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「働くしか勝たん!」本当は〇〇〇〇〇?~働くことをネガティブにとらえている若者へ~【前編】

株式会社ハッピースマイルの広報担当です。

今年7月に埼玉県の松実高等学園にて、代表の佐藤が講演会を行いました。
働くことに対してネガティブなイメージを持つ高校生に対し、働くことの楽しさ・ワクワクを伝えました。

今回noteでは、講演会の中で事前に寄せられた高校生たちからの質問に佐藤が回答した内容を掲載します!
長文なので、【前後編】にわたって掲載する予定です!

それではどうぞ!


【Q】起業したきっかけは何ですか?

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自分のアイデアが世の中に通用するか試してみたかった。
感謝される仕事をしたいというのも当然ありますが、そもそも自分自身が考えたアイディアが通用するのか、このサービスが求められているのか、実際に世に出してみたかったです。

起業する前に同級生にこんなビジネスをやってみたいと話したことがありましたが、大抵は「やめなよ」とか、「失敗したらどうするの?」しか言われなかったです。でもその時に思ったのが、『この人たちは真似しないな』と。自分がやろうとしていることに対してマイナスな事しか言わないのは、この人たちはやらないだろうからライバルはいないと思いました。

だから試してみたくて始めたのが起業したきっかけです。

【Q】起業する上での壁や不安はありますか?

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特にないです。やるかやらないかだけだと思っています。不安な気持ちもわからなくもないけど、自分にはないです。

自分には好きな言葉があって、クボタという会社が『壁がある。だから、行く。』というキャッチコピーを使っているのですが、通常ならやめておこうとか、行かないでおこうとなるところを、『壁があるなら越えていこう』と、とてもシンプルだけどメッセージ性が伝わってきて好きです。

だから壁があってもやるだけですね。

【Q】起業する上で何か心掛けたことはありますか?

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全力でやる!それしかないです。自分が考えたビジネスに対して、この後も情熱を注げるか?人生の大半を注げるか?この2点以外は何もないと思います。

何も保証されてない中でやるしかないので、自分を信じるしかないです。自分の人生の中で、『自分を信じる』ってことを振り返っていくと、筋トレに繋がります。学生時代から体を鍛えて、『自分はできる』という自己肯定感や、自己の概念を上げることを子供の頃から行ってきたので、大人になって自分自身が起業するときに「もう全力でやるしかない」と。

また、自分の限界がどれぐらいなのかというのも確認したかったというのもあります。ずっとテストしている感じです。

【Q】休みはどのくらいありますか?何をしていますか?

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休み=オフだと思いますが、そもそも休みという感覚がないです。起きた瞬間からずっと仕事のことを考えているし、夢にまで出てくるほどです。24時間勤務ですね。(笑)

こう言うと、休みがなくて大変そうと思われるかもしれないけど、全くそんなことないです。今までで一番自分の時間を確保できているし、すべての時間を自分でコントロールできる感覚なので、ストレスはなく常に自由です。
その代わり誰にも守ってもらえない。


ここで、皆さんに覚えておいてほしいのが、「自由になりたい」とか「好きにさせて」とか言う人がいますが、『自由』と『責任』はセットです。

『自由』と『責任』はセット
自由が欲しいのなら責任も取らなくてはいけない。

例えば未成年は自由じゃないから保護者がいますよね。何か悪いことをしたら親が謝らないとならない。未成年は補導だけど、大人になったら逮捕ですからね。自由が欲しいのなら責任も取らなくてはいけないです。


まとめると、休もうと思えばいくらでも休めます。
ただ、ハッピースマイルは困っている人を助ける仕事なので、休んでいたら助けられないから私としては仕事がしたくてしょうがないという状態です。

だから毎日ワクワクしています。ワクワクの状態が毎日続いている感覚です。ディズニーランドに行く前の日がワクワクするのと同じような感じで毎日楽しいから、むしろ休むと具合が悪くなります。(笑)

仕事をしに行く感覚ではなく、困っている人を助けて、今日も何人助けられた!みたいなワクワク感なので、それをやらせてもらえないのが休み。だから休むと体調を崩してしまいます。


【Q】起業してから一番大変だったことはなんですか?

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無名の会社のサービスを世の中に広げていくことがとても大変です。
今でも有名とは思っていないですが、起業当初は誰も知らない状態からのスタートです。ここから一人でも多くのお客様を増やしていくということが大変です。

ただ、自分としてはやりたいことしかやっていないので、お客様の困ったを解決しているので、ずっとワクワクしているし、大変というよりも楽しいほうが大きいです。

例えるとゲームをしている感覚です。マリオのゲームはクリボーが出てくるから楽しい。何も出てこなかったら、ただ真っ直ぐな道を歩くだけのマリオです。ゲームじゃないし、楽しくもない。
生きている中に色々な課題や壁が出てくるけど、さっきのクボタじゃないけど『壁がある。だから、行く。』、『クリボーがいる。だから、行く。』みたいな感じです。(笑)  敵=課題や壁が出てくるから面白いと思っています。

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大変というより、不安になることはあります。自分が休んでいる間に他の会社がもし動いていたら遅れをとってしまうという不安です。世の中、常に競争社会なので、自分が良いと思ったサービスを他の会社も良いと思ってやろうとしてくる。だから自分が今日休んでしまったら、その間に他社はお客様を広げてくるのではないかという不安です。

常に意識していることは、1番になるにはどうしたらいいか?です。ナンバーワンになるにはどうしたらいいかをずっと考えています。そのために何が必要か、色々な対策をしていかないといけないし、自分自身、1番にならなければ意味がないとも思っています。そのくらい1番が重要です。

例えば、日本で1番高い山は富士山ですが、2番目に高い山は何でしょうか? これ、知らない人が多いです。これが1番と2番の差です。もし、富士山が2番目に高い山だったら今ほど知られていないと思います。1番だからこそ知名度がある。同じくらいの高さであっても少しの差で2番になったらあまり知られない、だから1番がとても大事


ちなみに2番目に高い山は北岳で、富士山と600mくらいしか変わらないですが、2番なので知名度があまり高くないです。

北岳とアルプス山脈

北岳とアルプス山脈
(綺麗な山なのに2番なので富士山ほど知名度が高くない)


ちなみにここで質問ですが、売上は何を表しているのかわかりますか?
売上というのは、喜んでくれた人の数だと私は思っています。喜んでくれた人の数であり、その会社のファンの数だと思っています。だって、嫌なら買わないですよね?一回でもまずいと思ったレストランは次行かないですよね?こういうことです。行かないからお客様が増えないし売上も増えない。

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だから企業活動とは会社のファンを増やす活動のことです。皆さんの中には、働くことにネガティブなイメージを持っている人もいると思いますが、ファンを増やしていく活動を一緒にするのが働くということです。働くことは会社のファンを増やす活動で、ファンを増やすにはどうしたらいいかを考えて実現していくのが働くことだと思います。

働くことは「会社のファンを増やす活動」


【Q】経営者になるために何が必要ですか?

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必要なスキルや向いている性格は?という質問もありましたが、共通していることは、人の役に立ちたいという気持ちが人一倍強いことです。

様々な経営者に会って、「これを何とかしてあげたいんだよ」「これに困っている人がいるんだよね」だったり、「次こういうサービスをやったら喜んでくれるかな」とか。もちろん企業なので売上は当然大事にはなりますが、ただ根底にある思いというのは人の役に立ちたいということ。そういう会社にファンがつきますから、その会社を好きになってまた買おうとなりますよね。これは経営者になるのに非常に重要だと思います。


ちなみに、社長になるのは簡単です。開業届を出せばすぐに社長になれます。社長になることが自体が大変ではなく、一番難しいのは‘‘続けること‘‘です。

続けるという事は、売上も当然確保していかないといけないですし、一人では動ける範囲が限られるのでメンバーも増やしていこうとか、同じ想いの人達を何人増やしていこうとか、そういうふうにしてお客様も増やしつつメンバーも増やして売上もずっと上げ続けていくことで、会社は続いていきます。だから、続けることが一番大変だと思います。

こういう言葉があります。

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これをやりたいとか、何々をしたいと言うだけの人は1万人位いると言われています。その中で実際に行動を起こす人が1/100で100人くらい、さらにそれを継続している人が1/100で1人だと言われています。

また、インターネットで調べると、ベンチャー企業が成功する可能性は0.3%以下だと言われています。この中で続けていくということですが、

『努力する人は夢中になれる人には勝てない』

よく、「頑張ります」とか「努力しています」と言う人がいますが、でも一番強いのは夢中になっている人です。


例えばプロ野球選手のイチロー選手は、他の選手が練習を終わった後もずっと練習していても本人はそれを努力とは言っていないです。メジャーリーガーになるためには必要なことだからそれを本人は努力だと思っていないです。それでいて努力している人よりも更に上に行きますよね?だから夢中になれる人には勝てないです。


【Q】現場の状況や社員をどのように管理していますか?

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現場の状況の把握について私がやっていることは、まず直接現場に出向くことです。皆さんの社長のイメージが分からないですが、私は直接現場に行ってメンバーに話しかけます。直接行って話をすることで、大体の状況が分かりますので、このようにして状況確認はします。

ただ、私自身大事にしていることは、会社の目標達成に向けてメンバーが能力を発揮できる職場環境を用意してあげたいと考えています。

例えば社内にアロマを設置しているのもそういう理由です。だって臭い空間の中で仕事したくないですよね?(笑) だから少しでもいい香りがあったらいいですよね。あと、例えばトイレが汚いと嫌じゃないですか?トイレが綺麗だったらいいですよね。

このように社内で快適に働ける環境を用意してあげたいなと考えています。ハッピースマイルは福利厚生を30個以上用意しています。

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【Q】何で写真サービスを始めたのか?

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自衛隊の時に写真に興味を持ちました。一眼レフを買って写真を撮って面白いなというのが最初です。また、自衛隊の中で色々な大会があります。その大会を自分がボランティアで写真を撮ってあげたらとても喜んでもらえたので、自分が撮った写真で人を喜ばせることができるのだと思いました。

自衛隊に入る時もそうでしたが、何か困っている人を助けて『ありがとう』と言ってもらったり、感謝してもらえたりする仕事をしたいなというところで色々と繋がって、あぁ写真で喜ばせることできるんだなと思った瞬間です。

そしてもっと身近なところで『ありがとう』がもらえる仕事は、もしかしたら写真じゃないかな?と思ったのがこのサービスを始める入口です。それで写真ビジネスに目をつけて始めたということです。


【Q】好きな言葉は何ですか?

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『成功の反対は挑戦しない事』この言葉は社長室にも飾ってありますし、従業員全員にいつも言っていることです。

成功の反対は失敗ではないです。失敗と思うからネガティブになりますよね。うまくいかなかったらダメだから、そもそもやらないとなってしまいます。だから『成功の反対は挑戦しないこと』が好きな言葉です。

実際にアンケート調査でも、高齢の方が後悔していること第1位が『挑戦しなかったこと』と8割の方が答えている。もっと若ければ、あの時本当はこれをやりたかった、やっておけば良かった、と後悔しています。


【Q】人間観察(佐藤の特技)って何ですか?

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事前にお渡ししたアンケート用紙の自己紹介欄で、特技のところに人間観察と書いてあったから質問されたと思いますが、これ実は深いです。ただ鑑賞するみたいな感覚ではなく、人間観察というのは、その人の『考え方』を考える訓練を自分に行っているという意味です。

人間というのは、『考え方』の上に『感情』があってその上に『やり方』があります。三角形のピラミッドですね。これをわかりやすく現すと、以下の図です。

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人間が立っています、そして地面があります。自分よりも下の地面(根っこ)の部分がその人の『考え方』で、地面よりも上の部分が『感情』と『やり方』です。地面という表現をしていますが、目に見えるか見えないかということです。

『考え方』の部分は地面の中で見えないけど、パッとその人を見るとイライラしているとか、喜んでいるという『感情』は目に見えますよね。
さらに、『やり方』は雑なやり方とか丁寧なやり方とかがわかりますよね。なので、『やり方』をコントロールしているのは実は『感情』で、『感情』をコントロールしているのは『考え方』です。

この『考え方』というのが、人間のいちばんの根っこの部分だと思っています。

例えば、掃除が雑なのは『やり方』ですよね。掃除の『やり方』が雑な人は、めんどくさいなとか、やりたくないなという『感情』だと思います。それに対して「なんで俺がやらなきゃいけないんだよ!」という『考え方』がもしかしたらこの人にあるんじゃないのかなと思います。

自分なりの訓練として、その人はどういう『考え方』をしているのか?を見ています。

~続きは後編で!~

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