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おっさんずラブ-リターンズ- 第6話(あらすじと感想など)

【深紅のバレンタイン・ウェディング】
2024年2月9日(金)よる11時15分放送分(テレビ朝日系)

公式からの招待状

結婚式回の前日、おっさんずラブの公式から、招待状がポストされました。このポストを見た瞬間も嬉しくて泣いてしまったんですよね。「出席」に〇とメッセージを書いてポストしている方がたくさんいました。この日のTLは色んな人のお祝いメッセージや、出席ポストで溢れていました。勿論私も”出席”です。



2月14日はバレンタインウェディング

春田と牧はバレンタインデーに結婚式をするために少しずつ準備を始めます。結婚式への出席簿もネットで管理できて便利ですね。「一生に1回の結婚式」を出来るのが嬉しくてテンション上がりまくりの春田です。
新婚旅行から数日後のことなので、準備期間はとても短いです。お互い仕事が忙しいけれど大丈夫なのかと本気で心配するくらい短い期間ですね。


「蝶子のチョコ」

最近、牧とマロとちずは一緒にお仕事をしています。バレンタインのチョコの話題になり、2人とも今でもたくさんもらえるでしょ~と言うちずに、マロは全然ですよ~と言いながら蝶子から毎年美味しいチョコを貰っていると惚気ます。それを聞いて

牧 「蝶子のチョコ」

と言いますが、誰からの突っ込みも入らず場面は流れて…
これ、中の人のアドリブだったようですが、S1の牧からは本当に考えられないくらい生き生きしてますよね、リターンズの牧。すごくいいです!!


式の打ち合わせに武蔵が同行

結婚式の打ち合わせのために待ち合わせ場所で待っていた春田。牧から”会議が長引いているので先に行っていてもらえますか”と連絡がありました。そこへ偶然武蔵と会います。どういう流れか知りませんが、打ち合わせに武蔵が同行していました。

武蔵がプランナーと話して
ファーストバイトをカット
料理もスパークリングワインからシャンパンに変更するために、装飾も自分達ですれば良いのでカット

他人の俺が口を出すべきではないと思うのだがと武蔵は言っていました。牧が来なかった事に不満を口にする春田ですが、武蔵は「牧も仕事が忙しいんだし、申し訳ないと思っているに違いないのだから怒ってはだめだよ」と言いました。春田はそれを聞いて「そうですよね、わかりました」と言い、2人は別れます。
翌朝、牧は打ち合わせに行けなかった事を謝り、見積書が随分と変更になっている事を春田に訊きます。部長に偶然会ってついてきてもらった事を話すと、「え?部長と行ったんですか?」と牧は不満そうですが、自分が行けなかったので強くは言えません。

牧 「これ、装飾が0円になってますけど」
春田「そこに5万円かけるのはもったいないから、自分達でやれって、”部長”が」
牧 「お花代が20万円も増えてるのはなんで?」
春田「お花は大事らしいよ、”部長”的には」
牧 「部長の結婚式じゃないですよね」
春田「そりゃ、そりゃそうだよ」
牧 「ごめんなさい、行けなかった俺に文句言う資格ないですよね。ごめんなさい」
春田「全然全然 てかこれまだ決定じゃないからね?2人で決めたいしさ」
牧 「え、最後のお土産代までなんでカットしてるんですか?」
春田「せっかくのバレンタインだから”部長”がチョコを手作りするんだって」
牧 「いやその、部長まっ…(言葉を飲み込む)」
春田「今日はタキシードの試着だから一緒に行こうね」
牧 「はい(イライラ)」

打ち合わせに1人で行くのは不安だろうし、確かに春田1人だと何も決められなかったかもしれません。けれど、武蔵が自分の判断であれをカット、これもカット、最終的にはお土産は自分が手作りするからカットとかもう、見ていてびっくりしました。勿論これが決定ではないのでしょうが、あまりにも口を出しすぎでは?プランナーの方も武蔵の言葉で「わかりました」「わかりました」で意味わからないです。正直これを見ながらドン引きしていました。
ただ、春田に牧は忙しいのだから怒ってはだめだよと言った事、春田も牧に対してこの時怒ったりしなかった事は偉いなと思いましたけれど。


衣装合わせ(タキシードの試着)

タキシードの試着の日も、牧から仕事で遅れますと連絡がありました。そしてまた、なぜか偶然武蔵に会い、同行してもらいます。
試着中は楽しそうでしたね。「かわちぃかわちぃ 推しが尊すぎて語彙力失いました」わかります。尊すぎると語彙力失います。
しばらくして牧が息を切らせながら遅れて到着します。うきうきで春田の試着に付き合っていた武蔵はテンションを落として「おつかれ」と牧に一言。春田は牧にスマホの写真を見せて

春田「これがいいかなと思ってるんだけど」
牧 「あ、いいんじゃないですかね」
春田「いい?牧はさ、どうする?色とか合わせる?」
牧 「そうっすねえ、色はどっちでもいいですけど」
   春田は不機嫌になり
春田「どっちでもよくないでしょ」
牧 「あ…春田さんに合わせます」
春田「俺はさ、牧の意見をきいてんの!」
牧 「…ごめんなさい」
春田「いいよもうそんな興味ないならやんなくて」

牧の仕事が忙しいのは分かっているけれど、せっかくの結婚式、牧のテンションが上がってなくみえてイライラするのはわかります。こういうのって2人で楽しくやりたいですよね。特に衣装はとっても大事だと思うし。牧は牧ですごく急いで来たのだとは思うし、どうでもいいという気持ちのどっちでもいいではないはずですが、春田からしたらカチンとくるのもわかります。牧は打ち合わせにも来れず、衣装合わせも時間ギリギリだったようですし。
(結婚式)やります?と牧が言った時
牧 「どっちでもいいって言わない?」
春田「言わない、言わない!」
牧 「言ったら殺しますよ?」
なんて会話がありましたが、まさか牧の方が「どっちでもいい」と言ってしまうとは。
揉める2人に武蔵が「まあまあ」と間に入ります。「牧はさ、仕事終わりで疲れてるんだよ。今度さ、また改めてゆっくり決めればいいよ。ね、そうしようよ、はるたん」
この言い方がちょっと嫌味っぽく聞こえたのは私だけでしょうか?また牧を煽ってるのかなとちょっと思ったりしました。牧もイラついたように見えましたし。ここで牧が「いや、今日やります。今日やりましょ、ね。何回も何回も来れないから」と返したのは、武蔵の言う通りにしたくなかったのかなと思いました。


春田のマリッジブルー

春田はそのあと、1人でわんだほうへ行きます。牧は疲れたので先に帰ったようです。ちずと鉄平に愚痴をこぼし、それってマリッジブルーじゃないの?という話になります。その後店の前の階段で牧との価値観の違いに1人思い悩む春田に、鉄平が声をかけて春田の話を聞きます。ここで鉄平が良い事を言うんですよね

鉄平「でもさ、好きになったんだろ?別にちがくてもいいんじゃないか?俺とマイマイも共通点なんかなんにもなかったぞ。多分アプリに自分の趣味とか理想のタイプ入れても絶対マイマイとはマッチしなかったと思うわ。でも今めちゃくちゃ仲良いからな。趣味が合うのもいいけどさ、多分そこじゃないんだろうな。喧嘩したり、歩み寄ったりしてるうちに自然と2人だけの価値観が生まれてくるんだよ。だから今は足並みがそろわなくても心配すんな」

鉄平、素敵すぎます。マッチングアプリの例えも分かりやすい。鉄平の言うように、喧嘩したり歩み寄ったりしながら”2人の価値観”が生まれてくるものだと私も思います。そもそも1話で、春田は武蔵に同じような事を言われているんですよね。「ちがくていいんです」って。

春田が帰宅すると、装飾の準備中にこたつで寝てしまった牧がいました。春田は毛布をかけ、「俺、マリッジブルーなんだって。ごめんな、きつい事言って」と謝り、牧の背中に触れます。春田がお風呂へ行って牧は目を開けました。寝ていなくて聞いていたんですね。牧は何かを考えている顔をしていました。春田がマリッジブルーだと知り、牧も悲しかっただろうなと思います。でも、今は昔(2018年ドラマの頃)の牧ではありません。逃げずに、2人で少しずつ結婚式の準備をしていたようです。


「行けー!!」

結婚式の前夜、牧から帰りが遅くなると連絡が入りました。「飛んでけマリッジブルー!」と気合を入れて春田は装飾の準備を1人で始めます。
牧はマロと後輩くんと残業をして、急いで仕事を片付けていますが間に合いそうにありません。

マロ「あとは俺やっておくんで、早く帰ってください。明日は大事な結婚式っすよ。まだ準備終わってないんでしょ?仕事と結婚式、どっちが大事かなんて比べてもしょうがないですけど、この瞬間にどっちか選ばなきゃいけないなら今日は帰ってください。大丈夫。この仕事は他に代わりがききますけど、春田さんには牧さんしかいないでしょ!行け。行けーーー!」

マロすごい。いつの間にこんな素晴らしい男になったの?かつて、春田が仕事のミスをした時に春田を責めていたマロが。蝶子さんから「宇宙人」と言われていたマロが、物凄く良い男になってます。蝶子さんのおかげなのか、元々マロが良い男だったのか、その両方なのか。マロが背中を押してくれなかったら春田も結婚式もどうなっていたかわかりません。本当にありがとうマロ。


「本当に俺と結婚していいんですか」

マロから背中を押され、走って帰宅する牧。
その時、春田はウェルカムボードに使う懐かしい2人の写真を眺めます。スキマスイッチの「revival」が同時に流れ、マロのシーンから泣き続けていた私はここで号泣に移行したと言っても過言ではありません。春田のいる営業所に牧が異動してきた日のこと、ルームシェアに誘った時のこと、初めて牧の唐揚げを食べた時のこと、シャワー中にキスと共に告白された事、わんだほうで「本気で好きなんですよ!」と言われた時の事、「ずるいですよ、春田さんは」と公園でおでこにキスをされた夜のこと、武川さんの所へ行くと言われてバックハグで牧を引き留めた日の事、そのあとで「俺と付き合ってください」と言われた事、初めての買い物デートのこと、「牧と一緒にいることは俺にとって全然恥ずかしい事じゃないから」と言った時のこと、号泣しながら「俺は春田さんなんか好きじゃない」と牧に言われて春田も泣いた別れの日のこと、牧を探して走り、「結婚してください」と言って抱きしめた日のこと。春田は今までの牧との思い出を振り返りながら泣きます。
そして牧が帰宅。私達は春田が泣く流れを知っているけれど、牧は帰ってみたら春田が泣いているし、先日「俺、マリッジブルーなんだって」という言葉を聞いてしまったし、物凄く不安だったと思います。このまま結婚式をしていいのだろうかと。それは自分のためではなくて、春田のために。

牧 「泣いてたんですか?」
春田「泣いてねえわ」
牧 「あ、春田さん、あれじゃないですか。もしかしてマリッジブルー」

牧はおどけながら言います。牧って言いたくない冗談を言うときって笑った顔見せますよね。シャワーキスの翌日に「あれ、冗談ですよ 男子校のノリってやつです」と言った時もそうでした。

春田「そうだったみたいなんだけど、治った」
牧 「結婚式なんかしたら、もう、簡単には戻れなくなりますけど ほんとに、俺と結婚していいんですか」

泣くのを我慢して、じっと春田を見つめて、消え入りそうな震えた声で言う牧に、もう涙が止まりませんでした。牧も凄く不安だっただろうし、春田に少しでも迷いがあるなら、もう翌日となった結婚式もしない事を決めていたかもしれません。簡単には戻れなくなるという言葉にも、ここでやめれば春田に戻る道(男性である自分と別れて、女性と結婚する未来)を作ってあげることもできると思って言った言葉だろうなと私は思いました。

春田「うん。だって戻りたくねえもん。これからも牧と一緒に歩いて行きたい」

牧から両手を差し出して抱きしめあいます。

牧 「俺もです」

このシーンは、劇場版の炎の誓いを思い出しました。もうこれで2人は別れる事はないですね。田中圭さんの言うように”2人は強い”です。
牧の安心した顔と、牧とこれからもずっと一緒に人生を歩んでいくという春田の覚悟。ここはカット無しの長回しで、それぞれの視点をTELASAの推しカメ第2弾で見る事ができます。本当に2人とも素晴らしかったので是非見てほしいです。

1人自宅で結婚式の準備をする春田の元へ走っていく牧の撮影風景です。
これ何度見ても泣けるんですよね。林遣都くんだと思って見ると「走り方かっこいい。結構長い距離走ってる!」と思うのですが、牧として見ると、春田の元に全力で走って帰っているんだなと思い、本当に涙が出てきます。


足並みがそろった結婚式

翌日、チャペルのドアの前に2人が立っています。手を固く繋いだ時、緊張している春田に「ガチガチじゃないですか」と笑う牧。右足左足どっちから出す?と訊く春田に自然と合いますってと答える牧。合わねえだろ!と突っ込む春田に「まあ、違ってもいいんじゃないですか」と笑顔を見せる牧。ドアが開き、お互いを見て頷きあい、一歩を踏み出します。
スキマスイッチの「Lovin' song」のBGMと共に踏み出した一歩は同じ右足から。
きのこたけのこで落ち着いた涙が、またここで一気に吹き出しました。揃ったじゃーん!て。結婚式には親しい人や親達が参列していて、みんな拍手と笑顔で迎えてくれました。誓いのキスと指輪の交換。この時の誓いのキス、言葉で表現できないくらい綺麗でした。なんだろう、あの綺麗な誓いのキス。語彙力を失うとはまさにこの事です。この時、かつて「俺はお前のおとうさんじゃない!」と言っていた牧のお父さんが一番泣いてたのも印象的でした。
セレモニーが終わり、春田が牧へ腕を組んで祝福のフラワーシャワーの中、出口に向かって歩く2人。武川さんは怖い顔をしていましたが、そこにいるみんなが祝福の笑顔でした。本当に素晴らしい結婚式を見ることができて私は大感激しました。昔、牧は春田に恋をして傷ついて辛い想いをたくさんしてきたし、自分といると春田さんは幸せになれないと勝手に1人で結論を出して春田の元から去っていくような牧でしたが、春田と結ばれてたくさん愛されて結婚式までしているなんて。感激と感動以外の何物でもありません。
本当におめでとう



ウェディングパーティ

親しい人たちと披露宴(と言っていいのでしょうか)
鉄平の声が小さくて聞こえない歌だったり、武川さんの8つの袋だったり。ちずからの爆弾風チョコだったり。和やかで穏やかなパーティでした。
春田や牧に想いを寄せる男たちが、何かの隙にチョコを渡そうとしていましたが、2人の世界がラブラブすぎて戦意喪失という感じでしたね。ちずが爆弾風チョコを持っていくちょっと前に武川さんが2人の元へ歩き始めていましたが、まさかとは思いますけどあの場で渡そうとしてましたか?春田の前で?「牧は俺にとって史上最高の元カレだ!」って言いながら?やばすぎですよ武川さん。和泉さんも、いつ春田に渡すつもりだったのでしょうか…。結局武川さんは自分で食べたし、和泉さんはゴミ箱へ捨てていましたけれど。


春田と牧の結婚式以外にも色んな事がつめこまれている回で
「もっと結婚式をゆっくり見たかった」
「牧と春田が一緒に衣装合わせしているのを見たかった」
という感想もたくさんあった回になりました。しかも最後の最後で武蔵に衝撃的な事が起こり、なぜ結婚式というおめでたい回にそれを持ってくるんだというポストもたくさん見かけました。確かに、9話のうちの1話丸々、春田と牧の結婚式準備・春田のマリッジブルー・式もじっくり・パーティーもがっつり 見せてくれても良かったのになあという気持ちが私にもありますが。
でも結婚式前夜から、式が終わるまで本当に凄くよかったですし、見ている私も幸せな気持ちになったし、牧が幸せなのは春田のおかげだから、春田本当にありがとうという気持ちになりました。(武蔵の介入しすぎは納得していませんが)



最後までお読みいただきありがとうございました
前回の記事の予告通り、すごく長くなってしまいました。
多分本当はもっと色々書きたかったのでしょうけど、書いている間は思いつかなかったのでいつかまた別記事にするか、ひっそり追記するかもしれません。

春田が幸せだと牧も幸せ、2人が幸せだと私も幸せなので結婚式ありがとうございました。

また次の記事もお暇なときに読んでいただければ嬉しいです

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