かっぱ食堂の成り立ち

どうしてお店の名前は「かっぱ食堂」になったのか。
確固たる自信を持って お店の名前を打ち出したわけではない。1つ はっきりしているのは、私自身が かっぱであるという、ただそれだけである。だから この名前は全く違和感が無い。

「こういう理由です!」とは ひとことで説明できなくとも、この名前になった きっかけは、もちろん ある。
候補とすら言えるか分からないものがいくつか出来上がった段階から、ツイッターでアンケートをやってみたり、ペンギンさんに「どうかな?」と聞いてみたり、まあ他にも色々発信してみて、そういった中で感触を確かめて、「じゃあ かっぱ食堂だな…」と確信を持った段階がある。

アイデアになる前の もよもよとしたものを人に話し、わいわいと盛り上がっているうちに だんだんとイメージがハッキリして、それをもとに形を作っていき、形ができると愛着が湧いてくる。

こうやって、かっぱ食堂は誕生した。

かっぱ食堂という名前だけではなく、私の活動は こういう経緯で形成しているものが非常に多い。

お店のロゴもそうだし、他のところで言えば自作のラインスタンプもそうである。
「こんなんだったら楽しいかも」「それいいよ!」などなど みんなに言ってもらって、思いつきで誰かの口から出た言葉を「それだ!」とキャッチして、実際に形にして、そうやって出来上がっていく。
だから、私の中に最初からあるわけではなく、みんなが一緒に育ててくれて、それが嬉しくなって大切にする、みたいな順番である。
私はきっと、自分でこだわりを持って最初から1人で作り上げることが苦手だ。1人で全部作るのはとても難しい。途中で手が止まって完成しないことが多々ある。でも、みんなと一緒なら、気付いたら出来上がっていることが多い。とてもありがたいし、考えると嬉しくなってくる。

以上が、かっぱ食堂の名前の由来である。

こんな かっぱ食堂の目標の1つとして、ロゴだけでなくお店の雰囲気すべて、できるだけ 手作りのままでやっていきたいというのが強くある。語弊を恐れず言うなら、ふざけた雰囲気を持ち続けたい、とでも言おうか。
かっぱ食堂のロゴの文字は、妹が書いてくれたものである。イラスト部のデザイン原案も、妹が考えてくれた。使用規約を取り決めて許可をもらっているものの、まさかこんな落書きの延長が本当に そのままお店のロゴになるとは思っていなかっただろう。現段階でデザインのプロというわけでもない彼女が作ったものが、デザインとして世に出てしまったのだ。
こんなかんじで、落書きや妄想との境目が曖昧な存在で ありたいと思っている。そうすれば、別にプロじゃなくても好きだったらできる気がしてくる。…ような気がする。
誰かが かっぱ食堂を見た時に「これでやっていけるなら何でもアリやな」と笑ってもらえるくらい、手作りでありつづけたい。

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