バーバラと心の巨人

アデイonline再掲シリーズ第十五弾 「そいつ」は、ずっとずっと、ついてくる。~「怪物はささやく」(”A Monster Calls”、2016年、アメリカ・スペイン)~

アデイonline再掲シリーズ第十五弾 「そいつ」は、ずっとずっと、ついてくる。~「怪物はささやく」(”A Monster Calls”、2016年、アメリカ・スペイン)~

巨人や怪物の出て来る物語は、弱者へのエンパワーメントでありつつも、どこかで必ず「あんたが自分の力で乗り越えなきゃいけないんだよ」という、厳しさも感じさせる。そして現実には乗り越えられていない大人も沢山いるということを、私たちは知っている。 さて、3年前に書いた文章なんだけど、『怪物はささやく』という作品。 私はね、これは、「母親を病気で亡くす男の子」という点が、私にブッ刺さるだろうと思って観たのね。ところが、私の体験したものとはかけ離れた世界が描かれていて、私としてはその

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竹美映画評42 あなたの巨人は元気ですか? 『バーバラと心の巨人』("I KILL GIANTS"、2017年、アメリカ)

竹美映画評42 あなたの巨人は元気ですか? 『バーバラと心の巨人』("I KILL GIANTS"、2017年、アメリカ)

観る時に、『怪物はささやく』を真っ先に思い出したが、同じようなテーマを全く違う角度から描いていると感じた。強いて言うなら、『バーバラ』の方が、社会の中の私という観点が強く意識されるラストになっていたと思う。 ↓『バーバラと心の巨人』 海辺の町に住む少女バーバラは、人間界を脅かす巨人たちの来襲に備え、近所の森や海岸、操車場等に仕掛けを作り、警戒と準備を怠らない毎日を過ごしていた。しかし彼女の言動は周囲に全く理解されず、家でも学校でもうまく行っていなかった。そこへイギリス人の

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バーバラ
と心の巨人

バーバラ と心の巨人

バーバラのマイワールドの作り込みがいい。 オトナが考えてる感がいっぱいだけど、 マディソン・ウルフと他のキャストで、 子どもワールドに踏み止まっている。 その踏み止まりを活かすためにも、 学校や姉兄母にもうひと工夫ほしかった。

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映画感想文 『バーバラと心の巨人(原題: I KILL GIANTS』

映画感想文 『バーバラと心の巨人(原題: I KILL GIANTS』

##なに書いた 「バーバラと心の巨人」(原題「 I KILL GIANTS」)を鑑賞した感想を書いてます(ネタバレを含んで書いてますが、ネタバレ以降はわかるよう記載しています) どうも、えんどう @ryosuke_endo です。 ボク、映画が好きなんですよね。いわゆるB級映画も鑑賞を楽しめます。 「楽しめます」っておかしな表現ですが、とにかく映画を鑑賞することが好きで、子どもの頃には映画を鑑賞できるような施設が近くになかったのと、両親が飲食店を営んでいたのもあり、鑑賞

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【ネタバレあり】映画『バーバラと心の巨人』感想【少女が死の恐怖を乗り越える】

【ネタバレあり】映画『バーバラと心の巨人』感想【少女が死の恐怖を乗り越える】

こんにちは。これです。 今回のnoteは映画「バーバラと心の巨人」の感想になります。日本公開は10月のこの映画。地方である長野は例によって公開が遅れ、年が明けてからの公開になりました。もう上映しているところ全然ないけど気にしない。張り切っていきましょう。 なお、原作「I KILL GIANT」は未読ですので、そちらも踏まえていただいてよろしくお願いします。 ―目次―・第一印象、画面、色彩について・「死の恐怖」というテーマ・引っかかった点 ―あらすじ―ちょっと風変わりな

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それは来るべき現実との戦い『バーバラと心の巨人』

それは来るべき現実との戦い『バーバラと心の巨人』

映画感想シネマパラダイスの7本目は 『バーバラと心の巨人』だァー!! みんな、巨人と戦う準備はいいか!? あけましておめでとう。2019年だぜ。『AKIRA』とか『ブレードランナー』の舞台の年さ。こりゃ脳内BGMで、らっせーらーらっせーらーって流れるってもんよ。 ところで、おおみそかはみんな何を観てた? 紅白? ガキ使? 格闘技? やっぱり、年の最後の日ってのは、おもしろいものを観たいって思っちまうよなあ。俺は地元の映画館で、『バーバラと心の巨人』を観ていたよ。 この

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映画「バーバラと心の巨人」

映画「バーバラと心の巨人」

「おいおい、これってタイトルからネタバレになってない?」という不安な気持ちを抱えながらも映画館へ。 結果ですが、……ほぼ、ネタバレです。「答え、言うてもうてるやん!」と思わず大阪弁が出るレベルです。本国のタイトルは「I kill GIANTS」。うんうん、こちらはピッタリ。そして、日本の広告と本国の広告の違いたるや…。なんでもかんでもファンシーになってしまうのが日本の映画宣伝の特徴だなぁと思う。黄色が好きなのでこのチラシデザインは大変好みだけど、映画の内容や意図を表している

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『バーバラと心の巨人』

『バーバラと心の巨人』

『I KILL GIANTS』 監督 : アナス・バルター/ 原作:ジョー・ケリー、ケン・ニイムラ 出演 : マディソン・ウルフ、ゾーイ・サルダナ、イモージェン・プーツ、シドニー・ウェイド 2017年アメリカ ---------------------------- 映画館で予告編を見た時は、「友達のいない、ちょっと空想壁のある変わった女の子。いつも、空想の中の巨人と遊んで(BFGか?!)いたところに、転校生がやってきて、その子と友達になって、徐々に心を開いていく」 み

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10月27日 第127回寝るまで5分

10月27日 第127回寝るまで5分

寝るまで5分の無駄話。 楽しすぎてテンションの高い私。楽しかったなぁ。内緒じゃないけど内緒にしたい(笑)あとは「バーバラと心の巨人」の話をしています。

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『バーバラと心の巨人』字幕版

『バーバラと心の巨人』字幕版

『バーバラと心の巨人』字幕版を見てきました。感想はネタバレなしで書けなさそうなので、未見の方はご注意です。 まず邦題ですが、“心の巨人”ってついたら、完全に巨人はバーバラの心の中と想像ついてタイトルでネタバレにならないのかなと。原題の『I KILL GIANTS』はそれはそれで、巨人とのバトルシーンを連想させてしまい、誤解生みそうだから、邦題がこうなってしまったのかなとも思いましたが……。どんなタイトルだったら良かったのだろうかと、見終わった後に考えちゃいました。無難に『バ

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