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「覚悟」の先には夢心地

「どんな真実そうな顔をしていたって、酒場の男の感傷は生ビールよりはかないのですからね」と、林芙美子は『放浪記』に。 「林さんはお酒を召し上がるのでしょう」(内田百閒) 「いただきますけど、少しばかり」 『BOOKSのんべえ お酒で味わう日本文学32選』(木村衣有子・文藝春秋)

その気持ちを、人はそれでも愛と呼ぶ

誰かと本の話がしたくなる/『吉野朔実は本が大好き』

1年前

前進と後退を繰り返す日々のなかで

目に見えない糸の先に

大切だとか、どうでもいいだとか。

私は何度も、その言葉に恋をする

真っ白を塗り重ねていく難しさ

夏の始まりに、病院のベッドで雲を眺める

葉桜が揺れる新緑の季節に

広げた本から感じる音色

月曜9時の苦悩と驚き

自分の気持ちに素直に生きれたら

星詠みにひとり、思いを馳せる

『葉隠入門』を読んで。現代社会と江戸時代の類似点。