見出し画像

サワラの切り身120切消費したのでまとめ(15種類の料理になりました)

※書き上げるまでに2ヵ月くらいかかってしまった…ので、ちょっと時期外れてしまいましたがご了承ください。本に掲載されていたもの以外は、簡単な調理方法を書いてあります!白身魚の調理法に迷ったら、ご参考にいかがでしょう。

昨今、大量のフードロス削減通販が出ている。

その中に、給食のフードロス救済サイトがあった。元給食屋としては、見れば見るほど懐かしくテンションの上がるものばかり。その中でひときわテンションが上がったのが、サワラの切り身である。スーパーではそんなに目立たず陳列の量も多くないが、給食ではメジャーな魚、サワラ!

いてもたってもいられず、購入。

※我が家は大人2人暮らしです

その量、6kg。 50gの切り身が120切。
これだけあるとどんな食べ方しても惜しくないぞ。いろんなメニューに挑戦できる。

サワラまつりだ!!

1食目:チーズ焼き

画像1

お好みで下味の塩をふり、ピザチーズをのせてトースターで15分ほど焼けば完成。パセリでも散らすとそれっぽくなる。手軽さがすごい。

「給食っぽさ」に寄せにいった一品目。もう、まさに、提供していたまんまである。スチームコンベクションオーブンいっぱいに並んだサワラが目に浮かぶ。

2食目:フライ

小麦粉+塩+水のバッター液にくぐらせてパン粉まぶして揚げる。というスタンダードなやつ。

「どう見ても給食やないか!」と思ったけど、実は給食でサワラのフライ作ったことない。フライにする魚はホキとかが多かったし、スタンダードなのよりアーモンドフライ(パン粉の代わりにアーモンド)とかが多かった。

けれども、揚げている時の気持ちは間違いなく給食だった。どんどん付けてどんどん揚げる。集中している間は苦にならない。調子に乗っていっぱい揚げて、この日に食べる以上の量を作った。てことで次のメニューができあがる。

3食目:フィレオフィッシュ風

食パンにマスタードを塗り、パプリカ・キャベツといったありあわせの野菜と一緒にサワラフライをサンド。

いつもならフライなんて必要なぶん揚げたら終わってしまう。そんなにたくさんの魚を買えない(買わない)し、余分に揚げておいてさらに加工して、など、する余裕ないから。なのでこのメニューはまさしく「給食のサワラ」のおかげ。

4食目:パスタ

ペペロンチーノの要領で、ニンニクをオリーブ油で炒めてそこでサワラを焼き皿に移しておいて、空いたフライパンでスナップエンドウを炒める。あとはゆでたパスタと合わせて完成。サワラを上に乗せると狙った感じが出る。崩しながら食べると食べ応えがあって良い。

余談ですがパスタはお湯1リットルにつき15g(大さじ1)の塩を入れてゆでると、パスタ本体にも味がついて具材との馴染みがバツグンになり、ええ感じに仕上がります。知ってる人多いとは思いますが…

5食目:利休焼き

みりん・醤油を合わせたものに漬けておき、卵白にくぐらせてゴマを付けて焼く。オーブンだと170℃で15~20分くらい。

これは給食ではやったことなかったけど、ゴマみそ焼きならある。利休焼き、前からやってみたかったのだが、今回が初挑戦だった。

この日、1日3食サワラ食べたんだな…よほど嬉しかったに違いない。

6食目:梅焼き

みりん・醤油・刻んだ梅干しを混ぜたところに漬け込みで、焼く。要領は利休焼きとほぼ同じ。皿に盛ったら上から大葉。

また給食に寄せた一品。大量調理では非加熱の食材はほぼ使えないのもあって、大葉は漬け込みの時に一緒に混ぜてた。家庭料理だから叶う改良。

7食目:ムニエル

画像2

塩こしょう・小麦粉をまぶしてフライパンにバターを溶かして焼く。

これもホキでやってた。なつかしい。
スチームコンベクションオーブンでやってたけど、ムニエルを大量調理するのは なかなか限界を感じた。フライパンで焼く方が加減がしやすくて美味しい。ということで、家庭料理向きな気がする。

この辺で「サワラはやっぱり油との相性がいいなぁ!」と実感する。

8食目:石狩鍋風

画像3

昆布だしで炊いて、仕上げに みりんで溶いたみそを入れる。バター入れるの忘れて何やってんだかわからん感じに。。。
具材はサワラの他に、だしを取り終わった昆布を細切りにしたもの・豆腐・もやし・キャベツ・チンゲン菜・くずきり など。冷蔵庫にあるものを入れた味噌鍋だな。

悪くはなかったけど、昨日のムニエルが美味しすぎた。

9食目:みそ焼き

みそをみりんで溶いたものにサワラを漬け込んでオーブンで焼く。みりんの割合は、漬け込みやすいかたさになる程度。

これまた簡単で定番のもの。白みそで西京焼きとしてよく提供していた。オーブンの鉄板にサワラを並べていると、すごく既視感がある。
私の中では、サワラがあるならこれをやらねば始まらないメニュー。このサワラまつり中に必ずやると決めていた。ずば抜けて美味しいわけじゃないけど、好き。

ツイートが誤字っているのは見なかったことにする。。。

10食目:マリネ

サワラに片栗粉を付けてオリーブ油で揚げ焼きにして、マリネした野菜をのせて漬け汁をかける。
マリネの漬け汁はレモン汁と砂糖が同割、塩少々。南蛮漬けなら酢:砂糖:醤油で同割で作る。

南蛮漬けが普通に好きなので、これも美味しくいただいた。洋風で作ったのは初めてかも。
かつ、これは給食ではやっていなかった。作業量的に一品増えるレベルなので難しかったのが一因。けど家で作るなら野菜がたくさん食べられて良いし、そのぶん一品減らすなどテキトーにできるので良い。てことは、これも家庭料理向きかも。

11食目:トマト煮→チーズで味変

画像4

玉ねぎ・ズッキーニ・かぼちゃ・マッシュルームなどと一緒に少量の水とコンソメで煮て、やわらかくなってきたらトマト缶を入れ、軽く煮込んで味を調える。

トマトの酸味がある加熱調理は実は私の弱点で、本当に味がわからない。。なんというか、塩味をどれくらい付けるとちょうどよいのかが迷子になってしまう。みりんや砂糖で甘味を足して味見をすると、わかるようになる。けどあんまり甘くしてしまうと好みが別れやすくなるので最近は控えている。で、結局どっちつかずなぼんやりとしたものが出来上がってしまった。。

画像5

箸が進まないので、チーズを乗せて焼いてみた。これならいける!トマトにはチーズ。ハズレが無い。

12食目:酒蒸し

オレンジページ、よく見るのですが、こんなにも在庫とぴったりハマるのはうれしい。家にあるものだけできた。しかも美味しい!油と合うと言ったばかりだけど、蒸し料理でもこんなに美味しくなるのか。
まあツイートのとおり、付け合わせの汁物で事故を起こしておりますが…スープ辛かった。。。

​13食目:かば焼き

サワラに片栗粉をまぶして油をしいたフライパンでパリッと焼いて、みりん:醤油=1:1で合わせたものをとろみがつくまで煮詰めたものを刷毛でぬりながらさらに少し焼く。醤油の香ばしいにおいがしてくるくらいが好き。

蒲焼といえば、うなぎがダントツの知名度でしょうか。給食では、さんまで作ってた。サワラで作ったのは初めてだったけど、美味しかった。比較的、どんな魚でも合う気がする。鯖でやってもよさそう。

14食目:フィッシュ&チップス

ビールと小麦粉を混ぜた衣をつけて揚げる。素揚げのポテトとタルタルソースを添える。
結構好きなのに、自分で作るのは初めてだったし、お店でもあまりみかけない。出してるお店に行かないからだと思うけど…
いやはや、これはぜひともレパートリーに加えたい。この日は大満足な夕飯だった。

ラスト15食目:チェブジェン(アフリカの炊き込みごはん)

さとうとう最後です。ここまで見てくださってビックリしてます。ほんと、ありがとうございます。
これだけの量のサワラ、せっかくなら全然やったことないメニューにも挑戦したいと思っていたところ、またしても素敵レシピにお目にかかったので、シメの1品として作らせていただいた。
が…ツメが甘い。ちゃんとトマトピューレ使ってみればよかった。。。でも美味しかったし、次の機会にはリベンジしたい。

ということで、全部で15品のサワラ料理になって6kg完食!!

めちゃくちゃ楽しかった。飽きるかと思ったら全然飽きなかったし、業務スーパーでも冷凍サワラお手頃価格で売ってるのみつけたし、またそのうちサワラ料理したい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?