篠原丈司|タイムマネジメント研究家

座右の銘は「時間の使い方を変えると人生が変わる」タイムマネジメントを小学生から広げてい…

篠原丈司|タイムマネジメント研究家

座右の銘は「時間の使い方を変えると人生が変わる」タイムマネジメントを小学生から広げていき、6月10日「時の記念日」に全国の学校で授業が行われることを人生の目標にしています。総登壇回数は令和5年12月1日に1,000回を達成。https://happy-spiral.jp/

最近の記事

時間は種類に分けられる

時間というものは不思議な概念で、五感(視覚、嗅覚、味覚、聴覚、触覚)の中に時間を認知している器官はない。 太陽の光で朝が来たことを感じ、お腹の減り具合や時計によって時間の経過を認識しているとも言えるが、それを抜きにしたとしても、昨日と今日、そして未来の違いは子どもでも感覚的に理解している。 その「時間」は、見た目は同じでも使い方や特性などによって複数の種類に分けられる。 例えば、インプット・アウトプット・リセット 僕は、使用用途で分けたこの3つのバランスを意識してスケ

    • ニューヨークで動画が配信されました!

      マイベストプロに登録している 全国3千人の専門家の中からなぜか選ばれ、 米国ニューヨークの日系人会と邦人医療支援ネットワークの共催、そして在ニューヨーク日本国総領事館と米国日本人医師会の後援で開催された「春のヘルスフェア」においてタイムマネジメント講座の動画が紹介されました。 テーマは「夢を叶える時間術」 1日24時間は世界共通。日系の方を対象とした配信でしたが、米国でどのような反応があったのか気になるところです。

      • 締め切りの効果的な使い方

        仕事と締め切りはセット とはいえ、必要以上に締め切りを意識すると使い切ろうとする意志が働き、期限ギリギリまで膨張してしまう。 一方で、締め切りがあるからこそ追い込まれて集中力が上がる。 このように締め切りは使い方によって毒にも薬にもなる。 僕はその日の可処分時間によって締め切りの使い方を変えている。可処分時間とは自分で自由に使える時間のこと。 例えば丸一日アポが入っておらず、その日に処理すべきタスクが多いのであれば、なるべく長く集中力を維持させる必要がある。 これ

        • 完了したか判断できるタスクの表現

          誰であっても何らかの方法で今日やる仕事の予定は決めているはず。付箋だったり、メモ紙だったり、スケジュール帳だったり。 いや、これまで勤めてきた会社の中には、目に入ってきたことからとにかく手をつけるような人がいた。机の上に積みあがった仕事を上から順に処理していく人もいた。 実は過去の自分のことでもある。 片っ端から仕事に手をつけていくと、ほとんどの場合は優先順位を間違えてしまうので常に仕事に追われるようになる。抱えている仕事が積み重なり、とても苦しい。 でも、それがビジ

          仕事を依頼されたら確認しなければならない2つのこと

          春になると街に着慣れないスーツ姿の新社会人が目立つようになる。この風景は何度見ても気持ちが良いものだ。 いきなり現場に出される前に、そろそろ研修が始まっている頃だろう。 僕は電話応対や名刺交換など社会人マナーの研修はしない(できない)ので暇になるこの時期はノンビリ過ごすことが多いのだが、昨年から徐々に増えてきたタイムマネジメントをベースにした仕事の進め方研修のご依頼が今年は県内外の6社からいただいたものだから今からワクワクしている。 僕自身が社会人として仕事をするように

          仕事を依頼されたら確認しなければならない2つのこと

          念じたら雨は止むのか

          僕は定期的にかかりつけ医を受診している。 薬を出してもらうのが主な目的だ。 外来患者の多い病院だが前回受診した月曜日の午前中はいつも以上に一杯。 いつ呼ばれるかもわからない状態で1時間以上待ち、診察はあっという間。15分ほど待って会計が終わる。 完全な僕のミス 月曜日は混んでいるとわかっていたのに薬が切れてしまい、次に来られそうな日がわからなかったので、このタイミングしかなかった。次回以降は改善しようと薬が切れる2か月後より前の月曜日以外の午前中で受診できそうな日をブ

          がまんならないことは何か

          夢や未来の理想像を具体的にイメージし、そこに向かうよう時間の使い方を変えていくと間違いなく人生はより良い方向に進む。 もしも変わらないとしたら、その人の能力や根性、やる気の問題ではなく、投入する時間が少なすぎるか、やり方を間違えているだけだ。 そう確信している。 僕たちは得られる利益か避けられる損失かのいずれかによって動かされると言われているが、もう1つ、さらにより強い動機付けがある。 それは・・・痛みからの解放  病院嫌いの僕でも我慢できない足裏の痛みで何はともあ

          生産性とは何だろう

          有効求人倍率は令和5年10月の時点で全国平均が1.3倍と相変わらずの人手不足が続いている。 ちなみに、僕が住んでいる地域は求人の受付地別で1.41倍と非常に高く、就業地別だと1.57となり全国でも10番以内に入る。 仕事を探している1人に対して1.57社の事業所が「うちに来てくれ」という異常事態は、少子化の流れを受けて、これからも加速していく。どの産業でも働き方改革を進めていかなければ、人手不足で事業の存続もままならないということだ。 さて、国は働き方改革と生産性の向上

          数字で考えると何でもできる

          社会人になると仕事には目標がついて回ると知る。会社や部署の業績、営業担当の売上、顧客獲得数、経費削減、・・・などなど。でも学生時代に「目標とは何ぞや」なんて授業は無かったと思う。知らないことはできないので仕方がない。 娘(中学生)の授業参観に行った時のこと。 生徒が1学期の振り返りと2学期の目標を考えたものを担任の先生が見せてくれた。そのほとんどは「1学期は○○を頑張りました。2学期は○○を頑張ります。」というものだった。これを意気込みというのならまだ理解できるが、タイム

          クイズです!野球とラグビーの大きな違いは何でしょう?

          クイズです。 「野球・バレーボール・テニス」 「サッカー・ラグビー・バスケットボール」 それぞれのグループの大きな違いがあります。 それは何でしょうか。 答:試合終了の時間が決まっているかどうか。 野球は(7回戦や時間制の大会もあるが)9回が終わって得点の多いチームの勝ち。バレーボールやテニスは決められたセットやゲームを先に取った方が勝ち。なので、終了時間が読めない。 野球の国際大会なんて深夜まで続いたりする。 そういえば、昔のバレーボールはサーブ権なるものがあ

          クイズです!野球とラグビーの大きな違いは何でしょう?

          一杯の冷蔵庫にモノは入らない

          2016年4月1日から一日も欠かさずメールマガジンを配信してきた。 ご興味のある方はこちらから(無料) 体調を壊して入院した時も続けた。 入院中だから(中断しても)仕方がないという条件を付けてしまうと、退院しても絶対に再開しないと思ったので、ベッドの上からでも配信した。 習慣になってしまえば大したことではないが、誰でもできることを誰にもできないぐらい続けると立っている場所は間違いなく変わる。習慣化の大きなメリットは、簡単なアクションでも長期的に継続することで大きな価値

          一杯の冷蔵庫にモノは入らない

          可処分時間とストレスの関係

          今でこそタイムマネジメントの研修なんかでエラそうな話をしている僕だが、以前は力任せに仕事をしていた。 とにかく片っ端から目の前の仕事に手をつけて終わった時が帰る時。要は、時間の長さだけで課題を解決するしか方法は無いと信じていた。それでも体力があり余っていた若い時はなんとかなっていたし、徹夜も平気だった。しかし、年齢を重ねておくと、どうしても処理に遅れが出てくる。 入ってくる仕事の量は変わらないのに、進むスピードが鈍れば溜まっていくだけ。これではストレスも溜まるはずだ。

          曖昧を具体的に。それが計画だ。

          僕たちは、抽象的な事柄に対してなかなか行動を起こせない。どうにかしてヤセたいと願っていても、それが具体的にイメージできないと目の前の甘いケーキに心を奪われてしまう。 僕が提唱するタイムマネジメントの定義は 「本当に大切なことに有限の時間をなるべく多く使う技術」 この「本当に大切なこと」とは未来の理想像につながる行動のことだが、それはどうやっても抽象的なものでしかない。いくらビジュアル化したとしても、少しは具体的になるだけで、やはり目の前の具体的な事柄と比べると抽象的にな

          曖昧を具体的に。それが計画だ。

          伸びてから切るのか。伸びる前に切るのか。

          スケジューリングの最大の目的をザックリまとめると、時間を自分の管理下に置くことにある。 可処分時間(自分が自由に使える時間)を把握したり、工夫により時間を生み出したりすることで、本当に大切なことに使える時間を増やしていく。 以前の僕はこんなことも知らずに片っ端から予定を入れていた。もちろん、会社員時代も全く教わってこなかった。 知っている人は知っている。知らない人は全く知らない。 いずれにしても、時間の使い方を個人の知識や能力任せにすると総合的な企業の力は上がらない。

          伸びてから切るのか。伸びる前に切るのか。

          ゴールデンウイーク最終日に落ち込むであろうあなたへ

          今年のゴールデンウイークは5月1日と2日を休むことで最大9日間の長期休暇となる。4年ぶりに行動制限が無いので、仕事の方々にとっても特別な期間であるのは間違いない。 僕も対外的な予定は入れずにまとまった時間を確保しているが、あれもできるこれもできると自分を過信し過ぎてタスクを詰め込むとどうしても積み残しが発生するので最低限のゴールしか決めていない。 さて、今からでも実行しておきたいのが連休最終日に重苦しい気分にならない対策だ。特に工夫しなくても連休明けからバリバリと動ける方

          ゴールデンウイーク最終日に落ち込むであろうあなたへ

          後処理タスクを忘れていませんか?

          仕事というものはシンプルに見えて案外複雑な作りをしているものもある。 僕の場合でも、メールでのご相談に対して返信すれば終わりといったシンプルなものもあれば、原稿作成のように徐々に進行していくもの、企業研修や伴走支援のようにプロセスが集まったプロジェクト型の仕事など様々なタイプがある。 それぞれに進め方のコツはあるが、後処理タスクとセットのタイプは注意が必要だ。 登壇の仕事を終えると請求書の発行及び送付が必要になる。 専門家派遣などで企業支援を行うと報告書の作成及び送付

          後処理タスクを忘れていませんか?