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コーヒーカップが割れたときのレビュー:徹底した実在感による物語体験が耽溺できる傑作

コーヒーカップが割れたときのレビュー:徹底した実在感による物語体験が耽溺できる傑作

マーダーミステリーの最大の魅力の1つは「没入感」です。もう少しかみ砕くと「登場人物になりきって物語を体験する臨場感」です。 本作『コーヒーカップが割れたとき』はこの臨場感へ非常に真摯に取り組んだ作品であり、それによってどの作品よりもプレイヤーが最もキャラクターに寄り添って作品の世界、物語を体験することができる傑作に仕上がっています。 臨場感という面では『ランドルフ・ローレンスの追憶』や『遠き明日への子守唄』といった作品を超えたといっても決して過言ではありません。 没入感を盛

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Crimson Art:用語の解説

Crimson Art:用語の解説

『Crimson Art』のキャラクターシートやカードなどには実在の団体、出来事などがたくさん出てきます。 犯人探しやキャラクターの目標達成のために必要な情報の中で、一般的な知識でないものはすべてゲーム中に説明があります。しかしプレイに支障がないものについては特に解説や注釈がありません。 そこで本稿では『Crimson Art』の世界観をより知るため、これらの用語について、実際の事実と作中における設定、コメントを交えて解説します。 なお完全なネタバレとなりますので、プレイ予

有料マーダーミステリー作品リスト(9月30日更新)

有料マーダーミステリー作品リスト(9月30日更新)

オンライン 公開された時系列順で上が新しい作品です。 原始人ミステリー~バナナの行方~(6人):https://booth.pm/ja/items/3314056 蒼キ闇ノ底デ亡霊ハ囁ク(6人):https://booth.pm/ja/items/3307924 百合色の天使(5人):https://booth.pm/ja/items/3307195 御伽草死(5人):https://booth.pm/ja/items/3256501 夕刻の吸血鬼(5人):https://

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マーダーミステリー:オンラインとオフラインの違い

マーダーミステリー:オンラインとオフラインの違い

このところオフライン作品のオンライン化、あるいはオンライン作品のオフライン化が増えています。 それ自体はプレイできる環境に幅ができるので、プレイヤーとして歓迎すべきことです。しかしオンラインとオフラインでは同じマーダーミステリーであっても体験に差が生じます。制作者やGMがそのことに無自覚だと、せっかくの作品のポテンシャルをすべて堪能できずに終わってしまいます。 最も大きな差は「没入感」と「情報整理」なので、本稿ではその点に注目して違いを挙げていきます。 オフラインが持つ没入

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Crimson Artのあとがきにかえて

Crimson Artのあとがきにかえて

自作のマーダーミステリー作品のレビューはできませんが、本稿では拙作『Crimson Art』をどのようなコンセプトで制作したかについて紹介します。 なお完全なネタバレとなりますので、プレイ予定の方はプレイ後にお読みください。 システムのリアリティ システムのリアリティはゲームの都合から要請される不自然さを極力なくすことです。 自分の持ち物を調べられない、密談の人数が決まっている、推理を発表する順番が決まっている……などなど、ゲームバランス的には必要なのが理解できるものの、

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自作マーダーミステリー『Crimson Art』をリリースしました

自作マーダーミステリー『Crimson Art』をリリースしました

タイトルの通り、自作マーダーミステリー『Crimson Art』をBoothにて頒布(https://booth.pm/ja/items/2988201)しています。 マーダーミステリー作品はこれまで数百タイトルをプレイヤーとしてプレイし、GMとしてもプレイしてきましたが、制作者としては処女作になります。 一度しかプレイできないマーダーミステリーというジャンルの性格上、ゲームの中身についてはお伝えできませんが、これまでプレイヤー、GMの両サイドで数多くの作品を遊んできた経験は

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オンラインマーダーミステリーの短評(第5回)

オンラインマーダーミステリーの短評(第5回)

腐草館からの招待状 バランスの取れた作品で、初心者にもベテランにも薦められる良作です。 犯人探し、没入感、個人目標、推理のどの要素も高レベルにあります。各キャラクターの見せ場もあって濃淡の差もほとんどありません。 強いて改善点を挙げるならば、一般販売用にエンディングを用意してほしかったです。元々はドラマのオーディション作品なので、役者の見せ場を作るために事前にエンディングを用意しなかったのでしょう。 ただ一般人がアドリブで感動的なエンディングを作れるとは限りません。せっかく

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ゲームマーケット2021春 出展マーダーミステリー(4月9日更新)

ゲームマーケット2021春 出展マーダーミステリー(4月9日更新)

ゲームマーケット2021春にて頒布されるマーダーミステリー新作の一覧です。オンライン上で出展が確認できた作品を掲載しています(画像とテキストは同じ内容です)。 ゲームマーケット2020秋以降の新作のみ掲載しています。 土曜のみ ソ-04:Somthing F:「犯罪分析官令嬢・宝生院蓮華の事件手帳 X series set」、「百夜カルテット」 タ-29:事件現場:「THE STARANGE VILLAGE」 タ-30:82BG:「祈りと智慧〜Fantasy Murder

誰でもカンタン らくらくアマチュアGM術(後半)

誰でもカンタン らくらくアマチュアGM術(後半)

レベル2:感想戦を盛り上げる レベル2ではゲームの満足度をより高めるため、ゲーム終了後の感想戦を盛り上げます。 感想戦はマーダーミステリーの重要な要素です。複雑なストーリーの映画やドラマを観終わった後に語り合いたくなるのと同じで、自分で気づいたことを伝えたり、疑問に思ったことを解決することで作品の理解度が深まり、愛着も湧きます。 マーダーミステリーはネタバレ禁止で自由に話せる機会が少なく、同じ作品をプレイしていても同じ展開はほかにありませんから、自分の体験を遠慮や説明なしで語

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オンラインマーダーミステリーの短評(第4回)

オンラインマーダーミステリーの短評(第4回)

デモンズボックス 正統派ではない脱出ゲームやデスゲームの要素を多分に含んでいる作品ですが、舞台設定、ギミックなどどれをとってもよくできています。 脱出ゲームやデスゲームを題材にしたマーダーミステリー作品は、どれかに要素が偏るか詰め込み過ぎてうまくいかないものが多い中で、協力と裏切りのバランスがうまく取れています。 『椅子戦争』の作者の新作なので、『椅子戦争』を気に入った方は間違いなく面白いと感じられます。 エイダ GMレスの傑作です。犯人探し、そしてエスカレーションがうまく

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