去ろうとする相手の腕をつかんで引き止めるシーン。韓ドラでよく見る。このままグルンと回して抱きしめたり、後ろから抱きしめたり。このムヨンは引き止めたけど、どうしたいか分からなくて手を離してしまう。自分で自分に戸惑っている手だけの演技が素晴らしい。目も手も、口ほどにものを言わせる人。
味方を探す旅だろうか、生きてるってのは。自分を(ほぼ)全面的に受け入れてくれる誰か=味方がいればなんとかやっていける気がする。友だちも気の合う同僚も配偶者や子どもでさえも、時には争い事もあるけど、それも含めて私の味方をしてくれる人生のメンバー。おかしな奴だな、と思われてたとしても
韓ドラ秋のキス祭り。いま1番美しいキスをする男=ソイングクの「空から降る一億の星」。唇がキス用なのか?というくらいきれいな形。切ない目と危うい行動のムヨン。そっちに行ったらあかんで!まっすぐ生きて!と思うけれど。ひとすじの光のようなジンガンとの恋が彼を照らせばいいけれど。
なんて眼をするんだ、ソイングク。「ショッピング王ルイ」のときのニコニコ可愛い男の子から「空から降る一億の星」の誰のことも好きにならないようなムヨンの瞳。背筋が寒くなるような危うさを感じるのに、目が離せない。今は早くその圧倒的な孤独な眼の中に、愛が宿る瞬間を見たい。