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エッセイ

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#aiko

aikoが好きだ!

aikoに最初に出会ったのは中学の終わり頃で、なんだかこの人は他と違う!わかんないけどめちゃくちゃすごい!と思っていた。ちょうどaikoが10周年を迎えて、記念にアルバムの初回版がすべて復刻されていた。ぼくは小学生から貯めていたお年玉と、高校の入学祝いを使って、全部のアルバムを買い、どっぷりとaikoに浸る。

アルバムを聞いていると、花火やカブトムシが入っている桜の木の下やボーイフレンドが入って

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一生ついていこうと改めて思った日

ちゃんと自らの判断に責任を持ち、理由を説明すること。その理由にも模索の跡と愛を感じられる。何かを決定する立場にある人は皆こうあってほしい。素晴らしい。「ごめんなさい」なんて言わなくていい。と思わせる言葉の力。「山に篭って集合してきます」と少し軽いユーモアで終わらせることで、ただ重いお知らせとしてではなく、業務連絡ではない自らの言葉として語ることに成功しているし、その心地いい軽さによって人に届く言葉

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カラオケに行った(2)

エレカシと言えば奴隷天国をよく歌う。室外で騒いでるマナーの悪いグループがいた時、奴隷天国を歌ったら、一気に静かになった。面白かった。

カラオケにはいつも救われている。

高校生の頃、最初の一年間俺は誰とも言葉を交わさなかった。声を出していなかった。急に授業中さされると、声の出し方がわからなくて焦ったりした。そんな俺にカラオケの誘いがあった。今思うとなんで誘われたのか、よくわからないけどついてった

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志賀理江子「ヒューマン・スプリング」

東京都写真美術館に志賀理江子の展示を見に行った。

同じく志賀理江子の展示「螺旋海岸」を見に行ったことを思い出す。夜行バスで仙台まで。とりあえず時間ができたから、当日に慌ててバスのチケットを取って、仙台に向かった。日付を意識していなかったが、その日はクリスマスで、仙台の並木を彩るイルミネーションが異様に綺麗だった。町は冷え込んでいて、時折、コンビニに入って暖をとる。それからまた綺麗な白い光を見なが

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ほめられてる!(眉村ちあき最高って話とか)

 最近自分のことをホメるようにしている。
 たとえば爪切りをなくした時、どこを探しても見つからなくて、自分が悪いのにめちゃくちゃイライラして、それでやっと見つけた時に

「よく見つけたねえ、えらいねえ。」

と頭をなでてホメてあげるのだ。これがとてもいい。ホメられたい欲求を満たしてくれるだけじゃない。何かを可愛がりたい欲求までも満たしてくれるのだ。とても人には見せられないけれど。

 話は変わるが

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深夜ラジオの話

 オードリーのオールナイトニッポンin武道館をライブビューイングしてきた。興奮冷めやまぬ夜。そのまま電気を点けたまま寝てしまって朝。まだ興奮している。

 一人で真夜中、布団の中で聞いていたラジオ。隣にいる両親の寝室に聞こえないように笑いをこらえながら聞いていたラジオ。友達も誰もいない高校生の時聞いていたラジオを二万二千人が一緒に聞いていて、笑っていることを目の当たりにしてしまったら、泣いてしまう

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