見出し画像

一杯の冷蔵庫にモノは入らない

2016年4月1日から一日も欠かさずメールマガジンを配信してきた。

ご興味のある方はこちらから(無料)

体調を壊して入院した時も続けた。

入院中だから(中断しても)仕方がないという条件を付けてしまうと、退院しても絶対に再開しないと思ったので、ベッドの上からでも配信した。

習慣になってしまえば大したことではないが、誰でもできることを誰にもできないぐらい続けると立っている場所は間違いなく変わる。習慣化の大きなメリットは、簡単なアクションでも長期的に継続することで大きな価値に変わることにある。

まあこんな話をすると、始めたら何が何でも続ける人間だと思われるかもしれないが、もちろんそんなことはない。これまでもたくさんのことを始めては辞めてきた。

小さい頃はとにかく野球ばかり。小学3年生から正式に野球チームに入り、地元の大会はほとんど制覇するぐらい無敵だったのだが、中学では練習量こそどこにも負けていない自信があったが公式戦では1つも勝てなかった。あれほど好きだったのに高校では野球部には入らなかった。今でもあの時の葛藤は覚えている。

大学では体育会の部活に入って4年間続けたし、アルバイトも1つの居酒屋で4年間続けた。

そんな僕が、新卒で入った百貨店を辞めるという決断をしたのは全くの想定外だった。悩みに悩んだ末に「辞める」という決断をし、退職の意向を上司に伝えに行った時は「目が血走っていて怖かった」と20年後に言われた。

でも、あの時の決断があったからこそ、今の社会保険労務士という天職に出会えたとも言える。

人生って本当に面白いものだ。

その天職もまもなく15年目が終わる。でも、やっていることはずいぶんと変わった。特に、行政手続きの代行や顧問契約はある時を境に辞めた。

この決断した時もかなり葛藤した。生きていけるのだろうかという心配もあったが、捨てると入ってくるというのは本当のようで、今はやりたいことができている。一杯の冷蔵庫にモノは入らないのだ。

自分自身も「辞める」ということは後ろ向きな行為だと捉えていたが、こうやって人生を振り返ってみると、それは未来に向かっての前向きな決断なのだと思えるようになった。

なので、僕の「夢リスト100」の100個目は
辞められないと思っていることを毎年1つは辞める
となっている。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?