短歌まとめ(23年9月)

2024年7月7日 10:51

こんにちは。春乃夜永です。

今年の梅雨はどこに行ったのでしょうか。
すでに食欲がなく、蕎麦とお茶漬けしか信用できなくなっています。
あと、ごま豆腐に蜂蜜をかけると、わらび餅みたいになって美味しいのでおすすめです。

さて、今回の記事は23年9月にＸへ投稿した短歌や俳句のまとめになります。
お楽しみください。

朝焼けに染まる海に君見つけ天国行きの切符を渡す

衣食住足りて余暇にジム通い公務員の副業せどり

暮れていく夕日が僕らの背を越して最後のチャイムを鳴らす六時に

「放課後」が「定時後」になり早一年帰る場所も「家」から「部屋」に

キバだとかボスとか呼ばれた縄張りでまさかチビと呼ぶとは人間

花の名を一つも知らずとも分かる花束おくれば君笑うこと

バターとかはちみつみたいな味がして君にとても似てると思った

制服でパチンコ打ちに行かなけりゃ優等生と呼ばれた高校

肩に乗る栗色の毛は伸びかけの背丈とともに色もうつろい

爆死でも笑い死にでもかまわないあなたと遂げたいリア充心中

ネクタイを解く指の鋭角を求める式を教えて実技で

シスターは紫煙くゆらせ微笑んだ「元天使だけど質問はある？」

太陽も月も浮かばぬ午前五時願いごとなど三つ数えて

カーテンに潜って無邪気に口を寄せ好きな子の名を教えてくれた

ピーピーとバッテリー切れ訴えるスマホに怒鳴る「鳴くばかりか」と

ここまで記事を読んでいただき、ありがとうございます。

スキをしていただけると短歌がランダムで表示されます。サポートしてただけたら少し大人向けの短歌が表示されますので、興味がある方はぜひお試しください。

現在もＸに火木土で直筆の短歌を投稿していますので、そちらもよろしくお願いします。

(自己紹介)
23年の2月に幻冬舎グループ主催の「あの日の秘密コンテスト」で大賞を受賞し、電子書籍でデビューしました。あらすじだけでも読んでいってください。
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