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エプロンストーリー

今日はエプロンを作った。

やらなきゃ、やらなきゃと思ってて

ようやく重い腰をあげた。


ミシン作業は結構めんどいのだ。

キッチンなどのテーブルを

まず片してからミシンをセットしなければ

ならないから。


母親が以前ミシンとセットで買った

お高めのミシン机は

上にモノが乗り放題で

せっかくのミシン机も台無しだ。

机とセットで売るっていうのも何だが、

それを買う方も買う方だ。

昔はミシンと机が合体してたから

そんなもんで机も必要と思ったんだろうな。


実家あるある。



今回ご苦労様する黒いエプロンは

とても働き者だった。


この子との出合いは10年位前に

遡るだろうか。


地元のスーパーに生地屋の行商が

来ていた。

生地好きな母と私は早速物色。

あ~、生地見るの楽しい。


ふと見ると黒い生地が目に入った。

ワッシャーぽい感じで涼しげ。

しかも綿。

お値段を見ると

な、なんと2m500円❗️


私は迷わずその子をお買い上げした。



それから私はその子でスカートを作った。

ゴムで履きやすいし、涼しいし

黒という色は合わせやすく

かつ締まるのでヘビロテしていた。



しかし悲しいかな、黒は色落ちも目立つ。

洗濯時には裏返していたものの、

どうにも外に履いて行くには

ちょっとみすぼらしいレベルに

色落ちしてしまったため

やむなく彼女を転職させることにした。


彼女の第二の人生はエプロンだ。

カビキラーが飛び、一部分が

変色してしまっても彼女は

頑張って働いた。


もうそろそろゆっくりとした

余生を過ごさせてあげても

いいかもしれない。

そう思うようになった。


そして新入りの子ができた今、

彼女はエプロンとしての役目を終え、

第三のウエスという仕事を全うして

くれることだろう。


生地としてこの上ない生き方だと思う。



さて、ここからは新しい子について

書くとしよう。



義母の妹は洋服持ちで、いらなくなった

服がよく義母のところに回ってくる。

そこで義母が欲しいものを間引いて

その後私にくれる。

次に私が好きなものを間引いて

その後姉や叔母に回す。

なんと素晴らしいリサイクルシステム。



その服の中に同じエプロンが二枚あった。

バザーとか何かで使ったのだろうか。

ちょっと簡易的な感じ。

布でできているがヒモがペラペラで

心もとない。

首元も首の後ろで結ぶタイプで

面倒くさそう。


私好みの仕様に改造の余地がある。



まずはポケットだ。

ポケットのないエプロンは

もはやその価値が半減してしまう程

ポケットは必需品だ。

ポケットにする生地はうちに山ほどある。


次にヒモ。

首元はボタン留めがいい。

夏に髪を縛るため

頭からヒモをかぶって脱ぎ着するより

ボタンで取り外しできるタイプの方が

おぐしが乱れなくて私には都合がいいのだ。


でもヒモって地味に作るのが面倒だ。



あ、そういえば

姉が中高生の頃に着ていた

デニムのジャンパースカートを

解体した時に出たヒモがあったな。

あれを使おう。


ちなみにスカート部分は

スカートに作り直して普通に履いている。


そうしてできた新入りの子がコチラ。

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これからどうぞよろしくお願いします。


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