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日々の徒然なること

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日々感じたことを自由に書いたエッセイ
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#仏教

無常を腹に落として執着で遊べ!

無常を腹に落として執着で遊べ!

今までの自分のnote記事を見返してみて何が言いたかったのかということが朧げながら見えてきたので総括的な記事を書こうと思う。
私が言いたかったのは、仏教の一番の核となる思想、「無常」という一点に尽きる。無常=いかなるものも永久に存在する本質というものをもっているわけではない。

無常=空
ブッダの一番弟子であるサーリプッタが「空に住する境地」でおりました!と報告したところ、「みごとだみごとだ!偉大

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正確な無知の知

正確な無知の知

この世界をわかった気になっていることってないですか?
いまの日本とか、いまの世界とか、自分なりにこんな風に捉えていますというのは人によってあると思うんですが、それ自体を疑った方が良いということに最近気づきました。

私なんかは、今の権威的なものが崩れて欲しいという願望みたいなものがあり、それをもとに世界を見ようとします。そうすると今の世界はあたかも崩れていく直前であるかのように思えてきます。その根

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鯰の上に建てた大伽藍

鯰の上に建てた大伽藍

江戸には鯰絵というものがあって、地下に住む鯰が暴れると地震が起こる。江戸時代には安政江戸地震1855年に起こっており、死者は少なく見積もっても6千人いたそうである。その後の関東地方の地震では、防災の日になっている関東大震災が1923年9月1日に起こっている。関東大震災では死者なんと10万人。今年でちょうど100年である。地震の周期はわかないけれど、いつ大都市東京を震源とする首都直下地震が起きてもお

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静から動へ

静から動へ

実に慧眼である!

下記の養老孟司さんの動画にて目から鱗が落ちた。

それは養老孟司先生の子どもだったり自然だったりを捉える確かな眼である。彼らは実に動的で変化していく。こうやって書いている間も目まぐるしく変化していく。おおよそ世の中というものの実体というのは、このように変化していくものである!!養老孟司先生は、インターネットにあるものは静的であると論じておられた。私は初めはその意味を掬い取れてい

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虚構に満ちた世界

虚構に満ちた世界

私が思っている思想や理念がある。その思想に沿った事実を探そうとネットサーフィンをしていると、そんな私におあつらえ向きのニュースがたくさん表示される。そのニュースに寄って私の思想は益々強化されていくが、それが虚構のニュースだと気づくのはだいぶ後である。

これは私の一例に過ぎないが、インターネットの普及によって誰でもスマホを持って自分の思想や理念、それもかなり歪んだ形の思想を強化していっている。自分

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別冊太陽「河合隼雄」を読んで

別冊太陽「河合隼雄」を読んで

暑さも酷いもので、こんな暑い日は家の中で冷房効かせて読書なんかしているのが一番と思っていますが、なにか今感じていることをつらつらと書き連ねてみようと言う気になりましたので、そんなどうでも良い雑感にお付き合いいただく殊勝な方がおられましたら読み進めてみてください。

最近、私の大好きな河合隼雄さんの雑誌が刊行されまして読んでおりましたら、とても気になる一節が出てきました。

ちょっとグサりときました

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