地方創生のための3種の神器【鎌倉旅行記】
12月14日~15日にかけて鎌倉に行ってまいりました。
さまざまな場所を回ったのですが、そこで学んだのは「地方創生のアイデア」について。鎌倉は地方創生のためのアイデアの宝庫だったのです。
今回は、そんな鎌倉旅から学んだことを共有します。
地方創生に必要な3種の神器
鎌倉の土地を見て、地方創生を実現するためには、大きく3つのことが必要だと感じました。
キラーコンテンツ・コミュニティ・プロジェクトです。
キラーコンテンツとは、観光地や補助金、住居提供など、その土地に人が集まる理由となるコンテンツのことを指します。
コミュニティは、自治体や自治会、NPOなど元からその土地に住む人が集まれる場所のこと。
そして、プロジェクトとは、仕事やボランティアなどを自発的に行えることを指します。
以上の3つがあると、その土地に人が集まり、絆が深まっていきます。
なぜなら、地方に移住するまでの動線がデザインされているからです。
地方に移住するまでの動線とは、以下のようなものではないでしょうか。
この「知る」「訪れる」の部分でキラーコンテンツが役に立ちます。そして、「好きになる」「住む」の段階で、コミュニティとプロジェクトが力を発揮します。
つまり、
キラーコンテンツで人を集め、コミュニティの存在で好感度を上げ、プロジェクトに取り組むことを通して、その土地全体の絆が深まる。そして、プロジェクトから新たなキラーコンテンツが生まれる。
このサイクルが構築できている土地は強いのです。
鎌倉の例
実際に、鎌倉にはこの3点すべてがありました。
まず、歴史がつまった観光地がたくさんあります。これは人が詰まるキラーコンテンツになりえるでしょう。
そして、「カマコン」というコミュニティがあります。
カマコンとは、鎌倉の魂をもつ人たちが集まる運命共同体のこと。鎌倉+シリコンバレーが語源になっているとのことでした。
このコミュニティでは、鎌倉に住む人たちが毎月1度集まり、プロジェクトのプレゼンが行われます。1度の集会には平均で100人が訪れるのだとか。そして、そのプレゼン内容についてブレインストーミングをします。その場で合意が取れたプロジェクトは、仲間が集められ実行に移していくのだそうです。
このカマコンでは、地域の強い結びつきを感じました。この結びつきを支えられるのは、コミュニティがあることはもちろん、プロジェクトが運営されているからです。プロジェクトを通して、コミュニティの絆が深まっていくのではないでしょうか。
「学校」が地方創生の最大のヒント?
地方創生のためには「キラーコンテンツ」「コミュニティ」「プロジェクト」が必要だということを見てきました。
よく考えると、この仕組みは学校とよく似ています。
「義務教育」というキラーコンテンツがあるため、生徒たちは学校に行かざるをえません。そのため自然と人が集まります。
そして学校に行けば、「クラス」というコミュニティがありますよね。
クラスでは、「体育祭や合唱祭、文化祭、遠足など」のプロジェクトが行われ、絆を深める施策があります。
このように、学校の仕組みが、自然とコミュニティを広め、深めていくヒントになるのではないでしょうか。
地方創生に限らず、イベント運営にも応用できると思います。
非常に学びの多い鎌倉旅行でした。
…というわけで、また明日!(実はここ5日間ほど腰痛でイスに座れていませんでした。そのため更新が遅れてました。明日からまた更新はじめます!(多分))
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