50_外傷の病態生理学・外傷の現場活動【救急救命士国家試験対策】
国家試験定期試験出題内容のまとめ
外傷の病態生理学・外傷の現場活動
1. ショックの生理的反応
心拍数と心収縮力の増加: ショックが発生すると、交感神経系が活性化し、心拍数が上昇し、心収縮力が強化されます。この代償機能によって、全身に血液を送り出し、循環機能を維持しようとします。
交感神経系と内分泌系の作用: アドレナリンやノルアドレナリンが放出され、血管収縮や心機能の向上が促進されます。同時に、内分泌系では、アルドステロンと抗利尿ホルモン(ADH)がナトリウムと水分