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16歳からのアフリカ放浪

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#アフリカ

排水溝に埋まった彼

排水溝に埋まった彼

親友と夕日を見に行こうと6時ごろ近所を歩き始めた。私の住む近所は外国人が多く住むお金持ちエリアと、路上生活者も多い、いわばスラムの狭間にある。

最近は開発が急速に進み、お金持ちエリアはさらに道路が舗装され、貧しい者は追い出されるようにスラムに居場所を求め、格差とカオスが入り混じっている。

まだ手付かずの泥だらけの道を私はいつものようにひょいひょいと避けながら、新しく舗装されたばかりのコンクリー

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メディアに取り上げられない世界の日常 v.3

メディアに取り上げられない世界の日常 v.3

サファリも大自然も私のアフリカの大好きなところだけれど、きっと一番は好きなところは日常に溢れている。

近所にぬいぐるみを売るお兄さんがいる。朝出会うと20体くらいのぬいぐるみを体中に紐でくくりつけるようにして運んでいる。夕方頃に再会してまだぬいぐるみだらけなら、全然売れなかったということ。この日は夜に再会。残りは大きなぬいぐるみ3体しか残ってないんだ!と嬉しそうに話すから、こちらまで嬉しくなっち

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なぜ私は今、アフリカの大地に立っているのか

なぜ私は今、アフリカの大地に立っているのか

一年半前、アフリカを旅しながら書き始めたこのnoteに、移住先のウガンダで少しずつ言葉を付け足そうと思う。

大学進学をやめるまで

15歳のとき、はじめてカンボジアでバックパッカーを経験した。

旅を始めて私は、世界を疑うことをはじめた。世界がシンプルでないことを知ったからだ。

高校生の頃、ここまで経済が成長し、物足りている世の中でなぜ脱開発が進まないのか。なぜSDGsのDはさらなる”Deve

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上野駿介の2020年を振り返ってみた。

上野駿介の2020年を振り返ってみた。

2020年がもう終わりますね。本当にあっという間でした。
自分がもう春から大学生なんて信じられません。
「高校3年間はあっという間だよ〜、後悔しないようにね」
と言われていた中学三年生の卒業式がつい昨日のように感じます。

改めてこの1年間を振り返ってみて、本当に刺激的で楽しい思い出がいっぱいの1年間だったなと思いました。
そんな楽しい1年間は「アフリカ」「最高の出会い」この2つ無しには語れません

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【Gapyear体験記#13】 カナヤマハオさん

【Gapyear体験記#13】 カナヤマハオさん

名前 カナヤマハオ
年齢 18歳
期間 高校卒業後
滞在国 日本

ギャップイヤーを選択した理由は何ですか?

私の夢はアフリカで起業家になることで、今は南アフリカのコンサル会社で働いています。なので、私の場合は今ギャップイヤー中というよりかは、高校生のころの活動や出会いなどから色んな選択肢を考えた中で今に繋がっていています。元々、高校1年生の頃はイギリスの大学で開発学や途上国の歴史を勉強しようと

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