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何度でも読み返したいnote2

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何度でも読み返したいnoteの備忘録です。こちらの2も記事が100本集まったので、3を作りました。
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#毎日note

ひとりに一人の飯塚さん

東京03が好きです。 嫌いな人おらんやろと思うし、誰しも誰かのことを「東京03にいそうな顔ですね」とかあるいは「東京03を足して3で割ったような顔ですね」と例えたことがあるはず。 自分の脳内で会話する空想上の友だちのことをイマジナリーフレンドと言うらしいですね。主に幼少期に見られる現象だそうですが、大人にこそイマジナリーフレンドがいるといい。特にこんな鬱々とした長雨の季節は。 この働く大人のためのイマジナリーフレンドに、世界で一番適しているのが、東京03の飯田さんです。

臨時休業を呼ぶ女が考えた秘策とは。

臨時休業に好かれる体質、というのがおそらくこの世に存在するんだと思う。 ふと思い立って、行きたかったお店にご飯を食べに行こうと車に乗ること1時間。 近くに駐車場がないので、コインパーキングに停めてお店に歩く。 腹減った、喉乾いた、そんなことばかり言いながら一歩も二歩も前を歩く夫。 その時、夫の声が聞こえた。 「うみちゃん…(わなわな)」 そのわなわな感は嫌な予感しかない。 入り口の前でわなわなしているときは大体そう。 「臨時休業させていただきます」の貼り紙を見つ

美人とは別のなにか

 遠縁の親戚に、昔とても美人だった女性がいる。母によると「東北の田舎町に1人だけ並外れてきれいな子がいるもんだから「掃き溜めにツル」って言われてた」。  この女性にはいろいろエピソードがある。  「職安で座っていたら『君うちにおいでよ』って声をかけられて就職が決まった」とか「呑みに行こうって言われて行ったら、飲み屋でバニーガールの恰好をさせられた」とか「地方コンサートに来ていた郷ひろみが振り返った」とか。  母いわく「一緒にご飯行くとね、『いま男呼んで奢らせるからちょっと待っ

するりとかわして笑えたら

髪を耳にかけるたび、マスクの下でほんの少し口角があがる。 イヤリングカラーがいい色味になってきて、気づいてもらえることが増えた。 思いがけず好評で、それもまた嬉しい。 あくまで自分が好きでやったことだけど、人から見てもいいと思ってもらえるって素敵なことだ。 それに私は、慣れないことをすると周りの反応を気にしてしまうので、そういう意味でも嬉しかった。 ♦︎ たまにしか会わない同業のお姉様は、いつもお洒落で上から下まで美しい。美魔女ってこういう人のことをいうんだろうなと思う

フェイラーの凄まじき商魂。ついてけない奴は置いてくぞ!

以前別の記事でもご紹介した、私がコレクションしているお高級ハンカチ「フェイラー」の商魂が逞しすぎる。 ※もし良かったらこっちも読んでみてね⇩ 1枚2400円プラス消費税と、ハンカチ一枚にしてはなかなかに高価格なフェイラーの中心購買層はやはりお金に余裕があるマダムたちだ。 次に、これまた豊かなご家庭で育ったお嬢様たちもいらっしゃる。 お嬢様たちは、おばあちゃまやお母さまが日常的にフェイラーを使用していることから自身も自然とフェイラーの顧客となる。 加えて最近は普通の若い女

仕事ならどんなに興味がなくても、興味のあるフリをしろ

前の会社の先輩に言われて、印象に残っている言葉。 僕は根本的に働くことが好きじゃない。 「好きじゃない」というのは≒「興味がない」とも言えると思う。 誰でも好きなものには興味があるし、興味があるものが好きなのだ。 コミュ障だけど口だけは回る不思議なタイプである僕は、興味がなく好きでもない仕事も口先でうまく誤魔化してきた。 でも、やっぱりそれはどこかで限界が来る。 前の会社では営業をやっていたけど、やっぱり顧客の情報を調べる人ほど成績が出せるのだ。 口先だけではお客様の要

仕事のことなんかで泣いちゃだめだよ

職場に素敵な女性がいた。 当時私は20代中盤で、彼女はおそらく40代半ば。 隣の部署で旅行誌を担当してる、仕事のできる女性リーダーだった。 私が所属していた部署と違って彼女の部署は「旅行誌」を扱っているという性質上、常に九州各地を飛び回っており、職場で顔を合わせることは少なかった。 とはいえ、私が朝出社すると、既に彼女が席に座ってノートパソコンに向き合っていることもあったし、午後、キャリーバックを引いて出張先からそのまま会社に戻ってくることもある。 「ただいま戻りました~」

私が「つまらなそう」と思っていた父の仕事

私は昔、父の仕事が不思議だった。 というよりも、正直今思い返すと恥ずかしい限りなのだが、はっきり言って「面白くなさそうな仕事だな」と思っていた。 父は地方公務員で町の役場勤めだった。 役所の仕事をよくもわかってもいない癖に私はなんとなく、その仕事は誰にでもできる簡単なものだと勝手に思い込んでいたのだ。 簡単というか、決められた仕事をこなすような作業ばかりだと想像していた。 私が私としてこの世にいる意味はなんだろうか。 思春期の頃、思春期らしくそんな事ばかり考えていた私。