見出し画像

伸びてから切るのか。伸びる前に切るのか。

スケジューリングの最大の目的をザックリまとめると、時間を自分の管理下に置くことにある。

可処分時間(自分が自由に使える時間)を把握したり、工夫により時間を生み出したりすることで、本当に大切なことに使える時間を増やしていく。

以前の僕はこんなことも知らずに片っ端から予定を入れていた。もちろん、会社員時代も全く教わってこなかった。

知っている人は知っている。知らない人は全く知らない。

いずれにしても、時間の使い方を個人の知識や能力任せにすると総合的な企業の力は上がらない。


例えば移動時間はどうだろう。

移動中の時間も有効活用する使い方はあるとはいえ、運送業でもない限り基本的には何も生まない時間の代表だ。ところが、移動しているだけでなぜか「仕事をした気」になってしまう。

コロナ禍前はオンラインで打ち合わせなんてしていなかったので、こちらから出向くか、来ていただくかの2択だったが、オンラインツールの登場により、移動時間が少なくなったことでこれまでより確実に「使える時間」が増えたはずだ。

ところが、工夫をせず、(表現は悪いが)相手の言いなりになってしまうと逆に無駄が増えてしまう。


例えば僕は、毎月1回は散髪に行くようにしている。(散髪が)終わったその場で次の予約を取る。約1か月後の美容室付近を通過する日が僕の希望。その時点では予約が取り放題なので、自分に有利な日と時間を確保できる。1か月後の髪の状態は想像がつくが、そこを先送りをしてボサボサ(緊急事態)になってから予約を入れると都合の良い日が空いていなかったりして、時間の決定権を相手(美容室)に渡してしまうことになる。

時間を自分の管理下に置くということはこういうことだ。


さらにオンラインでの仕事が増えた今、スケジューリングを工夫しないと外出(対面)、オンライン(職場に戻る)、また外出・・・となったりして、むしろ無駄な移動時間が多くなってしまう。もちろん、フリーWi-Fiのあるスペースを使ったりすることもできるが、セキュリティに問題があったり、周囲が騒がしくて落ち着かなかったりするので緊急事態以外は避けている。


移動の予定をまとめることで全く外に出ない日を確保できるが、それも適切なスケジューリングあってのこと。

そんなに難しいことではない。

自分が決定するという意識を持ち、有利になるよう誘導するだけだ。

目的は1つ。本当に大切なことに有限の時間をなるべく多く使うため。

これしかない。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?