“おっちゃん”に手を差し伸べる川口加奈さんに“おっちゃん”は感動した
今回は、14歳で”おっちゃん”と出会ってから15年考え続けてやっと見つけた「働く意味」(川口加奈 著)の読後メモを綴る。
この本を読むことにしたのは、自分らしい単純なきっかけである。
テレビで観て感動したから( ;∀;)
例によって感化されやすい私は、ホームレスのおっちゃんのために支援を続ける若者の姿に刺激を受けた。
要約は後段に記載の通りだが、14歳でホームレスの炊き出し支援をしたことをきっかけとして、“がんばれない理由があるおっちゃん”のために尽くし、大学生でNPO法人を立ち上げるまでに至る。
言ってみれば「起業家」の川口さんであるが、その印象は自分の想像するエネルギッシュな起業家のイメージと異なる。(勝手なイメージであるが)
何か、とてもフツーで自然体(@_@)
その取り組みや志に感動するも、ガツガツしてないというか、何とも自然体な川口さん自身に興味を持ち、書籍を探し購入してテレビでは紹介しきれていない彼女のヒストリーを純粋に知りたいと思った。そして購読後の感想…
やはり思いは熱い🔥
見た目から自然体に感じるだけで素晴らしい夢を持っている。
川口さんを行動に突き動かす情熱・エネルギーの源であろう。
失敗しても立ち直れる社会をつくる
これが川口さんの夢であり、「働く意味」なのである。
自分自身は、転職活動を思い立ってから社会的弱者を対象とした就労支援の仕事を探していた。きっかけは、やはり読書からである。
「がんばれない人」は「自己責任」の名の元で置いて行かれる社会。
自分が何かできることはないか?と考えたのがきっかけだった。自分自身が企業で採用担当で障がい者雇用をしていたこともあり、自分の経験・スキルとやりたいことが重なったと考え「障がい者の就労支援」を事業としている会社を応募してみた。スキルアップもしようと、キャリアコンサルタント養成講座の受講も開始した。
が。。。転職活動では惨敗
年齢的なことで転職活動に苦戦したことは間違いないが、自分は少し急ぎ過ぎたのかもしれない。本を読んで社会課題を知る⇒社会的弱者を救いたい⇒就労支援の仕事を探す、というストーリーは単純すぎたと痛感した。
川口さんは試行錯誤の結果、15年を経てようやく「働く意味」を見出した。社会を広く鳥瞰し、もっと勉強して、もっと色々な経験をして自分のやりたいことを考えなければならない、と20歳以上も年下の女性から学んだ。
自分には情熱も勉強も経験も足りない😢
でも悲観することではない。“おっちゃんの私”の挑戦は続くのである。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
8月からは新しい会社で研修を通じ「グローバル人材育成」を行うことになりました。50代後半の転職ですが、これが最後の仕事と考えてはいないので、引き続き自分にとっての「働く意味」を模索していきたいと思います。
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