ワタナベ シンイチ

鍼灸あん摩マッサージ師、ヘルスキーパー(企業内理療師)、53歳の酒好き、痛風発作2回、…

ワタナベ シンイチ

鍼灸あん摩マッサージ師、ヘルスキーパー(企業内理療師)、53歳の酒好き、痛風発作2回、元リラクゼーション企業役員、ずっと埼玉県三郷市在住。

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視野が狭くなるとか、広がるとかのこと

緑内障という病と付き合ってく中で 最悪は失明ということになるんですけど、 ワタシの片方の右目は失明していて、 もうこの文字面の通りで「明かり」を「失う」ってやつなんです。 「見えない」だけじゃなくて、 ワタシの右目の前にちょー強い光線をペンライトで当てられても、 なんともないというか、わからない。 それは、おでこにペンライトを。 ってことと同じで、光がわかりません。 左目の方は視力もあるし視野もあります。 でも、視力も弱まってたり、 視野も狭くなっちゃっててで、 いわゆる失

    • バンバンクラブでの体験

      昨日、代々木公園を走ってきました。 バンバンクラブという会への体験参加。 障害があることで1人で走ることや歩くのことが不安だったり困難だったりな人たちを 伴走・伴歩してくれるクラブで、 略してバンバンクラブなんだそう。 ありがたくて素敵な会です。 昨日は体験ってことでしたが、 今朝、早速、入会しました。 距離やペースは個人個人のそれぞれでバンバンしてくれます。 ワタシは周回1.78キロの代々木公園を5周してきました。 ちょっと風は強かったですけど、 晴天の青空の下で公園の

      • 完走【かんそう】

        「きみのブログ、たまに読んでんだけどさ、」 「あんだけ言ってんだから、」 「結果っていうか、顛末とかって書いた方がいいんじゃね?」 酒が飲めるようになった頃から30年以上、 濃い〜お酒を安〜く飲ませてくれる居酒屋「よね」のカウンター席で、 よねさんの歴史と同じ期間で酒を酌み交わす仲である友人は、 笑いながらワタシに問いかけます。 「そ、そうね。」 と答えてウーロンハイをごくりとやる昨晩のワタシ。 そして、 どう書いたら良いもんだかと悩みながら、 ふんわりと書き始めた今の

        • 自己満足【じこまんぞく】

          ヘルスキーパーとして働くワタシの部屋に オープン当初は月10回以上、最近はほどほどに月4回くらいで マッサージを受けに来てくれる常連さんがいて、 常連という名にどうも釣り合わない30歳手前の彼は 体脂肪率7%を目指してる青年なんです。 目指すというより目安にしてると言った方が近いかもしれません。 なので、 筋トレも有酸素トレもゴリゴリとコツコツとやってて、 当然に食事にも注意が払われてて。 ワタシとは年齢であれば親と子ってほどに違うし、 体脂肪率はワタシが豚バラなら、 彼は

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        視野が狭くなるとか、広がるとかのこと

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        • ココロの眼
          8本
          ¥500
        • ワタシの大切なボク
          10本

        記事

          人と自分を比べない生き方って?

          先日、八代亜紀さんが亡くなったというニュースを目にして、 (へ?) って思い、享年73歳ということを知って、 (早いなぁ。) って思い、急速性間質性肺炎という病名を知って、 (急速性の間質性の肺炎か。。) と学校で学んだ知識の引き出しを開け閉めしたりしながら、 (やっぱり早いよなぁ。) そう思いました。 53歳のワタシからは20個上の先輩。 先輩と言っても別に知り合いってわけじゃありません。 ただ、最近は有名人の訃報がいちいち自分に近いんですよね。 近いから、ブスッとではな

          人と自分を比べない生き方って?

          年末の戯言

          生まれた時のワタシは多分言葉は知らなくて、 身近な両親の使う言葉を少しずつ理解するようになり、 そしてそのうち自力で言葉を発するようになって、 その言葉を文字という形で表現する仕組みを通して、 誰かと文字でコミュニケーションを可能にする道具というか術みたいなものを身につけたんだろうって 思います。 そうやって2Bの鉛筆を力いっぱいに握って手汗でノートをぷよぷよにして文字を書く練習をしてた頃から 何の気なしに文字を読んだり書いたりしてるわけなのですが、 ふと、 ふとした瞬間に

          インフルエンザと車寅次郎と渥美清と

          インフルエンザに罹っちゃいまして。 や、正確にいうとまだ罹ってて。 ご予約いただいてたお客様にお断りなんぞをさせてもらって、 自宅の寝室に篭りきっての療養はいよいよ今日で5日目。 会社を休んで関係者の方々にご迷惑をかけたりとか、 家族にも多かれ少なからで迷惑かけてるとか、 四方八方に「申し訳ない」って頭を下げまくりたい気持ちなんですけど、 少々としんどかった熱も2日目の晩には下がってから、 療養の目的がウイルスを撒き散らかしてはならない、 という段階に入ると大した不調なんか

          インフルエンザと車寅次郎と渥美清と

          オープンから6ヶ月

          「今年もいよいよ12月なっちゃいましたねぇ。」 「しっかし、早いもんですよねぇ。」 「こないだまで桜が咲いてたような、なんてのは言い過ぎですかね。」 「てへ。」 なんて、ありきたりな会話の入り口から 銀行本社の社員さんのマッサージを担当するようになって、 6ヶ月が経ちました。 ベタですけど、 (早かったなぁ) って思います。 高校球児だった時の夏休み、 お盆休みさえもない練習漬けの1ヶ月ちょっとは (長かったなぁ) って思いまくりました。 あの1ヶ月よりも、この6ヶ月の方が

          オープンから6ヶ月

          20,000円の授業料

          (絶対にやらかす) そうわかっているのに、 ちゃんとやらかすことってありませんかね? 今日はゴリゴリの白シャツを着てます。 そんな日にカレーうどんを注文する、 みたいなやつです。 あいつの危険性については大小の跳ねジミを喰らわされた失敗を積み重ねてきて、 大小の痛みを覚えてるはずなのに、 (今日はちゃんとやれる。) (過去の失敗が今日の成功を約束させる。) カレーの誘惑で理性が拐われてることはウスウス気づきながらも、 今日は絶対に勝つとしたギャンブラーの理屈で彩りを添えてコ

          みんなのハロウィン

          (ハロウィンか) ってのを認識するのは、 以前だったらなんとかポリスとか、 今では区長さん自らが我が街には来るなってアピールしてみたり、 渋谷という象徴的な場を中心にしたニュースを耳にするからであって、 10月も末に近づいてきたぞってことで、 カボチャの中身をほじくり出して気味の悪い笑顔のカボチャにしちゃうとか、 子供に配るお菓子を準備するとか、 したことございませんというワタシには、 ハロウィンとやらはどっかで視点がナナメってて、 北千住で人気だという立ち飲み屋はスマホにメ

          みんなのハロウィン

          「はじめてのおつかい」みたいなココロの体験

          まごつくことも想定して神田の飲み屋をを気持ち早めに後にして、 宇都宮までの最終電車を逃してはならないと上野駅へ。 案の定でまごついてるワタシの腕につかまっているのは 宇都宮でリラクゼーションと障害者就労支援の会社を経営している全盲の社長さん。 白杖を持った男2人が繋がってキョロキョロと歩いてる絵面は、 なかなかレアな光景でしょうが、 視覚障害者の世界に舞い降りたワタシにとってはよくある光景になりました。 全盲という障害を抱えながらであっても、 それがハンデだとは感じてないかの

          「はじめてのおつかい」みたいなココロの体験

          「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」に行ってきました

          10月8日の日曜日、 ダイアログ・イン・ザ・ダークに行ってきました。 こちらのホームページによるところの説明では、 こんなところです。 ↓ 「ダイアログ・イン・ザ・ダークは、視覚障害者の案内により、完全に光を遮断した”純度100%の暗闇”の中で、視覚以外の様々な感覚やコミュニケーションを楽しむソーシャル・エンターテイメントです。 これまで世界47カ国以上で開催され、900万人を超える人々が体験。 日本でも各地でオリジナルイベントが開催されています。」 純度100%の暗闇の

          「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」に行ってきました

          ワタシ「ヘルスキーパーやってます。」

          「ワタナベさんって今なにやってんの?」 そう聞かれると、いろんな答え方があります。 「サラリーマンやってます。」 でもいいし、 「マッサージ師やってます。」 でもいいです。 「相変わらず、酒飲んでます。」 ちょっとトリッキーですけど答えになってないこともありません。    「ヘルスキーパーやってます。」 これがワタシなりには最もしっくりくる答えなんですけど、 相手にはちょっとわかりずらい。 「ヘルス、キーパー?」 ってオウム返しで数センチ首を傾げて数ミリ顎が前に出てきて、

          ワタシ「ヘルスキーパーやってます。」

          ワタシの顔

          ワタシの視力(見え方)を説明するのは未だに難しいのですけど、 なるべくで簡単に言うなら、 結構な曇りガラス越しな世界と言うか、 きったないクリアファイル越しの世界と言うか、 白く濁った水の中に潜ってるような世界? やっぱり簡単ではないのですが、 結構とぼんやりと曇ってるわけでして。 それを皆さんにも体感してもらおうってことで、 ワタシの見え方メガネなるものを作成してみるとしたら、 失明してる右目の方はひと筋の光さえ通さない真っ黒な石のレンズ。 左目の方は曇りガラスのレンズにに

          「事実というものは存在しない。存在するのは解釈だけである」

          「事実というものは存在しない。存在するのは解釈だけである。」 って女性お笑いコンビのニッチェが言ってるみたいで。 や、ニッチェじゃないっすね。 ニーチェって人だそうです。 ニーチェさんと言えば、 ①人気YouTuberのニーチェ。 ②韓国の新人アイドルグループのニーチェ。 ③ドイツの哲学者ニーチェ ④ベトナム発祥でニューヨークでバカ売れしてるスイーツショップの店長さんのニーチェ。 ⑤サッカーのアルゼンチン代表監督ニーチェ。 どのニーチェさんが言ったかなんて事実は存在しないの

          「事実というものは存在しない。存在するのは解釈だけである」

          視覚障害者(53歳)のバランス感覚

          職場から駅までの帰り道、 ちょっと不思議な体験をしました。 「どちらまで行きますか?」 と声をかけてくれたのは、声の感じからしてワタシより年上の男性。 「あ、神田駅までなんですけど、この道は慣れてるんで、大丈夫す。ありがとうございます。」 と答えたのは、ここんとこ陽が短くなってスマホ歩きなどされてる方を自分で避ける能力が乏しいのを実感して 歩きながら白杖で軽く地面を叩いて、 ここに視覚障害者歩いてますよと音のサインを発するワタシ。 「あ、そう。あ、はいはい。」 とサポート

          視覚障害者(53歳)のバランス感覚