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#フェミニズム
バズ・ライトイヤーと父と私
『バズ・ライトイヤー』を観に行った。最高でした。『トイ・ストーリー』シリーズはディズニー、ピクサー作品の中でも渋いストーリーが多いように思うが、『バズ・ライトイヤー』も20を過ぎた人に刺さりそうだった。
というか、今の私に断然刺さった。これは『バズ・ライトイヤー』評ではなく、映画を観て思い出した私の話だ。先に、素晴らしいフェミニズム映画だったことは言っておきたい。ディズニーは時代をいつも映してい
フェミニズムと文学~今こそ読みたい『スウ姉さん』
『赤毛のアン』や『若草物語』に比べるとそこまで有名ではない、気がする。でも確実に今響く、ジェンダーをテーマに扱った小説がエレナ・ポーター『スウ姉さん』だ。河出書房新社から村岡花子の訳で日本語版が出ている。
「原作者のことば」はこんな出だしから始まっている。『スウ姉さん』の主人公は「スウ姉さん」と呼ばれ、家族全員から頼られている女性、スザナ・ギルモアだ。父は銀行家であり裕福な家庭だったが、スキャ
『クイーンズ・ギャンビット』と「女ことば」とフェミニズム批評
今日は国際基督教大学ジェンダー研究センター主催のイベント『フェミニストとして書き、訳し、出版する』をZoomウェビナーで視聴した。話し手は作家の松田青子さん、翻訳家の小澤身和子さんとフリアナ・ブリティカ・アルサテさん、エトセトラブックス代表の松尾亜紀子さん。
内容は4人が翻訳・執筆・出版を通して感じ考えたフェミニズム、それぞれの経験や日本の文学・出版をめぐる問題点について。まだまだ、フェミニズ
フェミニズム本すごろく(2020/8/19更新)
ジェンダー、セクシュアリティ、フェミニズムに関する本を「すごろく」の形式で紹介します。オンラインでやるので綺麗なすごろくの形にはなりませんが。これは以前『天然生活』がやっていた特集を真似しました。
この順番に読んでも、読まなくても、逆流しても、横から見ても下から見ても。暴力(DV、性暴力)虐待などへの言及、描写を含む本のタイトルの横には*(アスタリスク)をつけています。
1. 性自認、性的指向