『刈田道たった一人で老いてゆく』亀山こうき 稲の収穫を終えた田のこと。牧歌的な田園風景でもあるが、どこか寂しさも感じられる。死ぬことは怖くない。一人ぼっちで老いていくことが怖い。誰かと人生の喜怒哀楽を共有できないことが、死ぬことよりもはるかに恐ろしい。 (季語刈田・晩秋)