春田創一

劇場版おっさんずラブの春田と牧のこと

劇場版の春田と牧はものすごーく生々しかった。
ほんとに自分の身近にこんな二人が生きていそうな感じで『あれ、いつの間に彼らはこんなに私たちの近くに来ていたんだろう』と思った。

わんだほうからの帰り道、きんぴら橋のシーンはめっちゃ照れた。
気心の知れた友達カップルの、普段は見ない二人きりの時のプライベートな顔をうっかり目撃しちゃった感じ。『え? これいいの? これ見ちゃって大丈夫?』ってなりました。

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夜風に揺れる恋心 ~エピローグ~

「牧く〜ん、いらっしゃ〜い」

 「こんばんは」

 牧がいつものようにわんだほうに顔を出すと、ちずがにこやかに迎え入れた。ちずは牧の良き理解者として、親しい友人というより同胞に近いような存在で、彼との絆を深めつつあった。

 「あれからどう?春田と何か話した?」

 「いえ…」

 「まあさ、私が言うのもなんだけど、遠距離だからね、色々あると思うけどさぁ…ひとり溜め込んでないで、春田とちゃんと話

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シノさん

※半年近く下書きで温めていました。

昔から食いしん坊で、「痩せの大食い」とよく言われていた。食事には気を付けなくちゃ、と思いつつ、根が強欲なもので、今でも売店で昼ご飯を買う時には我慢できず何品か選んでしまう。「箸は何膳つけましょうか?」と聞かれたことが何度かある。

食べることは大好きだけど、料理を作ることはそこまで好きではない。おまけに不器用で雑。時間と手間をかける心の余裕もない。盛り付けが丁

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100も200もつくなんてどうやったら…
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CA春田創一の孤独について

最終回から半年以上が経過した「おっさんずラブinthesky」だが、見たいときに楽しく見せてもらっている。
ただ最近、春田って孤独だなあ、と思うようになってきた。
常に明るくて前向きで仲間を思いやって仕事を一生懸命にやってる春田なのだが、他の人物と違う雰囲気を感じる。その感じたことについて少し書いてみたい。

おそらくおっさんずラブに新たに加わった人物に深みを持たせる為に、成瀬と四宮はそれぞれのメ

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ありがとうございます!
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メロンソーダと蜜柑ゼリー

「ね、それ、一口ちょうだい」 

 「出た。創一の〝一口ちょうだい〟」

 「いいじゃん」

 「創一にはメロンソーダがあるじゃないですか。おまけにアイスとさくらんぼも乗ってるし」

 「じゃあさ、アイス一口あげるから、とっかえっこしよ」

 「や、です」

 「えー?!いいじゃん!ね?ね?お願い」

 「全く…なんでそんなに人のものを欲しがるんですか」

 「人のものじゃないよ。凌太のだからだよ

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SS時系列

思い返せば2年弱前、連ドラ放送後、8月あたりから集中してSSを書いた時期があります。その時は冴え渡っておりました笑。もう二度、書けないものもあります。良き思い出 🤗

 なんせ公式が冬を作ってくれなかったので、それは捏造せざるを得ませんし、武川さんには愛する人と幸せになって欲しい。もし、牧がインテリヤクザで、武川さんが牧のお守り役で、部長が組長で、春田が可愛い牧の弟分だったら💕あんな場面やこん

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🔸🔶 炎の告白 🔶🔸

自分の中で劇場版の炎の告白のシーンは聖域であり、特別なものだ。いつも観ることに躊躇いがある。Blu-rayが手元に届いてからも何度も観ていない。

 映画館で観ていた時は否応なしにその場面はやってくるので、毎回、胸が締め付けられる思いでタオルを握り締めて観ていた。自身の感情に構うことなく、ストーリーはどんどん進んで行く。感傷に浸る暇もない。

 だが、いざ自身がそれを自由に掌ることが出来るようにな

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地球上に棲む銀河人たちへ

地球上に棲む銀河人という言葉は、小説家としての栗本薫、評論家としての中島梓の言葉であったと記憶している。栗本薫はBLの前身であるJUNEの創設者の一人であり、今でこそ陽の当たる場所で堂々とオタクや腐女子(という言葉は同時はなかった)が社会に容認されつつあるが、その代弁者であり、彼女もまた、銀河人のひとりであったと思う。

 彼女の話したエピソードでよく覚えているのが、いわゆる〝ママ友〟という存在が

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天空不動産おっさんずラブ、春田と牧である理由

自分の中のもやもやした感情をまとめたいテキスト。誰かや何かを否定、意見を交わしたい意図は全くありません。

 今日も今日とて、春田と牧のことを考えていた。

 牧が手料理を作り、春田がそれを美味しいと食べ、牧が春田のパンツを洗い、またティッシュを入れたままだと叱られ、ご近所さんと仲良く談笑して、たまにデートしたり、時々ちょっと喧嘩して、すぐ仲直りのキスをして、イチャイチャしながらどこにでもいる恋人

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臆病な魔法使いの見る夢は

自分の中で天空不動産おっさんずラブは、砂浜に打ち寄せられている貝殻ようなものだ。ひとつ、ひとつ、拾い上げて大切に仕舞う。すると暫くするとまた、砂浜に貝殻が打ち寄せられている。それを丁寧に拾い集めて仕舞う。その繰り返しだ。

 キラキラと輝くそれは、時々、遠い異国からのものも混じっている。それを組み合わせてひとつの形に作り上げる。それがこのテキスト群だ。遠い異国の貝殻とは、全く違う作品からのインスパ

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