すあまちゃん

東京と神奈川の境界で育ってきました。食べものとサッカー、音楽が好きです。韓国のドラマを…

すあまちゃん

東京と神奈川の境界で育ってきました。食べものとサッカー、音楽が好きです。韓国のドラマをよく観ます。

マガジン

  • 喜怒哀楽ドラマ沼暮らし

    食事するように、浴びるように、日々コンテンツを吸収して生きています。ただただ、好きなテレビドラマ(もっぱら韓国ドラマ)について自分用の記録として綴ります(たまに映画なども)。 ★★★★★+ 個人的に沼 ★★★★★ 誰にでも勧められそうな良作・名作 ★★★★+ 面白かった ★★★★ 何かしらよくできてる ★★★+ 個人的にそこまでじゃないが語るポイントあり

  • 個人的ごちそう暮らし

    自分にとってのごちそう、好きな食べもの、そのほか食べることについて綴ります。

  • 街めぐり写真暮らし

    自分の好きな場所で撮った何でもない写真を残していきます。

  • 日々妄想プレゼント暮らし

    プレゼントをあげることが好きで、日々プレゼントに良いものを探しています。

  • ゆるゆる奥沢暮らし

    東京と神奈川の境目、自由が丘と融合しながらも多摩川のような穏やかな時間が流れるエリアに暮らす日々を淡々とまとめます。

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心にざっくり刻まれる「沼」が深い韓国ドラマ18本

いろいろと韓国ドラマを観ていて、特に最近の作品は平均値が高いというか、ものすごいスピードでたくさん制作されているにも関わらず、いずれも基本的に面白いなというのが驚きでもあるのですが、中でも特に「ハマったなぁ〜」という実感の深かったドラマを、今後の自分の振り返りのためにリストアップします。 恋はチーズ・イン・ザ・トラップ(パク・へジン、キム・ゴウン、ソ・ガンジュン)ある意味、最初にハマったのはこの作品でした。パク・へジンとキム・ゴウンの演技による魅力、キャラクターや人間関係の

    • 「アンメット」 - つくり手の想いに心揺さぶられるエポックメイキングドラマ

      ★★★★★+ たまたま放送開始の少し前にfox capture planのライブを観て、そこで彼らが劇伴を務めるというこの作品を知ってなんとなく観始めたのですが、日本の地上波のドラマで、こんなにも夢中で観てしまい、心が震える作品は本当に久しぶりでした。ひとつ残さず行き届いた質の高さに感嘆してしまう、という意味ではもしかしたら初めてかもしれません。役者、脚本、音楽、映像、演出…すべてに魂が籠もっているのが毎話伝わってくる感動に感謝したくなる、そんなドラマでした(韓国ドラマだと

      • 生きること死ぬことを静かに想う邦画3本

        映画というのは2時間ほどの尺に凝縮したコンセプトを煮詰めていくような、独特のコンテンツだと思います。焦点距離が短いほど物語以上にテーマが濃くなるというか。中でも私は昔から何かと「死」を扱った映画に惹かれるところがある気がして、その観点で記憶に残っているものを備忘録として書き出してみます。 湯を沸かすほどの熱い愛(中野量太 / 2016)双葉は1年前に夫が家出して、ひとり奮闘しながら娘を育てています。家族で営んでいた銭湯「幸の湯」は休業状態になっていました。しかも、突然癌で余

        • 「ヒーローではないけれど」 - 正義の味方よりもただ家族のために闘うお父さんがいい

          ★★★★★ 「久しぶりにチャン・ギヨンが観たい」くらいの気持ちで観始めたのですが、想像以上に面白い作品でした。「ムービング」しかり、超能力もの(超能力ファミリーもの)は最近のひとつ流行りなのかもしれませんが、このドラマでは超能力者一家のポク家は現代病でボロボロになっていておよそヒーロー感はありません。そんな彼らと詐欺師ファミリーとの不思議な対決から、家族愛によって再生していく姿が描かれる新感覚の物語。スガシカオの「正義の味方」をどことなく思い出しました。 マヌム(コ・ドゥ

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          「涙の女王」 - 雪解けを待つ種のように、愛は枯れてもまた蘇る

          ★★★★★ キム・スヒョン×キム・ジウォンという別格カップルのキャスティングに脚本がパク・ジウンとくれば、壮大でロマンティックを極めたラブストーリーが降ってくると確信できます。破綻している夫婦関係から始まる物語がとにかく新鮮で、序盤から引き込まれてしまうこと間違いなし。終盤の展開は正直詰めの甘さを感じましたが、とにかく主役カップルが強くて美しいので最後まで楽しめる一本でした。 3年前に結婚したペク・ヒョヌ(キム・スヒョン)とホン・ヘイン(キム・ジウォン)。クイーンズデパー

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          「寄生獣 -ザ・グレイ-」 - あの物語の外の世界へ

          ★★★★★ 原作の「寄生獣」はアニメで観たクチなのですが、とても好きな作品なのでこのドラマが作られる話を聞いてから公開がずっと楽しみでした。「新感染」のヨン・サンホ監督なので映像クオリティへの期待も高く、主人公が女の子なのも興味を惹かれる部分。しっかり韓国ドラマなのだろうなという予想とともにスタート。観終えてみて、なるほど監督の原作に対するリスペクトというか愛がよく分かると思いました。「寄生獣」は「寄生獣」でも原作の物語の映像化というわけではなく、同じ世界線の中の別の場所で

          「寄生獣 -ザ・グレイ-」 - あの物語の外の世界へ

          「ドクタースランプ」 - 善き心で人生の苦難を越えていく再出発の物語

          ★★★★★ キャスト、設定、ストーリー、間違いのない良ドラマでした。のめり込んで観るというより、毎週末に待っているささやかで温かい癒しという感じ。すべてはふたりの主人公が人生の大トラブルに見舞われるところから始まりますが、自分を信じてくれる相手がいることで互いにいつも小さな希望は持ち続けることができて、どんなに不幸な状況であってもその分幸せの実感が何倍にもなるような、そんな物語。良い人もたくさん登場しますが、価値観が決して相容れない人もいれば、良い人だけど病んでしまっている

          「ドクタースランプ」 - 善き心で人生の苦難を越えていく再出発の物語

          「MONSTER」 - 蜃気楼のような怪物を追い続ける極上サスペンスアニメ

          ★★★★★ アニメも好きでよく観ます。「MONSTER」は放映当時、かいつまんで観ていたように思うのですが(原作はたぶん読んでないかな…)、10代だった私にはエンディング曲の映像が深夜帯に観るにはやけに怖かった印象がやたら強く、本編はざっくりした話とラストシーン以外の記憶が曖昧だったのでNetflixで観返し始めたらあっという間に完走してしまいました。たくさんの散らばったストーリーラインと登場人物たちがきれいにぴったりと嵌っていって完成する構成。核心はずっと分かっているのに

          「MONSTER」 - 蜃気楼のような怪物を追い続ける極上サスペンスアニメ

          「忍びの家」 - 進化する日本の忍者エンターテインメント

          ★★★★★ 賀来賢人のインタビューを読んで興味が湧き観てみました。エンターテインメントの王道を行く感じ、好きです。「サンクチュアリ」の相撲もそうですが、主にNetflixの舞台で、贅沢に予算を遣い海外から観てすごく日本的な題材を日本で本気で作品にするのは面白い動きに感じます。服部半蔵と風魔小太郎と言えば、日本人なら誰でも聞いたことくらいはある名前なわけで。それを最大限現代的に置き換えてみたらこうなった、という一本。漫画でならとても想像しやすい世界なのですが、それを普通に実写

          「忍びの家」 - 進化する日本の忍者エンターテインメント

          「私の夫と結婚して」 - 運命に屈しなければ人生は必ずやり直せる

          ★★★★★+ 良い意味で、大きく期待を裏切られた作品でした。久しぶりに次の週が待ちきれないほど夢中で観た気がします。もともと好きな役者ではありましたが、パク・ミニョンの知らなかった面というか、想像より遥かに奥行きのある姿に揺さぶられ、他のキャスト陣もみんな見事。たくさんの登場人物たちがバランスよくまとまっていて、最新というよりはここ10年くらいで築きあげられた韓国ドラマの鉄板を凝縮して磨き上げられた感のある一本でした。 あらすじ タクシー運転手だった優しい父を早くに亡く

          「私の夫と結婚して」 - 運命に屈しなければ人生は必ずやり直せる

          「殺人者のパラドックス」 - シュール、ポップ、テンポ、ひとつまみの残酷

          ★★★★+ 観終えて、「随分遠いところまで来たな」と感じる作品でした。序盤と終盤でまったく世界の風景が違うような印象です。物語の端緒はとても斬新で、予告映像はやや不思議ちゃん。事前にキャストが出ている動画をちらっと観たのですが、「ポップ」志向というのは分かったもののあらすじだけを言葉で聞いたときは正直ピンと来ませんでした。それが観てみるとなるほど面白い。意欲作だというのがよく伝わります。それでいてアバンギャルドになりすぎることはなく、人間の情緒にも配慮が行き届いた今どき韓国

          「殺人者のパラドックス」 - シュール、ポップ、テンポ、ひとつまみの残酷

          「殺し屋たちの店(「殺人者のショッピングモール」)」 - 叔父と姪、背水のサバイバル計画

          ★★★★★ なんというか、概要とメインビジュアルに漂うレオン風味に惹かれて観ました。ほぼ一日という短い時間に起こる派手なサバイバルアクションを軸に、過去の様々な回想を差し挟んで解き明かされていく真実。一気に観れてしまう全8話です。一見破天荒な世界観のようで、次第にイ・ドンウク演じるジンマンの深い人間味が見えてくると俄然面白さが増しました。死神でも妖怪でもないけれど抜群にかっこいいイ・ドンウクも堪能できます。キム・ヘジュンとのバランスも絶妙。 大学生のチョン・ジアン(キム・

          「殺し屋たちの店(「殺人者のショッピングモール」)」 - 叔父と姪、背水のサバイバル計画

          「LTNS」 - 愛とセックスの相関関係

          ★★★★+ LTNS - Long Time No Sex、そのものずばりセックスレスの夫婦と夫婦の前に現れる不倫カップルたちを描くだいぶアグレッシブな一本。なんとなくブラックな展開を想像して観始めるまで躊躇いがありましたが、ドロドロになりかねない設定をテンポよくユーモラスな演出で非常に面白く見せてくれる作品でした。全6話ですが、起承転結がコンパクトにまとまっていてとても映画的だと思います。 タクシー運転手のサミュエル(アン・ジェホン)と3つ星ホテルのフロントで働くウジン

          「LTNS」 - 愛とセックスの相関関係

          「愛していると言ってくれ(韓国)」 - 愛の会話の美しさを静かに説く物語

          ★★★★★ あまりにも偉大な日本ドラマのリメイクとあって、期待も不安も抱きつつ観始めました。国も時代も違うので果たしてどうなるのだろうと思いましたが、オリジナル版のエッセンスを丁寧に抜き出したような世界観、オリジナル版への愛情がしみじみ伝わってくるつくりで、そこに現代韓国ならではのセンスが加わった秀作。何よりも、主役ふたりの会話が美しくて癒されます。こんなにもシンプルに愛を描くドラマって最近は少なくなったなぁとも思い、最終的にオリジナルの「愛していると言ってくれ」も見返して

          「愛していると言ってくれ(韓国)」 - 愛の会話の美しさを静かに説く物語

          「ミス・シャーロック」 - 賢く気高く美しく。願わくばふたたび観たいシャーロック・ホームズ

          ★★★★★+ シャーロック・ホームズとその相棒ワトソンが「もし現代の東京にいたら」「もし2人とも日本人女性だったら」という設定で繰り広げられる作品。Hulu JapanとHBOアジアによって共同製作された一本です。長らく観たかったドラマのひとつでしたが、Hulu再入会を機にようやく観ました。なるほど、この竹内結子は本当に絶妙なキャスティングだと思います。膨大な知識と天才的な頭脳、壊滅的な社会性、大切な相手にだけ示す子供のような愛情。国も性別も違えどホームズに対して抱いていた

          「ミス・シャーロック」 - 賢く気高く美しく。願わくばふたたび観たいシャーロック・ホームズ

          「死神さん」 - シュールとキャッチーの黄金比。配信ドラマのエネルギーがここに

          ★★★★★+ 久しぶりにビジュアルに惹かれて一気観してしまった日本のドラマです。huluオリジナルで配信はシーズン1が2021年、シーズン2が2022年とのこと。huluは長いこと退会していたので(このたび日本版の「愛していると言ってくれ」を観たくて再度入会)、まったく存在を知りませんでした。予備知識ゼロ(主演が田中圭ということだけサムネイルから理解)だったのですが、観初めてすぐ「マイルドな"ケイゾク"って感じだなぁ」と思っていたら、やはり堤幸彦作品ということで。こういった

          「死神さん」 - シュールとキャッチーの黄金比。配信ドラマのエネルギーがここに