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いもうとの行方 | すすめもも

山口の実家じゅうの山をかけめぐって、毎日一登山
その足で、1年以上ぶり、福岡の祖母のもとで農作業の毎日

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さいきん自分なりに動いてみて、いい意味で飽和で黄色信号を感知
今は焦らずに息抜きというか、新しい空気を入れてやっちょるつもり

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電波が悪いところも案外悪くなくって
自分のルーツや、やってきたことを静かに言葉にしたり、考えたり

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ふんわーり想いを浸らしてみると、おのぼりさんしてからというもの、
流離って、自然やら農業やらアートやらフードやら伝統文化やら
いろいろ好きかもしれないことたちが、どれくらい好きで知りたくて楽しいか片足を入れて過ごしてきちょったような

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ちょっと前までは、脈絡のないけどまあえっかと思っとった
でも最近は、意外と点が線になっとるんじゃないかと気付き始めた
期待半分の予想ではあるけんども、

なんでそう思ったかっていうと
どんな場所でも、なぜか期せずして、ぽつぽつと
想いやそこでの経験を言葉にする、字おこし、をよおけしとって
おかげで、あ、この疲れ嫌いじゃないな、と気付けたから

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最近はいろーんな面白いひとたちにインタビューするなんてこともしとる
小さい頃から感想文だとか書道だとか、書く、それ自体が、嫌いだけど好き

今思えばそこから線が引かれとったっぽい
聞くって面白い、聞きよると、それで何倍も人生をおくった気持ちになる

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ひとりだいすきな自分がこんなことを言いよる日が来るとは思わなんだ、
なんでこねなことなったんやろかと、不思議に思ってみたりもした

でも思い返せば、そうやない、じつは、前から
ひとのあれこれ聞くの、すいちょったんやなあ

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小中高とどの入学の折にも同郷の仲間が殆どいないマイノリティーだったこと

日々おばあちゃんとおじいちゃんと話し相手になったこと

海外の客を迎えるのが専ら好きな少々変わった家庭に生まれ、田んぼに囲まれつつも、なんちゃって世界一周したこと

日本の秘境でわざわざ制作活動をする地球あちこちのアーティストと遊んだこと

山口や福岡で所謂な働き方とは違う個性的な生活をしているおにいさんたちとタメで何度もしゃべりあかしたこと

伊豆で自給自足しているおにいさんと巡り合って囲炉裏を囲んで夜な夜な終わりのない問をついていったこと

日本の資本をかき混ぜるお膝元に生まれて意識高く行動している同世代と仲良くなったこと

一方でそうした主流にこの日本ど真ん中で、ミクロからメゾな規模で真っ向から変えていこうとするおじさんたちの声を聞いたこと

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ありがたいことに、この若いのにしては
年も生まれも環境もヒストリーもまるきりよりどりみどり
そんなひとたちに会うばっかしなめったとない機会に恵まれとった

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毎回そのたびにしゃべって聞いてふむふむって
ちいこいころは姉のうしろで服をひっぱっちょおような気のこまい人間
家にやってくるストレンジャーには猫被って気にしないそぶりをしとった
でもそんな振る舞いをしてても、こころは偽れないらしく
聴き耳だけはいっちょまえにたてとったようだ

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いろいろな人々と出会って
そしてそのひとの半生をかいつまんででも聞いたこと
それを成長して時所変わっても、いつも愉しんでいたこと
今日の心境から察さざるを得ない

「この人のいうこと、よおわからん、なんのこっちゃ」
「あああ、わかるわかる、もうそれ、それよ」
「たしかに、一理あるぞ」
人のことを聞くことは、自分の形を縁取る機会でもあって

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私の身体の拡張でもある写真や文章を通して、どんな畑かを問わず、だれかの生き方をいろんな形で見たいとおもう、きょうです

文・もも

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