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琴線に触れたnote集

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何度でも読みたくなる。 出会えたことに心から感謝したい、素敵なnote集。
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2020年10月の記事一覧

秋晴れのラブレター #1年後の私へ

この時期は、これからやってくる冬をつよく感じるね。 いつ雪が降るんだろう、もう暖房つけて…

宿木ゆき
3年前
53

枯れるのもエネルギーがいるんだよ

まだまだだなぁと思う。何がって、自分が疲れてるから。 あ、とくに有益なことはこの先書いて…

世界の月に囲まれたから

行動派の面倒くさがりである。なかなか面倒くさい性質だなと思う。 旅も好きだし、何か新しい…

拝啓 20年前の私へ

「20年前のちーちゃんから30歳の千裕さんに手紙が届きましたよ」 母からの連絡には、フェルト…

kyritani
3年前
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短編小説 『昇花』

名も知らぬ種を埋え、芽が出て、すらすらと茎を伸ばす。 その間に私は花曇りだからと大学を辞…

い〜の
3年前
45

「さよなら」には三日いる #お気に入りの音楽で言葉を綴ろう

二年付き合った彼女に別れを切り出したら「三日だけ待って」と言われた。 大事な話があるとメ…

七屋 糸
3年前
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君の書く、7色の手紙

4歳の息子は今年の6月から保育園に通っている。 顔見知りのいない園にいきなり放り込まれた彼の重圧は計り知れないが、幸い、元々人懐っこい彼に友達ができるには、それほど時間を要さなかった。 ただ、一人っ子な上に、それまで男の子の友達しかいなかったので、クラスの女の子と今ひとつ馴染めていないようで、出てくる名前も、男の子の名前ばかりだ。 まあ、それは仕方ないかもしれない。 教室に入っていきなり、「エンダァぁぁあ!!!」とホイットニーヒューストンの代表曲を叫ぶ男に好んで近寄る女子

おかえり。またね。

白い布に包まれた小さな木の箱は、膝に乗せるととても軽かった。 小柄だった祖母は、あの頃よ…

siv@xxxx
3年前
72

深夜のマツキヨで出逢ったひとつぶ16円のキミ

その日、私は疲れていた。 まかないの量が少しおかしい、優しすぎるご夫婦が営む郷土料理屋。…

翠 はるか
3年前
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お年寄りを保護した話

先日、110番通報をした。 その日、少し時間があったので、ウォーキングに出かけた。 自宅…

ルミ
3年前
149

10年

2010年。今から10年前、私は2度目の離婚をした。 あれから10年が経った。 今日、仕事から帰…

verde
3年前
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温泉街にて

秋の空が高くなるのは、夏の暑さがまだ恋しくて、太陽に近づこうとしてるからだと、そう思って…

い〜の
3年前
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「学校になじめない」は絶望じゃない。そこからはじまる「未来」もある。

「なんだか学校は居心地がわるい」 「同年代の人間と、うまく人間関係が築けない」 こうした想…

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書いた量と推敲の量は、裏切らない。

第三回教養のエチュード賞への応募作品に対して、一通ずつ手紙を書いています。 前回も「読むことは教養のエチュード」と名付けて、全ての作品にコメントを添えて紹介したけれど、今回は一人1000文字ずつだから一段と気合が入っています。「読むこと」を最大化させることは「書くこと」だから、真剣に読むためには書かなきゃいけない。そう、ぼくにとって読むことは教養のエチュードなんです。 回を重ねるとわかってくることがあって。たとえば、一回目からずっと作品を届けてくれる人がいます。考えてみれ