『バーバラと心の巨人』字幕版
『バーバラと心の巨人』字幕版を見てきました。感想はネタバレなしで書けなさそうなので、未見の方はご注意です。
まず邦題ですが、“心の巨人”ってついたら、完全に巨人はバーバラの心の中と想像ついてタイトルでネタバレにならないのかなと。原題の『I KILL GIANTS』はそれはそれで、巨人とのバトルシーンを連想させてしまい、誤解生みそうだから、邦題がこうなってしまったのかなとも思いましたが……。どんなタイトルだったら良かったのだろうかと、見終わった後に考えちゃいました。無難に『バーバラ』だけかなあ……。(発想が貧困)
タイトルで想像したのは、『パンズラビリンス』『怪物はささやく』のようなお話でした。近いものではありました。
バーバラの家でも学校でも孤立している現実と、心の中で巻き起こってる巨人との葛藤を本編の3/4ぐらい占めていて、ちょっと長いのではとも思いつつ、その先にあるものと根底は何か、という疑問が湧いてきて、想像を掻き立てられます。
バーバラが巨人対策に念入りに打ち込んでいる、小道具は細かく工夫されてて良くできていると思いました。
果たしてその根底のものは想像がついたものでしたが、現実を受け入れてからは展開が早く、個人的にはもうちょっとこの部分が見たかった。バーバラがとても可愛く愛おしくなり、最後は泣けましたが、救いがあっていい映画でした。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?