幸せとドン暗さの同居

久々のひどい雨と風だった…

雨雲レーダーを見ながらもう大丈夫というところまできたので、ほとんど声の出なくなった嫁さんに「昼メシは何にする?」と訊いてみた。

激しめに首を横に振るだけだったので、そばに寄りもう一度訊いてみる。

吐息だけのような声で「ビタミンC…」とだけ発していたので、食欲はないのかと気を揉みつつも買い物に出かけた。レンタル屋にオーダーの品も届いているやろうし…

予期せず「恐怖

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早く元気になっておくれ

昨晩、2時過ぎ頃だったかな?嫁さんが突然上体を起こし洟をかんでいた。その後眠りについた横顔を見ると、口を開いて寝ている。

鼻の通りが悪くて呼吸がままならんのやろなぁ。何故かしきりに左の首あたりを手で触っていた。

翌朝嫁さんはハツラツとしていたが"調子悪いのか?“と訊く俺に「リンパ腺が腫れてるのよ」と。脳内には"わたしは恋のリンパ腺“と浮かんでいたがくだらなくて不謹慎なので言葉には出さず、嫁さん

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自分の業は至るところに影響する

横で寝ている嫁さんの鼾が聞こえる…

快適な眠りを想像させる鼾の途中で苦しそうな声を出している。

心配になった俺は布団の中で嫁さんの手を求めた。

あれ?手が見つけられない…

モタモタしていると横で身体を起こした嫁さんが泣いている…声を上げて…

見ると嫁さんの両の手首から先は無く包帯が巻かれていた…嫁さんは手を失ってしまっていた。

現実を受け止め切れず嗚咽する嫁さん…

俺は嫁さんの手の代

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ゆく年くる年

先週嫁さんと外へ食事に行った。その時も話していたが、前回いっしょに出掛けたのがいつだったか?ふたりとも覚えていなかった。そして今でも思い出せない。

もともといっしょに出掛けることも少ないのだから、逆に覚えていそうなものだがサッパリ思い出せないな。

「来年は少しお金を稼ぐことを考えるよ。」今年序盤に無職になり時間を浪費してしまったように嫁さんは感じているのだろうか?俺は働いてこそいるけど嫁さん以

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まだ火が通らない

今日は嫁さん突発的に休みになっていた。

昼は?と訊かれミートソースだよと答えると「ヨロシク!」と…

嫁さんはタマネギが苦手なのでいつもより細かく刻み、長く煮込むことにしよう…。

4時前くらいに目が覚めてしばらく寝付けなくなったあと、久しぶりに追い込まれる夢をみた。

俺は上手くプレイすることが出来ずにかなりのプレッシャーを周りからかけられていたが“どうせ何もしていないのだから、ここでプレイし

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「来年は2019?」

「今年だよ…」

こんな会話のルーティンがずっと続いていくのかな…

なんか時間が止まっているみたいでいいな。

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ただ触っていたい

嫁さんに触っている時が好きだ。

性的な意味など微塵もなくて、ただ膝頭に手を当てている時とか横に寝転がって身体を寄せてる時とか…

彼女は確かに生きていて元々他人である俺がこの距離感で更に触れていても、特に嫌そうにするでもなく自分のしていることに没頭している。

風呂に行くのに立ち上がれば部屋着のボトムは膝上まで下がっており

「それは何?なんかケツ祭りなのか?」

と訊けば

「祭りとかじゃなく

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オカンとお友達ウィーク

それは木曜日の帰りに突然やってきた。

休憩していた時になんとなく節々の軋みを感じてはいたんだけど。

仕事終わって外に出るとイヤに冷える…

電車の中はシート下の空調がとても暖かくて

“こりゃええわぁ、このままここに埋まっていたい″

しかし降りなければ家に辿り着くことは出来ない。

ホームに降り立った途端…

一気に襲いかかるオカン…オカン…悪寒!

身体の震えを抑えることも出来ず、足の付け

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家に帰ると嫁さんは既に布団の中…

なんだ?調子悪いのか?と訊くと

「寒いから…」そうだね、寒くなったね…

食事を終えて風呂に入ろうかと着替えを取りに部屋へ戻ると、嫁さん実に穏やかな顔で寝ている…

なんか「ああこれでいいんだ」って思った。

#嫁さん好き好き同盟

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銭湯態勢

前の晩に嫁さんに言わなくてもいい御託を並べてしまった為、なんとも凹んだ一日だった俺を一気に普段の日常へ連れ戻す事件が起きた。

嫁さんに帰るメールを入れると即返信…

大変!早く帰って来て!風呂が壊れた!

なーにー!

古めかしい家の古めかしい風呂釜の点火のレバーが動かないらしいのだが、以前修理に来た方に「ここを確認すると良い」と知恵をつけられていた嫁さんが自分で直そうとしたのだが、カバーを留め

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