◆この世界という書物の記号を読み解きながら生きる「記号人間」(佐藤信夫)たる私たちは、作り示すモノの意図に逆らって「逆なでに読む」(C・ギンズブルグ)方法を身につける必要がある。押し付けられた諸項の接続秩序(分節体系)を自身のそれで切り結び返すことに、自由と創造の鍵が潜んでいる。
◆諸方策 分節:諸項の新生的切り結び 細部:個別性に宿る内包 範型:異化と類推 徴候:未知項の探求 範列統辞:虚世界への視線 *これを可能とする個の確立、これを支える私淑性・友愛性、これを支える諸基盤、これを織り成す自然と人工.前提たる無限の内包を有する流動して止まない現実.
◆「小さな問題も大きな問題も、すべてはつながっているのですから、なんの予想もなんの期待ももたず、白紙の態度で研究を根本から始めても、幸運にさえ恵まれれば、まったく地味な研究からでも大問題の研究への糸口がひらけてきます」(フロイト『精神分析学入門」33頁)。神は細部に宿れり。
◆どう読んでいくか。「ある厳格な尺度を導入すると、その尺度にはずれるものは見えなくなってしまいます。そこで私は顕微鏡的視点の導入を考えたのです」(C・ギンズブルグ「歴史と想像力」現代思想 1986.14-12.p48)。これにより、一般化されていた認識を揺るがせることができる。
◆認識の時点と推論の方向.現在の時点に立って、現在の認識において、過去を推論し、あるいは未来を推論する。過去の時点に立って、その時点の認識を仮定し、そこから大過去を推論し、あるいは現在方向の未来を推論する。未来の時点に立って、その時点の認識を仮定し(以下同様)。認識主体の別等も。
名子役が役者に疲れてくると、なぜかみんな同じ顔になるの ああもうむりなんだな・・・ て思ってると休業に入る ウク大統領にその徴候が見えて これからますますつらくなっていくんだね 役者は辞めれる休める 大統領はどうなんだろう