなサンドイッチバイキングが実現」 これです。 買って帰って、テーブルにならべて、そこから食卓はパーティですよ。置いてるだけで香ばしい良い香りがするカンパーニュに、3種類のソースと6種類の具材。何をどう挟んでも良い。この品数、我が家のおうちごはんでは絶対実現しない。さらにフムスソースとか作れない。き

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          かっぱ食堂キッチンカー店をやってみて

          概要川西市中心市街地活性化協議会さん主催のキッチンカーシェアリングという事業に参加させていただいた。1台のキッチンカーを6組のお店が曜日替わりでレンタルし、川西能勢口駅前の藤ノ木さんかく広場で出店するというもの。期間は、私が参加させていただいた今回(2021年)は9月~11月の3ヵ月だった。 かっぱ食堂は月曜日担当で沖縄料理店として営業していた。 この投稿では、シェアリングでキッチンカー営業を体験してみた感想をまとめたいと思う。 シェアリングという形でのキッチンカー利用につ

          かっぱ食堂キッチンカー店をやってみて

          かっぱ食堂の成り立ち

          どうしてお店の名前は「かっぱ食堂」になったのか。 確固たる自信を持って お店の名前を打ち出したわけではない。1つ はっきりしているのは、私自身が かっぱであるという、ただそれだけである。だから この名前は全く違和感が無い。 「こういう理由です!」とは ひとことで説明できなくとも、この名前になった きっかけは、もちろん ある。 候補とすら言えるか分からないものがいくつか出来上がった段階から、ツイッターでアンケートをやってみたり、ペンギンさんに「どうかな?」と聞いてみたり、まあ

          かっぱ食堂の成り立ち

          肉巻きが苦手な話

          食べるのはわりと好き。でも作るのが苦手。そして嫌な思い出がある。肉巻きを見るといつも思い出す。作るという作業が苦手なのと嫌な思い出は別々の話で、トラウマがあるから上手く作れないとか、上手く作れなくて嫌な思いをしたとか、そういうことではない。 食べるのはわりと好きなので、それだけは誤解なきよう再度申し上げておく。 そんな、食べるのはわりと好きで作るのが苦手で嫌な思い出がある、肉巻き。今日は、嫌な思い出の話をする。(ので、共感性羞恥が強い人はご注意ください。全然ハードな内容では

          肉巻きが苦手な話

          このお店は、空想の場所かもしれないし、どこかに実在するかもしれない。

          お店の名前は、かっぱ食堂。 かっぱの店長がお昼に定食を提供している。定食のメインは日替わり。ごはんは 白米 と 味付き から選べる。小鉢が2つと汁物が付いてくる。 定食屋さんだけど、たまにカレーが出る。カレーはみんな大好きだから、月に2回は入れないと「今月カレーは?!」とお客さんに怒られてしまう。店長は、沖縄そばも出したいと、ひそかに企んでいる。 ティータイムには、季節の果物などを使った気まぐれデザートが存在するらしい。かっぱの店長はコーヒーが好きで、メニューには店長一押し

          このお店は、空想の場所かもしれないし、どこかに実在するかもしれない。

          ケプリのカレーを褒めちぎった感想文

          ケプリのカレーはすごい。ひとことで言うならば、全方向において「ハードルの低さ」が神がかっている。それを列挙してみた。 せっかく褒めちぎるので、万が一にも私の駄文を読んで欲しくなった人がいた時のために、最初に通販サイトのリンク貼らせていただきます。 それでは、5項目に分けて列挙していきます。 1.それっぽい味 家でスパイスカレー作るとして、それっぽい味を出そうと思ったら大変じゃないです?(調理の観点には3項目で触れるのでここでは省略してその他の視点より。) 私などはスパ

          ケプリのカレーを褒めちぎった感想文

          サワラの切り身120切消費したのでまとめ(15種類の料理になりました)

          ※書き上げるまでに2ヵ月くらいかかってしまった…ので、ちょっと時期外れてしまいましたがご了承ください。本に掲載されていたもの以外は、簡単な調理方法を書いてあります!白身魚の調理法に迷ったら、ご参考にいかがでしょう。 昨今、大量のフードロス削減通販が出ている。 その中に、給食のフードロス救済サイトがあった。元給食屋としては、見れば見るほど懐かしくテンションの上がるものばかり。その中でひときわテンションが上がったのが、サワラの切り身である。スーパーではそんなに目立たず陳列の量

          サワラの切り身120切消費したのでまとめ(15種類の料理になりました)

          カメラ好きの友人たちの写真が好きで頼りにしている話

          前記事で、私は自分の容姿を気にかけず生きていて、だから記念撮影が苦手だと書いた。 以前なら写真を見返すということ自体が苦手だったのだけど、今は考え方が少し変わって、写真は記憶のバックアップだと思うようになったことと、バックアップしておきたいくらい楽しい思い出が増えたということで、写真を撮ってもらうのも見返すのも好きになった。集合写真も、見返した時に誰と一緒に遊んだかすぐ分かるし何を話したかなどを思い出すきっかけになり楽しいので、気が付けば「撮りたい!」と言うようにまでなった

          カメラ好きの友人たちの写真が好きで頼りにしている話

          容姿を気にせず生きている自分の話

          私は、自分の容姿に頓着が無い。無い、というか、努めて頓着しないようにしている。 理由は、ひとことで言うと「がっかりするから」だ。 がっかりという感情は、期待外れから起こるものなので、期待をしないことにした。服を選ぶ・髪型を変える・メイクをする。私が容姿に気を配ると、かなりの割合で期待外れが起こる。 期待と言ったって、美しいとか可愛いとか、そういうものを期待しているのではない。そんなものはそもそも最初から期待していなくて、私が期待しがちなのは「イメージどおり」というものだった

          容姿を気にせず生きている自分の話

          業務や家事としての掃除で悲劇が生まれる理由

          掃除が嫌いだ。いや、掃除という作業自体は嫌いではない。 職場での業務、家での家事としての掃除、これが嫌いだ。やりがいが全くない。 理由をひとことで言うと「注意されることこそあれ、褒められることは絶対に無いから」である。 なんかこれだけ見るとなんてヤツだと思われそうだが、説明を加えていってもその印象がくつがえされることは無い気がする。 でもまあ、読んでやってもいいという人のために書いておく。 汚れてるなと思ってキレイにする。これは良い。嫌いじゃない。 この、自発的な行

          業務や家事としての掃除で悲劇が生まれる理由

          桃農家の友人の桃がすごいから聞いてほしい(きゃめろんの料理人・栄養士としての理念を添えて)

          勝手に友人の商品を推薦するぞ!のコーナー!! 桃星農園さんの桃が、注文受付始まってます!気になる方は下記URLからチェックしてみてください。初夏から夏にかけて複数の種類の桃が順番に旬をむかえていきます。この記事書いてる時点では早期注文受付中で割引あり(^o^) https://momohoshi.shop-pro.jp/ 桃星農園店主は、私と同い年(33歳)の若き桃農家! ってまるで私が若いみたいに言ってしまたけれど、33歳って桃農家だと思うとめっちゃ若くないですか?!

          桃農家の友人の桃がすごいから聞いてほしい(きゃめろんの料理人・栄養士としての理念を添えて)

          「ぼくはね、食べようと思ったら野菜を食べられるの。食べようと思わないから食べられないの。」

          友人と遊んできた。この話の登場人物は3人。 元職場の同僚のAちゃんBさんと、Bさんの息子Dくん。 Aちゃんは新婚で、旦那さんが極度の偏食で野菜をほとんど食べないらしい。食べられる野菜は玉ねぎやキャベツなど、ごく限られているとのこと。Dくんと一緒だね~。と、盛り上がった。 するとDくんは言った。 「ぼくはね、食べようと思ったら野菜を食べられるの。食べようと思わないから食べられないの。」 この言葉の意味がさっぱりわからなかった。 Dくんの保護者であるBさん含め、みんな「なん

          「ぼくはね、食べようと思ったら野菜を食べられるの。食べようと思わないから食べられないの。」

          理学療法士さんがすごいので聞いてほしい。

          「宇宙まで行けるエレベーターを作る研究があるらしいんですけど、どうやって作ると思います?」 「アスファルトから生えてくる草はあんな硬いものを突き破るんだから力がハンパないと思うんですよね~」 突拍子がない話題が飛び出す。たまに笑う。私のリハビリを担当してくれる理学療法士さんがすごい。 話が上手い。それだけではない。聞くのも上手い。私の日常やハンググライダーの話などを楽しそうに興味を持った様子で聞いてくれる。しゃべりやすい。 雑談はきっと、患者さんの気持ちをほぐすために積

          理学療法士さんがすごいので聞いてほしい。