小春ゆら

地方都市で働くフリーランス。 崩壊寸前の「家族」を立て直そうと日々奮闘中。 介護/自己…

小春ゆら

地方都市で働くフリーランス。 崩壊寸前の「家族」を立て直そうと日々奮闘中。 介護/自己破産/終活/その他自分自身のことについて 毎日原稿用紙約2枚半、等身大のエッセイをお届けします。

マガジン

  • 映画とドラマのおはなし

    週末の夜は飲み物片手に映画を観るのがお気に入り。 感想と思い出した昔話などをつらつらと。

  • 3行日記

    休日に綴る本当に3行だけの日記。

  • 恋人と私のおはなし

    これが最後の恋になりますように。

  • 断捨離のおはなし

    断捨離について。捨てること、整えること。

  • 目標のおはなし

    私が目標を達成するまでの道のり

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【2024年版】今年やりたい10のこと

noteを見ていたら、素敵なタグを見つけた。 #今年やりたい10のこと 以前やりたいことリストを100あげてやってみたことがあるが、そもそも100個もやりたいことが思い浮かばず、後半は「◯◯を食べる」とみたいな、それって本当にやりたいこと?みたいなものも含まれていた。 達成率としては70%くらいだったかなと思う。 100%にすることよりも、何をしようか迷ったときにそういえばやりたいことリストに書いたからやってみよう!と軽い気持ちで取り組めたのがよかった。振り返ってみると、書

    • お金お金お金

      今日も今日とて伯父からお金の無心の電話。 まだお金を渡してから数日しか経っていないのに、もう全て使い果たしたという。何を言っているのか意味がわからなくて、ぽかんとしてしまった。 月末に入るというお金も、一体いつまで持たせられるのやら。 お金の無心をされることが、どれだけ精神的に苦痛なのか、今身をもって感じている。まるで私が借金をしているような気分だ。 こちらがどれだけ苦労してやりくりしても、全てが水の泡。 渡さなければいいのではないかという助言ももらったが、そうすると支

      • 見栄の果てに残るもの

        足りないから振り込んでおいて。 伯父は数日前に渡した数万円をあっという間に使い果たし、今日も私に無心の電話をかけてくる。 どうしたらその額をたった数日で使い果たせるのかと、私も周囲も驚きとともに呆れているが、本人はなんのその。ないものはない、と開き直っているように見える。祖母にやんわりと確認したら、この金遣いの荒さは昔からで、今までは祖母が補填し続けていたという。 なんてこった。 通りで、破産に追い込まれるわけだ。 同じ兄弟でも、私の父は「ないなら使わない」というタイプ

        • 終わりに向けての一歩

          小さくて大きな一歩がようやく動いた。 まだどうなるか確定してはいないものの、前に進んだ、と思いたい。 長い間、たった一人で戦っていると思っていたが、ここにきて援軍を見つけた。それは偶然の産物だったものの、非常に心強くありがたい存在だ。 私一人だったら心が折れていたに違いない。 伯父の廃業、そして自己破産。 それと同時に今住んでいる家を引き払い、施設入所の準備。 今の家には大量の荷物が眠っているので、それも片付けなければならない。 気が遠くなりそうな作業だが、目標は祖母の退

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        【2024年版】今年やりたい10のこと

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        記事

          いつか私のことも忘れてしまうのかな

          洗濯物を片付けて、クローゼットにしまったら今日のタスクは終わり。 お気に入りのドラマで、ソファは洗濯物を置く場所というセリフが出てくるが、私は反対派だ。 ソファが小さいからというのもあるが、ここに洗濯物をおいたら私が寝る場所がなくなってしまう。 仕事にも使えるように、少し大きめのダイニングテーブルがある。 今は事務所も構えたので、無理して家で仕事をする必要はないのだけれど、それでもテーブルがあるのは嬉しい。 前はローテーブルに座布団の生活だったので、そこと比較すると、ぐんと

          いつか私のことも忘れてしまうのかな

          移ろう心と頭

          久しぶりに何も知らない人に会って数時間過ごした。 たったそれだけのことなのに、想像以上にリフレッシュできた。 そういえば私はこんなにも身軽で、のびのびと過ごせていたのだなと思うと懐かしくもあり、切なくもあった。 逃げられないのであればせめて最善の策を。 と考えてこれまで動いてきた。 私が家族のことで荒波に揉まれている間も、外側ではこんなに穏やかな時間が流れていて、何も変わっていなかったんだと思うとなんとも言い難い。 嬉しいような悲しいような。 どちらかといえば、この感情

          移ろう心と頭

          不幸せなわけじゃない

          今だって別に、不幸せなわけじゃない。 食べていくだけの仕事があって、会いたい時に会える友達も、支え合えるパートナーもいる。 少しずつだけど、お金にも余裕が出てきた。 だから、今のこの状況は決して楽ではないし、辛いんだけど不幸せではないなと思う。 もっと不幸な人がいるから、という消極的な理由でもなく、私の中での絶対的な評価だ。 幸せかと問われると難しい。 …まぁそれなりに? くらいにしか、返せないかもしれない。 日々は忙しくて、心に余裕があるとは言えない。 余暇や雑談を

          不幸せなわけじゃない

          家族は蟻地獄

          祖母は恐らく、老人性のうつになりかけている。 数日前までは気丈に振舞っていたかと思えば、昨夜は支離滅裂な電話をかけてきて、まるで私が悪魔かのように罵った。 こちらがやっていることを一方的に全否定された上に、死にたい、死ぬと連呼されると、どうにもしようがない。 ようやく少し落ち着けるかと思ったらこれだ。 さらに家族以外の人も巻き込んでことがもっと大きくなってしまった。 離れようとしたのに、ぐいっと引き戻された。 そう簡単に逃げられないということなのか、と打ちひしがれて昨夜は

          家族は蟻地獄

          無から怒りへ、それでも日々は続く

          一夜あけ、冷静になった頭で考えてみても、今回の判断は間違っていなかったと思う。目の前の問題と向き合おうとせず、調子のいいことばかり言うような人に、明るい未来なんて待っているわけがない。 仏の顔も三度までというが、三度どころか十度は待った。 昨日の段階では、感情に色はなく「無」だったが、今朝からは怒りの気持ちがふつふつとわきはじめている。都合よく使われたことや、体裁を優先して、大事なことから逃げたこと。それを、どうにか言い訳をつけて許せと言われても許したくない。それだけこち

          無から怒りへ、それでも日々は続く

          家族が終わるとき

          あんたも降りたらいいじゃない、私も身を引くから。 長生きしたって何もいいことなんてない。 そう言うと、祖母は深呼吸ともため息ともとれるように長く息をはいた。 何も決めきれない伯父。 どんなに時間をかけて説明しても、同じところで堂々巡りしている。 いつまで経っても、何も変わらない。 いや、変わりたくないのだろう。 あれこれと理由をつけて先延ばしにして、逃げ出して、取り繕って体裁だけを保とうとしている姿は滑稽にさえ思える。 そしてまた、大事な話し合いの場から逃げたのだ。

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          3行日記 やけ酒はしない

          本当に悲しいときには、お酒を飲まないと決めている。 どんなに飲んでも楽しいどころか、余計に悲しくなるだけだから。 やけ酒にいいことなんてない、というのが譲れない持論だ。

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          今の気持ち

          今日は仕事が早く終わりそうだから、間に合いそうだ。 そう思ってかかりつけのクリニックに向かったら今日に限って早めに受付が終了したとの張り紙。 諦めがつかなくて一応電話もかけてみるが撃沈。 仕方がないので、しばらくは同様のサプリメントと市販薬で乗り切ることに。本当に必要であれば、仕事を休んででも受診したほうがいいのだろう。けれど私の場合、どれも命に関わる大病ではなく、慢性的に付き合っていくものばかりなので、ついまぁいいかとなりがちだ。 自分のことを優先しようと思った矢先にこ

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          何度か目のリスタート

          まるっと1日、寝ていた。 起きている間に、今後の人生に関する大事な話をして、それからまた眠った。こんなに眠るのは久しぶりで、よっぽど疲れていたんだと思う。 起きたら頭はぼおっとしていたけれど、なんとなく一つの答えみたいなものが見えてきて、それを伝えて納得してもらった。それでようやく肩の荷がおりたような、付きものが取れたかのような、そんな気分になった。 自分で自分を縛っていた、こうあるべき、こうしなければならないという考え方から、少しずつ解放してあげたいと思う。 我慢して受

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          3行日記 身動きが取れない

          思い込みって怖い。 少しずつ肩に乗せた荷物を降ろせたら、もうちょっと楽になるって思えなくて。 自分で自分をがんじがらめにしている。

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          母にならない私の願い

          友人の妊娠の報告に、気づけば動じなくなっていた。 結婚報告もすっかり落ち着き、続いて出産ラッシュ、そして今子育てに奮闘する友人の様子は、どこか遠い国で起きていることのように、自分にとっては他人事だ。他人には間違いないのだが、そう言う意味ではなく。 最近どう?と近況を聞かれても、私は伯父の介護認定やら破産の手続きやらに奔走していて、自分自身はあちこち病院通いしながら仕事をしているなんて話、誰が聞きたいのだと思って、ただヘラヘラしている。 前はなんでも相談できると思っていたの

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          少し休みたい

          懐かしい人に会えて嬉しかった。 荒み気味の心に、ほんのり灯りがともったような気がして今日はそれだけで頑張れそうだなと思った矢先のこと。 そんな重箱の隅を突くようなことある?というような内容のメールが届いていてげんなり。自分のミスならばまだ納得できるけれど、後出しジャンケンをされているような指摘だったので尚更納得がいかなかった。 どこにぶつけようもないので、ひとまずまるっと飲み込む。 今日のご飯、巻き寿司にしていたのがせめてもの救いだった。 美味しいものは世界と荒んだ心も救

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