音楽と社会

コンサートに行くという体験

音と空間の関係性について、引き続き考えています。コロナ禍になり、コンサートに通わなくなって久しい今日この頃。「コンサートに行く」という体験がどういったものだったのか、考えてみました。

音を聞く、という意味では、昨今の配信でも同じ体験を享受できていると思います。でも、何か足りない。何か埋められない穴がある。そう感じるのはどうしてなんだろう。

それって一つは、「コンサートホールやイベント会場に足を

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【jwcm】2020年の活動報告と2021年の抱負、ご寄付のお願い

2018年に行った中堅女性作曲家サミットを機に、わたしたち女性作曲家会議(jwcm)は活動を始めました。2020年は計画していた大規模シリーズ企画がキャンセルになったり、その代わりにオンラインシリーズが始まったり、大きな変化があった一年でした。この記事では2020年の活動振り返りや2021年に計画していること、そして寄付についてまとめます。

塩見允枝子短編ドキュメンタリー『Shadow Piec

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ダイアローグ: Arts and Women【音楽家と社会】①

かつて影なる場所で息を潜めていた⼥性アーティスト。それは果たして本当に過去のものなのか?⼥性アーティストと社会をテーマに始まったシリーズプロジェクト「ダイアローグ:Arts &Women」。初回はjwcm共同代表の渡辺裕紀⼦(作曲家)をホストに、EGSA JAPAN(芸術におけるジェンダー/セクシュアリティ教育を考える会)のメンバーであり、舞台芸術関連アーティストの分析をライフワークとする社会学者

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Les Plaisirs de Versailles

Les Plaisirs de Versailles ; Théâtre et musique
Philippe Baussant avec la collaboration de Patricia Bouchenot-Déchin
Edition Fayard, Serie “ Les chemin de la musique “
ISBN 2-213-59657-3 ;1996年12月刊

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バロック音楽だけではなく

ヴィオラ・ダ・ガンバ弾きの中山真一です。日本に帰ってから10年過ぎて、少しは日本になじんできたかと思ってます。

もう長いことバロック音楽やルネサンス音楽を演奏する人間として過ごしてきて、そんな中でいろんなことが溜まって(貯まって?)きてます。そういうものを少しずつ流出させていこうかと。

音源とか文章とか、ただ手元に置いといても仕方ないからね。ヴィオラ・ダ・ガンバ関係、対位法のいろんなこと、バロ

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報道人に思うこと。RADWIMPS 新曲“PAPARAZZI”

三年ほど前に、乗っていた新幹線が吹雪の中で立ち往生し、半日に渡って閉じ込められたことがあった。もう車体が動かせないから、この先はバスで移動する、新幹線を降りてくれというアナウンスが入った。自分は携帯をいじる習慣がなかったので知らなかったが、窓の外では大きなニュースになっていたらしい。他に乗客に続いて、外に出ようと足を踏み出した瞬間、カメラのフラッシュが光った。なんの覚悟もしていなかったので、雪で作

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♡Lovely thanks♡
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ムシカ・フマーナ

この2ヶ月は、父の看病にのめり込んでいました。

父と私の間をつなぐものは、音楽でした。父は、もともと音楽に馴染んだ人ではありませんでしたが、閉ざされた感覚と痛みと飢えと強度のストレスの中、かろうじて音楽がコミュニケーションのツールになったのです。それは、お互いに不器用なものでしたが、ムシカ・インストゥルメンタリス(楽器の音楽)だけではなく、それを超えて、ムシカ・フマーナ(身体の音楽)そしてもしか

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てれてれ。
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