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【緊急】主題歌「Lovin' Song」MV公開に寄せて~ネタバレ注意

主題歌「Lovin' Song」MVの公開

 昨日2月14日21:00よりスキマスイッチの公式YouTubeチャンネルにて、おっさんずラブ―リターンズ―の主題歌「Lovin' Song」のMVがプレミア公開された。現在も何度も見ることが可能だ。

MV公開前のスキマスイッチ二人の話

 20:40頃からスキマスイッチのお二人もレコーディング中にも関わらず、スタジオからこの曲について話をされていた。まさにお二人が座られていたスタジオで「Lovin' Song」は出来たという。
「主人公のエモさを入れながら」「どストレートのラブソングを作った」と話していた。
以下、主題歌とおっさんずラブに関係する発言を書いていく。
「おっさんずラブのシーズン1が社会現象にもなっていたし、その時の主題歌『Revival』を越えなきゃいけない、今回は書き下ろしでもあるのでプレッシャーもあった
僕らもドラマ見てますけども、毎回いいところで(主題歌を)かけてくださっていてありがたい
「非常にキュンキュンするドラマで、主題歌も一緒に楽しんでもらっているといいな」「(MVは)朝8時から夜11時まで一日かけて、2週間前くらいに撮った」
「(ドラマにも出ますか?という質問には)勝手に出られる訳じゃないのでおっさんずラブチームに聞いてくださいw」
「武川さんが俺らのことをつぶやいてくれて嬉しかった」と言っていたのは常田さん(Keyなど鍵盤担当)。
これは6話の27:38頃から出てくる、和泉(井浦新)が武川(眞島秀和)の"天空のマサムネ"のつぶやきを見ているシーンのことを言っているのだろう。『あの人の心のスキマスイッチ』と書かれている。
そして「CDのカップリングにRevivalのライブバージョンをいれておっさんずラブファンの方にも楽しめるようにした」という。
シングル「Lovin' Song」の発売日は2月21日で初回限定盤などもあるという。

「Lovin' Song」MV撮影秘話

 21時より公開されたMVは下記にあるが、YouTubeのリンクのサムネイルだけでネタバレとなってしまうのでご注意願いたい。空白後に続く。
↓↓↓







ちなみに「Revival」のリンクのサムネイルは下。並べるとちょっと胸が熱くなる。
「Lovin' Song」「Revival」両方ともMVの監督は結婚式のある6話を撮ったYuki Saito監督だ。

なおこの「Lovin' Song」のMV公開の直後にスキマスイッチのお二人はInstagramで生トークをしていて、MV撮影の裏話や、おっさんずラブチームや、田中圭や林遣都との交流を話してくれている。
二人が話してくれた内容の要旨は下記の通りだ。

  1. 今回の「Lovin' Song」のMVは「Revival」の続編のようにしようと考えていた

    • 「Revival」は聖地巡礼的に撮影していたが、今回は同じ教会で撮影

  2. 2018連ドラシーズン1でのカメオ出演のときに、"BARスキマスイッチ"というのを春田と牧が言ってくれて、「Revival」から"BARスキマスイッチ"とMV出演が実現した

    • 本当のBARを借りていて、今回も同じBARで撮影

  3. 「Lovin' Song」MV終盤などの撮影秘話

    • 林遣都が田中圭に電話にしたらすぐ本当に一発で出た

    • ノリでそのあとテレビ電話でつないでMV撮影していると伝えたら、田中圭は『ちょっと待ってちょっと待って、どういうこと?どういうこと?分かんない分かんない』『俺呼ばれてないけど』などと話した。

    • ビールは本物でおいしかった。本物用意してくれて愛を感じた。

    • おっさんずラブはあらゆる方向から録るので"推しカメ"というものがあるらしい

    • 遣都が撮影裏話をしてくれた

    • MV撮影現場は楽しかった

    • 指輪は本物で撮影で使ったものを現場から持ってきてくれた

    • Revivalのときもそうだったが、田中圭ふくめておっさんずラブではリアルを追及する。実際に使ったものを置いたりすることでリアルが生まれるらしいと田中圭から聞いた。

    • 遣都にも撮影のときの衣装で来てくれたと聞いて嬉しい

  4. おっさんずラブチームや田中圭、林遣都との話

    • おっさんずラブチームは温かく、参加できているのがありがたい

    • スキマスイッチをどう遊べばいいか分かっていてありがたい

    • 年下だから圭と遣都と呼ぶ。二人とはおっさんずラブ以前にいろいろなところで一緒に仕事をしていて、ライブも見に来てくれて交流があった。まさかこのおっさんずラブで関わることになって、より距離が縮まって驚きと嬉しさがある。

  5. その他

    • せっかくの愛の歌だからバレンタインデー公開の方がいいと思った

    • ドラマカメオ出演は僕らからは出るなんて言えないw 

    • きのこの里とたけのこの山をスキマスイッチのトークでも用意した

    • MV是非楽しんでほしい

    • Mステやミュージックフェアにも出るMステ出演は明日2/16(金)で同じテレビ朝日なのでどうなるか(※Revival時は田中圭が出演し、in the skyでは田中圭がVTR出演している)

    • 7月に愛知県常滑市でスキマフェスやるのでチケット二次先行発売中。夏にはアルバム発売予定。ツアーも考えたい。

「Lovin' Song」MV感想&考察

 まず曲も映像も大変素晴らしい。
 曲は既にリターンズのイメージが個人的には強く、スキマスイッチのお二人が王道ラブソングを作るのは珍しいとお話しされていたのが意外だった。
 それくらい春田と牧の愛情が伝わってくる曲だと思う。もちろん普遍的なカップルの愛情も表現されている。スキマスイッチのお二人が気にしていた、Revivalのイメージはもう越えていると思う。
 音楽的にはRevivalは常田さんの鍵盤がオルガンで切なさや温かみが感じられて、Lovin' Songはピアノが随所でアクセントになっていて、愛情の美しさや力強さが伝わってくる。特にサビ前"それはきっと偶然じゃない"から"抱きしめたい"の直前の、1小節の美しいピアノの音色→1小節のストリングスの後→1小節入ってくるピアノがとても好きだ。
そこで大橋さんの"抱きしめたい"と、サビの"ありったけ"の"あー"が高らかに歌われるともう、愛情があふれていくようだ。
Revivalとともに両方とも名曲に違いない。

 映像はおっさんずラブ2018連ドラからリターンズまでの、春田と牧の映像や写真がふんだんに使われていて、おっさんずラブファンなら感涙ものである。
二人の結婚式が行われたドアの前から始まりバージンロードを歩く。スキマスイッチのお二人は春田と牧を祝福するという立場だそうで、黒い衣装を着て赤い花束を持っていた。
 会場全体の装花もおそらく白いバラで統一されており洗練されていた。
同じ監督、同じ場所でもこうも違うのかというのが正直な印象だ。
美術スタッフは確認した限り異なる。
6話の結婚式もこれくらい落ち着いたシンプルで、重厚感のある装飾の方が良かったと思う。式場の大きな窓一面の緑を活かしたり、春田と牧にはそもそも華があり赤いコサージュもつけているのだから、このようなスタイリッシュな光景の方が合っていたはずだ。
 動画の0:26からリングピローが映るが、春田と牧が撮影中に使っていたものだと分かって、より感動的になる。
 3:16から春田が牧にプロポーズをしたあたりから結婚式までの映像をスキマスイッチの二人が見ているのも和む。
また2番の"セピア色のフレームの中"という歌詞に合わせて、春田と牧の二人の結婚式の写真が手前にあり、後ろでキスするまでの映像が出てくるのも粋な演出だ。
 3:43の2番サビとラスサビをつなぐあたりから、教会では赤い花びらが、別場面ではピンクか白の花びらが落ちて舞っていく。大橋さんが手を広げて歌っている背中に壮大さが表現される中で、春田と牧のフラワーシャワーのシーンも映る。
ラスサビ前のタイトルの"Lovin' Song"が熱唱されると明かりがついていき、ラスサビの到来を大いに盛り立てる。
そこでラスサビ前の1小節目で"Barスキマスイッチ"のネオンがつく。そしてさらに盛り上がる2小節目から白い靴からBarの客が映される。Revivalの田中圭登場シーンや、さっきの結婚式で見た白い靴の一歩をオマージュしているように見える。客が階段を下り扉を開けたところで、静寂からラスサビが始まる。
ここからはちゃんとスキマスイッチのお二人を中心に映していて、演出サイドのミュージシャンへのリスペクトも見受けられる。

 5:16あたりから客が牧凌太であることが分かり、ドラマのときのように曲のラストで、その後の物語が展開されることを意識出来て、ドラマと同じウェルカムボードも映される。

 ここからの牧とスキマスイッチの二人のやり取りはRevivalの春田と比較すると面白い。
同じハイボールを飲むのに全然違う。

春田は二次会で潰れてこられないから、一人で二次会を抜け出してきたという牧が、ハイボールのグラスを指輪の光る左手で取ったのを映しているのも素敵だ。
「今日はおめでとう」とスキマスイッチのお二人が乾杯しようとしたとき、林遣都は「あの、ほんっとに素敵な曲をありがとうございました」と言った。牧というよりキャストとしてのコメントだろう。素晴らしい。
6:18の大橋さんの「あーうまい!」は朝から夜まで撮ったMV撮影の最後で、本当のビールだったから出たのだろう。
 牧の「心配なんで電話していいですか?」で電話した先が、本当に春田演じる田中圭だったことは既に書いている通りだ。「出ないと思うんですけど」と言いながら、一回目の電話ですぐ出ているのも事実だという。
田中圭はMV撮影を知らなかったようなので、本当に素で林遣都の電話を即取ったのだろう。
 
MV撮影とドラマ撮影では全然違うと思うが、同じYuki監督が同じ場所で、スキマスイッチの二人は一日の撮影だけなのに、これだけの演出が出来るのなら、ドラマ本編の結婚式ももう少し丁寧な装飾で撮ってもらえたのではと思ってしまう。
何が本質的に違って映像にクオリティの差が大きく出るのか、このMVをしっかり見てドラマ制作サイドの上部の人たちにはしっかり考えてもらいたい。


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