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身体の不調と痛み

身体に不調がでやすい時期です

今日は愛知県は少し肌寒いぐらいでしたが、明日からはまた夏が戻ってくるとか。数日おきに暑くなったり涼しくなったりで、元々コロナ禍のストレスも溜まっているところに気候や環境の変化が重なって自律神経の働きが悪くなりやすいようですね。

<身体症状>
身体がだるい・頭がぼんやりする・すんなり起きれない・食欲低下や消化不良・肩こり腰痛などがある・あまり眠れない・通勤通学が苦痛
<精神症状>
漠然とした不安感・自分に自信が持てない・集中できない・八つ当たりしてしまう・何かをするのが億劫・興味関心が薄くなった・人から軽視されていると感じる

このような症状が4つ以上1週間ほど続くのは9月病かもしれません。
元々はヨーロッパで生まれた呼び方で、長期のバカンスから仕事モードに戻れない人々の心身の不調をを指してそう呼んだそうです。
日本では5月病が有名ですが、近年はこの9月病も増えているそうです。

9月病の対応策

この9月病の対応策ですが、快眠への対策と同じことが挙げられていました。
その要点は2つ。

1. 日中しっかり太陽光を浴びる
2. トリプトファンを多く含む食材を摂る

1は理想を言えば朝日をしっかり浴びれるといいですね。不眠の場合には朝日は概日リズムのリセットという役割がありますが、この場合はセロトニンを増やすことが目的。
セロトニンは幸せホルモンと呼ばれ、不足したり代謝に異変が起きるとうつ病の原因になる重要なホルモンです。なので朝日が無理な場合は日中窓越しでも2時間過ごせば効果があるようです。

2のトリプトファンは必須アミノ酸として学校で習ったことを覚えている方もあると思います。
このトリプトファンは先ほどのセロトニンの材料。つまり太陽光を浴びた効果はこの材料であるトリプトファンが体内に充分あってこそ活かされるというわけです。

<トリプトファンを多く含む食材>
肉類(牛・豚・鶏など)、魚類(マグロ・カツオなど)、乳製品(ヨーグルト・チーズなど)、大豆食品(豆腐・納豆など)

野菜類にはあまり含まれていないようなので、ベジタリアンの方は注意が必要ですね。

痛みへの反応パターンは3つ

不調の項目に肩こり、腰痛などの筋肉痛のような症状も含まれていたりしますが、人は身体に痛みがあるとき多くは3つのパターンをとると思います。

1. 医者にかかる・接骨院や整体などを利用する
2. 自分で市販薬を飲む
3. 何もせず経過を見る・とりあえず我慢する

1と2はなんらかの手を打つ人で、3は手を打たない人です。経過を見ていて余程なにかあれば行動するかと思いますが、大抵は不調を感じた原因である痛みなどが治まったことで行動せずそのまま放置になります。

ここで痛みとは何なのか?という認識が人によって違うのではないかという話をしたいと思います。

「痛い」=「悪い」

多くの人の中で「痛いということはどこかが悪いんだろう」という図式が成り立っていると思います。わたしもそう思います。

そうするとこんなことを考える人もいます。
「痛くない(痛くなくなった)」=「どこも悪くない」「治った」

これに関してはそうとは言えないと思います。
先ほどセロトニンというホルモンの話が出ましたが、同様に痛みを和らげるホルモンも存在するからです。
マラソンで最初に少し苦しくなると風が吹くようにすっと楽になる瞬間があることから「セカンドウインド」と呼ばれるものがありますが、これもホルモンの働きです。

痛みのメカニズムはわかっていないことも多いと聞いています。
これらのことから「痛みがない」=「全く問題がない」とは言えないのです。

最高の警備システム

基本的には痛みは身体に異常があることを知らせる存在です。
安易に鎮痛剤を使用することで痛みなどの不快感から逃れることもできますが、そのために大切な身体の危険信号を見逃すことにもなりかねないということを理解しておく必要があります。

痛みが体の異常を知らせる警報装置だとすれば、過剰に神経系の働きに作用する薬の服用は自ら警報装置を切って放置するのと同じだということです。
外部からの侵入による被害も、内部犯の起こす被害も食い止められない。そう考えたら自滅的選択だと思いませんか?

「休め」のサイン

また、こうも考えることができます。
よく風邪で辛くても仕事に穴をあけるわけにはいかないと薬を飲んで働く方がいらっしゃいます。熱だけでなく頭痛や関節痛も抑えられているので問題なく働けます。

でも病気や怪我を治すのは何の働きでしょう?
抗生剤でしょうか?

細菌には抗生剤は有効ですが、ウイルスには効きません。闘っているのは自分自身の免疫システムなのです。
当たり前のことですが、誰しもがあたかも薬が治してくれるかのように勘違いしたような言動をされるのをよく目にします。

治すのは免疫システムです。
そしてその働きを高めているのは材料、栄養と休養です。

そう、痛みがあるのは「休め」のサインなのです。
痛みがあるから「まだちょっとやめておこう」と思うことができます。回復のために身体が必要なことをわかって「痛み」という形で話しかけてきてくれているのです。

身体の声に耳を傾けよう

コロナ禍で犬や猫を家族として迎えられた方も多いと思います。
彼らは人間の言葉は話せません。
独自の表現で吠えたり鳴いたりして様々に感情表現してくれます。家族になられた方は例え人間の言葉を話せなくてもそれらを理解しようと、時に耳障りな鳴き声でも耳を傾けているはずです。

身体の様々なサインもそれと同じ。
身体からのメッセージ、話しかけてきている「ことば」として耳を傾けてみてください。

きっとこれまでよりずっと自分の身体といい関係が築けるようになるはずです。

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写真はわが家の外壁にいた蝸牛。
「焦って生き急いでもなにも変わらないよ~のんびり行こう♪」

無理な追い越しをかける車然り。
エスカレーターで更に歩く人然り。

結果的な時間は変わらないというデータがあるそうですね~?
個人的な現実それぞれの真実は知りませんが。

わたしは蝸牛先生に頭を垂れて瞑想に・・・

ありがとうございます╰(*´︶`*)╯♡ お預かりしたエネルギーが人と地球のために廻っていくよう活動します!