002ニギハヤヒ(大歳)と天火明命(五十猛)は、大海祇神系譜スサノオの子で異母兄弟。前者は、母系タカミムスビ神(皇祖神)、後者は大山祇(阿多)神系譜(愛智神話)。熱田(阿多)神宮がある濃尾は、大山祇(阿多)神族地。だから、母系にその血筋を持つ天火明が中心神となる。
062<天照国照彦>天火明命の実像に迫るには、日本書紀より古事記、記紀より先代旧事本紀、同書よりホツマ伝、同伝より海部氏勘注系図、同系図より天火明命直系口伝に基づく体系的な【愛智神話】系図。この系図で、海彦・山彦、天照大神、彦火火出見尊、宗像三女神、ニギハヤヒの実像も写出される。
052濃尾の古代像は記紀では描けない。濃尾主神はスサノオと天火明命。記紀は、スサノオを乱暴者扱いし、天火明命については誤解を生む(ニニギ子;火照命と混同)説明。先代旧事本紀は天火明命を物部祖神と(背乗り)する。だから、海部氏勘注系図、ホツマ神系図、愛智神話系図に依る必要あり。