ランダム化比較試験

エビデンスの質ランキング

月曜日なので人生に役立つエビデンスの紹介です。

今回は、エビデンスの質について。そもそもエビデンスとは、「ちゃんと研究してみて、明らかに(つまり有意差をもって)違いがあるとわかったこと」を指しています。有意差というのは、Aという刺激に効果があるのかどうか、どいうことを調べるためにAではないものとAという刺激の結果を比較して、そこに統計的に(χ二乗検定をして)差があると認められたとき、効果があると

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1ヶ月ごとに別のダイエット法を試したランダム化比較試験マンガ「やせましょう」(小林銅蟲)は行動経済学としても面白い

昨日、パナジー&デュフロ「貧乏人の経済学」の感想文を書いていて、このマンガを思い出した。「貧乏人の経済学」は、貧困が解消しない、援助がぜんぜん効果が出ない場所に行って、効果を出すためのフィールドワークとして、いくつかの施策を村をランダムにピックアップして試行し、結果を比べることで政策を前進させる、メチャメチャ面白い本だ。
自分たちが「人はこう動くだろう」ということがぜんぜん当たっていなくて、やって

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「EBPMの思考法」を身につけ、浸透させる!

「EBPMの思考法」を身につけ、浸透させる!このnoteでは、『経済セミナー』2019年4・5月号から2020年8・9月号まで、計9回にわたって連載いただいた、

青柳恵太郎・小林庸平「EBPMの思考法 やってみようランダム化比較試験!」

について、その内容を簡単に振り返ってみたいと思います。隔月誌で1年以上の連載でしたので、過去の内容など、もしかしたら振り返りにくい面があるかもしれません。ぜひ

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インパクト評価雑学:因果推論の大家たち

インパクト投資、成果連動型民間委託、社会的インパクトマネジメントでは、事業とアウトカムの因果関係を示すことが重要です。ある施策とその効果に関する因果関係を明らかにすることを因果推論と呼びますが、その手法として、ランダム化比較試験、準実験デザインの各種手法、機械学習を用いた因果推論などがあります。こうした理論や技術はどのような人たちが形作ってきたのでしょうか。

今回はインパクト評価雑学として、今の

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オンラインで読める『経セミ』+α

こんにちは、『経済セミナー』編集部です。

2回目の投稿の最後では「次回はzoomでの収録模様を…」と言っていましたが、少し予定を変えて、オンライン上で今すぐお読みいただける、経済セミナー関連の記事やウェブ上で提供している付録のご紹介します。便利なコンテンツも多いので、ぜひご利用ください!!!

ということで、今回のメニューはこんな感じです。

■Web日本評論

日本評論社(『経セミ』を発行して

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「有意水準5%未満とした」は間違い

veryshortな研究法の備忘録がてらのメモ.

論文を読んでいると,たまに方法のセクションのデータ分析の箇所で「〇〇検定を有意水準5%未満で行った.」と記載しているのをたまに見かける.

実は表現が間違い.

有意水準は有意と判断するかしないかの水準・レベル・カットラインのことを意味するので,「○%未満」と表現するのは間違い.

さらに厳密にしておくと,
有意水準という用語を用いるのなら0.0

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ひさのメモ①研究法の基本~研究計画:リサーチ・クエスチョンと研究デザインの関係~

著者が大学院生として「研究」を学び始め,これまでの研究活動(学会発表,論文執筆)や研究法に関する講義,講演などの経験を通して,個人用に蓄えてきた資料をまとめたものである(通称「ひさのメモ」).

したがって,私と同様,人の「健康」を支援するメディカル・ヘルスケア領域の専門職の人達を対象として,「研究法」に関する初歩的・基本的な「知識」をまとめた閻魔帳のようなものと思ってもらえればありがたい.

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【読書】エステル・デュフロ「 貧困と闘う知――教育、医療、金融、ガバナンス」

エステル・デュフロの本「貧困と闘う知」を読んだ。ちゃんと実験して、政策に効果があるかどうかを見極めましょうというメッセージであった。例えば給食費を無料にすることの影響を調べるためには、給食費を無料にされた学校とそうでない学校を比較して、前者の方が出席率や成績が高いという結果が出るかどうかを調べれば良い。これはシンプルな実験であるが、こうした地道な研究を実際に行うことは難しいことである。その点が評価

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実験的研究・介入研究とは

veryshortな備忘録代わりのメモ.
今回は「実験的研究・介入研究とは」について.

実験的研究は,医学領域では介入研究(臨床試験)という表現を用いることが多い.治療効果を検証する研究であり,以下のように様々な実験的研究デザインがある.

■前後比較試験
■クロスオーバー試験
■非ランダム化比較試験(Nonrandomized Controlled Trial)
■ランダム化比較試験(RCT:

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