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短歌まとめ(23年7月)
こんにちは。春乃夜永です。
六月は祝日がなく、梅雨もはじまって憂鬱ですね。
みなさんは独自のリフレッシュ方法をお持ちでしょうか。
私は家族風呂に一人で入り、回転寿司を三千円分くらい食べます。
さて、今回の記事は23年7月にXへ投稿した短歌や俳句のまとめになります。
お楽しみください。
水たまり踏んだ数だけ傘を手向けて
透明のフィルムをほどけば黄金のタイムマシンは夏に還って
ひみつきちはいりたければ黄金糖ひとつぶもってでなおしてきな
よーいどん、黄金糖の肌をした荒ぶる風に恋せよ八月
(中秋の名月)
満月を映す瞳は宝石で明日は俺の飴玉になる (オオカミ)
宙に浮く球よひときわ輝いて我の毛並みを彩れ金に (猫)
母さんはすすきの丘で僕を産み今は月で餅をついてる (うさぎ)
できるだけ長く降れよと願うよな六月みたいな恋もあってさ
一度だけやりなおせるなら枝を持ち叩きに行きたい森永先生
飯あたえ頭をなでて甘やかす少しは我をおそれよ人間
愛想笑い青信号もお世辞もテイクアウトで戦え今日も
金色のまつ毛を伏せて天国について語る君はきれいだ
降りやまぬ長雨が石うがつ夜に誰がために泣く髪をほどいて
折れそうな三角グラスに浮かぶ星ひっくり返して異変に気づく
重力に反する君と壁歩き冥王星で猫をひろった
水道水チェイサーにして金魚飲む
終末のニュースに耳をかたむけてファストフードをゆっくり食べる
幸せの色をした鳥羽ばたきて残されたるは平和か破滅か
男って馬鹿なもんだよ特に君
伊達メガネ皮手袋に黒い手帳にっこり笑って偽名を名乗る
「知ってるよ」カラッと言うねん「八回目、八月八日をまたすごしてる」
夏空に響く笛の音追い越して一等賞で君に会いたい
黒髪に残る跡をやわらげる我の指先祝福せよ花
ここまで記事を読んでいただき、ありがとうございます。
スキをしていただけると短歌がランダムで表示されます。サポートしてただけたら少し大人向けの短歌が表示されますので、興味がある方はぜひお試しください。
現在もXに火木土で直筆の短歌を投稿していますので、そちらもよろしくお願いします。
(自己紹介)
23年の2月に幻冬舎グループ主催の「あの日の秘密コンテスト」で大賞を受賞し、電子書籍でデビューしました。あらすじだけでも読んでいってください。
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