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自分の思い出

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2021年8月の記事一覧

人生を楽しむこと

人生を楽しむこと

たとえ、どんなに評判の良い高級料理店や有名な観光地に行ったとしても、自分の心が沈んでいれば感動できないし、楽しい気持ちにはなれない。自分の気持ちは1人であろうが、大勢であろうが関係ない。自分に楽しむ気持ちがあれば、近所の公園であろうが、吉野家の牛丼であろうが、関係ないと思う。
毎日毎日、その瞬間その瞬間を楽しむことが出来れば、どれだけ幸せな人生だろう。
そんなことを考えていると、小説「少女パレアナ

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過去の私に喝!

過去の私に喝!

私が育休中の動画を見てみた。長男3歳、長女6ヶ月の頃だ。

まず私が長男と長女を撮り始める。私が指図して長男に様々な芸をさせる。長女はキョトンと兄を見ている。

しばらくすると長男がビデオカメラを自分で持って撮りたいと言い始める。渋々私は長男にビデオカメラを渡す。長男が妹を撮り始める。私が長男に「お母さんを撮ってよ!」と言う。長男は素直に母親にカメラを向ける。私はカメラ目線でポーズを決めながら「ち

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過去の思い出を共有すること

過去の思い出を共有すること

長男は半年くらい前に結婚した。昨日夫婦で初めて帰省した。夕食後、最近VHS
テープからDVDにダビングした我が家の過去の動画を一緒に見た。私もダビング後、見るのは初めてだった。

長男が誕生した日から動画は始まった。長男夫婦は楽しそうに動画を見ていた。長男とその家族の動画を飽きることなく熱心に見ている彼女の姿を眺めながら、私は幸せな気持ちになった。

人は変わることができるのか?

人は変わることができるのか?

私の大好きな小説「コインロッカー・ベイビーズ」。主人公はコインロッカーで捨て子として発見されたキクとハシ。2人は同じ児童養護施設で育った。

私は無口で不器用で暴力的なキクが大好きだった。反対におとなしく弱いが成長し歌手として成功するハシは好きではなかった。

キクの印象的なエピソードはたくさんある。今もそのシーンは鮮やかに私の目の前に浮かんでくる。キクは最初っから最後まで真っ直ぐな美しい男だった

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ヤクザ映画と濡場について

ヤクザ映画と濡場について

50歳過ぎてから映画仁義なき戦いシリーズを全部観た。若い頃は馬鹿にして観なかった自分が恥ずかしかった。全く好きではなかった松方弘樹、梅宮辰夫、渡瀬恒彦、渡哲也、千葉真一、小林旭、田中邦衛…皆輝いていた。もちろん好きだった菅原文太、成田三樹夫も最高だった。

仁義なき戦いを観てヤクザの抗争も凄いが、ヤクザと女の激しすぎる濡場が凄かった。ウブな50歳の私には強烈だった。

そして今夜映画館で「孤狼の血

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心の奥底に今も住みついている20歳の私

心の奥底に今も住みついている20歳の私

私は成人式に出なかった。20歳の頃は大学拒否気味で引きこもりの映画オタクだった。友達に会いたい気持ちもなかったし、振袖にお金を使う気持ちもなかった。当時相当とんがっていたような気がする。誰からも嫌われてひとりぼっちになりたいと思っていた。孤独になることで自分は変われると期待していた。

その後、結局友達を作り就職し結婚し子どもを作った。今はすっかり角の取れた社会性あふれる人間になってしまった。

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映画と音楽と本

映画と音楽と本

最近音楽を聴かなくなったし、本を読まなくなった。原因は毎日映画を1本以上観て
いることだが、ただそれだけでは無い気もする。

本を読まなくなった原因は記憶力の低下だと思う。一気に読まないと、物語や登場人
物を忘れてしまうようになってきた。映画を毎日観ることで、本を一気に読むことが
出来なくなってしまったのだ。

音楽は今の時代いつでもどこでも聴けるし、本より拘束時間が短いので、映画とはそこまで関係

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8ミリカメラに残った意外な姿

8ミリカメラに残った意外な姿

長男が生まれた時に8ミリカメラを買った。その2年後に長女が生まれ、その5年後に次男が生まれた。8ミリカメラで撮影した動画はVHSのテープに保存していた。現在VHSのテープを再生する機械は我が家には無い。そこで、現在20本ほど残っている8ミリカメラをDVDにダビングすることにした。知り合いの業者の方にダビングをお願いし、先日ついにダビングが完成した。

幼い頃の子ども達の動画を久しぶりに観た。自分の

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映画『ミッション8ミニッツ』

映画『ミッション8ミニッツ』

『ミッション8ミニッツ』は私が初めてジェイク・ギレンホールと出会った映画だ。何回観ても泣いてしまう場面がある。

その場面を観ると、もう二度とない今この瞬間を大切にしよう!と思い知る。しかしまたすぐに私は退屈したり、イライラしたりする日々の暮らしを繰り返してしまう。

風に揺れるカーテン、友人の嬉しそうな笑顔、美味しそうに食べる子どもの表情、夜空に瞬く星たち、青空に流れる雲、雨垂れの音…私のまわり

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故郷の美しさに気づいた日

故郷の美しさに気づいた日

生まれた時から豊かな自然に囲まれた環境で育った。都会の人に自然豊かな場所で生活できて良いですね!なんて褒められることもあった。緑豊かな山、清らかな水が流れる川、満天の星、澄んだ空気…などなど私にとっては当たり前の日常だった。

高校生になり村上龍氏の小説コインロッカーベイビーズを読んだ。コインロッカーベイビーズに出てくる新宿の高層ビル街に憧れた。若い頃は感情の無い冷たいビルに囲まれた都会に住みたか

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無いものねだり

無いものねだり

子どもの頃は本当に面白い時しか笑わなかった。愛想笑いが出来なくて鏡の前で練習していた。いつから愛想笑いが出来るようになったんだろう。今は笑顔なしにはいられない程よく笑うようになった。それが成長か退化かは分からない。

昔はニコニコ愛想の良い人が羨ましかった。今は普段は無愛想で本当に面白い時だけ笑うような人に憧れる。無いものねだり。

私の得意料理記念日

私の得意料理記念日

私が作る料理で一番評判が良いのはビーフシチューだ。作り方は簡単。徳島市にあるデポーで売っているオーサワのデミグラスルウを買う。近所の宮本精肉店で角切り牛肉を買う。家にある玉ねぎ、にんじん、じゃがいもを切る。

角切り牛肉と野菜達を炒め、水を入れ煮込む。アクを捨てた後デミグラスルウを入れる。味を見ながらケチャップ、ウースターソース、醤油、蜂蜜など適当に足していく。後は煮込むだけだ。

6年くらい前、

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56年前の誕生日

56年前の誕生日

56年前の今日、私は徳島大学医学部産婦人科で産まれた。産まれた時4,020gあったらしい。いわゆる巨大児だ。徳島大学医学部で産まれたので研究対象と認められ、お産にかかった費用は免除されたらしい。子どもの頃は両親から「この子は産まれた時から親孝行だった」とよく褒めてもらった。

勉強せずに映画ばかり観て親不孝してきたが、産まれた時に親孝行したみたいだから許してもらおう。

片付け能力をフル稼働させたい!

片付け能力をフル稼働させたい!

私は綺麗好きではない。家の中は片付いていない。我が家が片付く日は家庭訪問など来客がある日だ。家庭訪問の日は学校から帰宅した子どもがあまりのリビングの変わり様に驚愕していた。

子どもの頃から常日頃は片付けしなかった。しかし稀に気合いが入った時の片付け能力は我ながら素晴らしかった。整理整頓好きの父から「やればできるのう!」と褒めてもらったことは良い思い出だ。

我が子達が家にいる時は片付けしないこと

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