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亡き娘への思いが宿るコーヒー豆店 80人の愛情が込められたワークショップ施工~522coffee roasterYの現場から~

お気に入りの場所で大好きなコーヒー豆のお店を開きたい。一緒に語り合った娘は、昨年病気で他界。その思いを受け継いだ母は、2024年初夏、お客さんの好みに合わせて焙煎をするコーヒー豆店を開店した。

お店づくりでこだわったのが、自分たちの手で一つ一つ思いを込めながらつくりあげていくこと。ワークショップ形式の施工によって、その希望が現実となった。娘の友人たちに声をかけると、県内外からのべ80人が集合。娘への愛情を込めながらつくったお店は、今、地域の人と人とを繋ぐ温かな拠り
所になっている。

村澤香澄(むらさわ かすみ)さん ※写真中央

不動産管理の仕事の傍ら、2024年5月に「522coffee roasterY」をオープン。15年前に夫と死別した後、仕事と子育てに奔走しながらも抱いていた夢を実現した。現在は、金土日のみ営業中。一緒にお店をやっていこうと話していた娘さんは、2023年に病気で亡くなった。娘さんの思いをお店に込めたいと、今回施主参加型のお店づくりに挑戦した。

岩永 宗之(いわなが むねゆき)通称:ムネ ※写真左

株式会社中田製作所所属。省エネ建築診断士。多くの人が参加してつくる建築に魅力を感じ、大学院を卒業後、2022年HandiHouse project、中田製作所に参画。サステナブルな建築にも興味があり、土を始めとする自然素材や省エネ建築等を探究中。将来の夢は、地元長崎でハンディを広げる事!

中田裕一(なかた ゆういち) ※写真右

HandiHouse project 創業メンバー。株式会社中田製作所 一級建築事務所 代表。神奈川県湘南エリアに根ざし、地域に密着したものづくりを展開している。高気密高断熱などの機能性を重視した家づくり、タイニーハウスやキッチンカー、サウナ小屋など、幅広い分野の建築を手がける。新卒から経験者まで、若手建築家の育成にも力を入れている。

HandiHouse project(ハンディハウスプロジェクト)※以下ハンディ

設計から施工まで、すべて自分たちで行う建築家集団。「どんな家にしようか」という最初の妄想からつくる過程まで、“施主参加型”の家づくりを提案。合言葉は「妄想から打ち上げまで」普段は別々の現場で活動をしているが、一人でできないプロジェクトはチームを組んで取り組んでいる。

ある日のコーヒー豆の香りが夢の始まりだった

ーーカフェではなくコーヒー豆を売るお店ですが、なんだかずっといられるような居心地の良さがあります。

香澄さん:ありがとうございます。逗子の人たちに愛されるお店になったらいいなって思っているので、そう言っていただいて嬉しいです。

ーーこのお店を開きたいと思ったのは、どういったきっかけがあったのですか?

香澄さん:家族にも勤め先の同僚にも、10年以上前からずっとやりたいって言ってたんです。
きっかけは、会社の上司の息子さんのコーヒー豆店に連れて行ってもらったときのことでした。お客さんが生豆を選んで好みで焙煎してくれるお店で。帰りの電車の中で、購入したコーヒー豆からすごくいい香りが溢れて、何とも言えない気持ちになったんです。コーヒーの香りでこんなに幸せな気持ちになるんだっていうのを初めて知って、その日からずっと、いつか私も自分のお店でやってみたいっていう思いを持っていました。

ーー今のこのお店のスタイルと同じですね。

香澄さん:そうなんです。上司の息子さんにお話を聞かせてもらったり、その方の知り合いのお話を聞かせてもらっているうちに、焙煎関係の知り合いが増えてきて。自分自身も週末に焙煎所で働かせてもらったりもしました。

子どもたちも成長するにつれてコーヒーを飲むようになったことで興味を持ってくれて、私がお店を開くことは、家族みんなの感心ごとになっていきました。

15~20種類の生豆の中から選び、自分の好みに焙煎をしてくれる「522coffee roasterY」522はコツブと読み、愛犬の名前からとったそう。

ーー中田製作所にお願いしたのはどうしてだったのですか?

香澄さん:中田さんの奥さんが、会社の同僚の娘さんで。ある日、中田製作所がやってるシーサイドリビング(逗子海岸海の家)に連れて行ってもらって、そこから毎年お邪魔していました。

中田:もう長い付き合いになりますね。

香澄さん:娘ともシーサイドリビングに一緒に行って、そのときにすごく逗子を気に入っていました。いつか逗子でお店を一緒にやりたいねって話していたところで、病気になってしまって。残念ながらお店づくりには参加できなかったのですが、娘との思いを形にしてくれる建築関係の人がいいなと考えていたところで、中田さんに連絡してみたんです。

娘の思いを受け継いだ “そばに寄り添うお店”

 ーー娘さんは、逗子に移住する予定だったのですか?

香澄さん:そうなんです。2023年の夏に亡くなったのですが、直前まで逗子に住みたいって言って、物件を探していました。このお店がある山の根地区にも土地を見つけて見に行こうって誘われていたのですが、そこから病状が悪化してそれどころではなくなってしまって。治療をしている間も、逗子がいいよねってずっと言ってました。

ーーお店の話もされていたのですか?

香澄さん:逗子で物件を見つけて一緒にやろうねって話していました。これまで仕事をバリバリしながら突っ走っていたみたいなので、これからは私とゆっくりお店をやりたいなって。

ーーそうだったんですね。

香澄さん:娘が気に入っていたこの山の根地区に物件を見つけて、あの子の思いも込めたお店にしたいなと思っていました。

JR逗子駅から徒歩10分ほど。喧騒から離れたこの場所には、近隣に住む人や商店を営む人たちが訪れることが多い。そんな立地も気に入っていると香澄さんは話す。

香澄さん:改装前は事務所だった物件で、どんなお店になるのか全然想像ができなかったんですよね。ムネくん(岩永)に図面を見ながら説明してもらいましたが、想像ができなさすぎて、本当に大丈夫なのって不安もありました。

ムネ:それは不安ですよね(笑)

裕一:天井の照明も学校にあるような蛍光灯でしたよね。どうしても図面だけだと、空間として把握するのって難しいと思います。

改装前の様子。建築関係の事務所として使用されていた。
そのまま再利用した古材もあった。

香澄さん:何度も打ち合わせを重ねて、ムネくんが私の言葉や思いを拾いながら企画書にまとめてくれて。私がこういうふうにしたいって言ったことを加味してくれて、細かく内容が書かれていました。こんなところまで考えてくれるのって驚いたのが最初の印象で。

ムネ:最初にイメージ画像を30枚ほど香澄さんからいただいて、きっとここが好きだったんだろうなと思った部分を自分の中で整理していきました。

香澄さん:お店のコンセプトの一言を見て、中田製作所にお願いしようって決めたんです。

ーーどんな言葉だったんですか?

香澄さん:「そばに寄り添う」って。

お店をつくる上で私が一番実現したかったことが一言で表現されていて。みんなの気持ちに寄り添う場にできたらいいなって思っていたので、よくぞ言葉にしてくれたと。本当にこの言葉にやられたっていう感じでした。

企画書の1ページ。

ーーそばに寄り添う。すごく素敵ですね。この言葉に至るまでにはたくさん話をしたのでしょうね。

ムネ:そうですね。お店のディテールについてはもちろんですが、娘さんとの話も聞かせていただきました。つくる段階からみんなで関わりたいっていう話も出ていたので、つくる過程もお店がオープンした後も、“そばに寄り添う”がキーワードになるんじゃないかと思って提案させてもらいました。

中田:何度も話をしていけば言葉までは出るんですが、そこから形や色、細かいところまで落とし込んでいくのって結構難しいんですよね。ムネは頑張ったと思いますが、香澄さんや息子さんご夫婦とアイディアや意見交換ができたおかげで、ちょうどいい塩梅にうまくいったんだと思います。
ムネが、空間に柔らかさを出すことにこだわりすぎたときには、香澄さんや息子さんたちが一旦落ち着いて考える時間をとってくれたり、その反対もあったり。すごくいいチームワークでしたよね。

香澄さん:出来上がった後に本当はこうしたくなかったって思うのだけは嫌だったので、ちゃんと自分の思っていることが言えたのがよかったし、ムネくんが遠慮せずに言ってくれたのもよかった。意見がぶつかったときもあったね(笑)

ムネ:朝の5時にLINEくださったときもありましたね(笑)

香澄さん:寝てたよね…。

ムネ:でも言ってくれて本当によかったです。

焙煎をしながらお客さんとの会話も楽しめるカウンター。
ムネがこだわった柔らかさを出す曲線は、店の各所に取り入れられている。
コーヒー豆を運搬するときに使う麻袋からヒントを得て、カウンターの素材に麻を利用。息子さんの提案でラタンをプラスしたことで、温かさと深みのある印象も生まれた。
カウンターの1枚板は、工事前の事務所に残されていた古材。香澄さんの思い付きでコーヒーを塗ってみたら最高の色味に仕上がった。
コーヒーを塗る過程の様子。なかなか色が入らず、なんと14回も香澄さんが重ね塗りしたそう。今では一番のお気に入り。
ムネが「522coffee roasterY」のYを大文字にするアイディアを。香澄さんがインパクトがあると気に入ってくれた。

娘の友人80人と思いを形に “ワークショップ施工”でお店づくり

ーーこのお店、たくさんの人たちでつくったそうですね。

ムネ:結局、全部で何人が参加しました?

香澄さん:のべ80人ほどかな。

ーー80人!?

中田:中田製作所は毎回「施主参加型」でつくってますが、80人は最多かもしれない。

香澄さん:娘の友人たちに声をかけて行ったら、みんなぜひやりたいって言ってくれて。

ムネ:3日間実施して、毎回ぎゅうぎゅうで(笑) フローリング貼りは少人数で行いましたが、壁の塗装はチーム分けをして交代制で進めました。こんなに参加してくださると思わなくて、道具が足りなくて…。ゲーム形式でやったり工夫をしながら、盛り上がりましたね。

香澄さん:小さいお子さんは途中で飽きちゃったけれど、大人は最後まで真剣でしたよね。「ママ、子どもたちお願い」って言われて、私は2階で子どもたちを見ていて最後のほうは参加できなかったのよ(笑)でもみんなが楽しんで、娘のためにやってくれている感じがして嬉しかった…。

3日間でのべ80人が参加。福岡や金沢から駆けつけてくれたご友人も。娘さんの生前、お見舞いにも来てくれた方々が今回も来てくれたそう。楽しさのあまり、複数回参加した方も。
フローリング貼りや壁の下地はかすみさんと娘さんのご友人たちが中心で行った。
娘さんの旦那さんもフローリング貼りを行いました。
塗装は子どもたちも一緒に頑張りました。
左官材を練り混ぜる香澄さん。
壁の仕上げは麻の布を利用して、スタンプを押すようにポンポン色をつけていった。ムネが参加者にレクチャーをするところからスタート。
麻の布で塗装をして動きをつけていく。
たくさんの手があったからこそ出せた壁の温かい雰囲気。

ーー壁の雰囲気、すごくいいですね。

香澄さん:みんなの気持ちが入っていますよね。

ムネ:この雰囲気も、ワークショップ形式の施工でたくさんの方々が参加してつくったからこそ出せたものだと思います。この壁があるからこそ、お店全体に柔らかさが出る。麻だけではなくてスポンジなど4種類の素材で塗って試してみて、香澄さんと検討しました。

香澄さん:麻が一番よかったよね。動きが出た感じ。

ムネ:そうそう。麻の繊維がちょっとだけ壁に残っているのも、いい味出してるんですよね。

ーーDIYだけど手づくり感が出すぎていないのもいいですね。

ムネ:やっぱりお店なので、きちっと仕上げたいというのもあって。みんなでつくった良さをどうデザインとして落とし込んでいくか結構悩みました。手づくり感、素人感って何だろうって考えると、やっぱりムラが出てしまうところだなって思っていて。どうしても職人さんじゃないと、左官だけでも、ローラーで塗装だけでも、ポンポン押すように塗るだけでも、できるムラが主張してしまうんですよね。だったら、重ねて行けばムラ同士が馴染んでデザインとしておさまり、さらにワークショップでしかできないデザインになるのではないかと考えてやってみました。

香澄さん:お客さんにも言われました。プロじゃないような人たちがいっぱい来てやってたから大丈夫なのかなって思ってた。でもちゃんとしてるんじゃんって。

ムネ:よかった。そこまで見て気にかけてくれていたんですね。

ーームネは、大学院の修論でもワークショップ施工について研究をしたそうですが。

香澄さん:え!?そうなの?言ってよ~。

ムネ:笑。余計な情報を最初に入れずにやろうかなって思って言ってませんでした。学生のときから取り組んできたことが、こんな形で機会に恵まれてすごく嬉しかったです。僕たちだけでは80人なんて呼べないですからね。

今までワークショップ施工はいくつか関わってきましたが、この現場は特に参加者みんなのパワーがすごかったなって思っていて。

香澄さん:もっとやりたいっていう人いっぱいいたよね。

ムネ:みんな同じ方向を見ていたのが大きかったのかも。娘さんのことを思いながら一つのものを一緒につくって残そうと一生懸命でした。思いを一つにしてやるとこんなにも力強いものができるんだなって。僕たち見守っていただけで、ほとんど塗ってないですからね。

ーー手を出していなかったんですね。

ムネ:本当に気になったところだけちょっと直すぐらいしか。

ーームネがこだわり続けたワークショップ施工の魅力ってなんだと思いますか?

ムネ:オープンする前からお店に関わってくれる人を増やすことができるところですね。つくる段階から関わることで、お店に対してたくさんの人が愛着を持てるところがワークショップ施工の良さだと思います。

あとは、自分の手でつくると、ちょっと壊れてもすぐに自分で直すことができるんですよね。自分のお店のことを深く知ることができるところも魅力だと思います。

ーーなるほど。実は家づくりと同じように、お店づくりも自分の手ですることは重要なのかもしれないですね。

ムネ:そう思います。今回の塗装のような、大人数いないとできないような施工ができたのも、ワークショップ施工だったからです。ポンポン塗るようなデザインは、たくさんの人の手じゃないと良さが出なくて。僕たちだけでやると、きれいに仕上がりすぎちゃったりして、面白味も味わいも出ないんです。

中田:こんな機会に恵まれて、本当によかったね。どうやったらこの地域に根差したお店になるのか。どうやったら香澄さんたちらしく店づくりができるのか、しっかり考えて進めていたよね。

設計ってどうしても見栄えばかりを意識してしまうところがあるけれど、本質はそこじゃないと思っていて。オーナーさんや地域の人たちにとって良いお店をつくることが大事なので、見栄えはその一部にすぎない。思いを設計に落とし込んでいくことに、ちゃんと考える時間を取ったんだなって企画書を見てわかったので、僕の仕事は後ろで見守るくらいでした。ムネを成長させてくれてありがとうございました。

香澄さん:こちらこそありがとうございました。みんなでつくれたから、お店の一つ一つが毎日愛おしい…。みんなの一生懸命な姿が今でも脳裏に浮かんできますね。

ムネ:鮮明に思い出しますね。楽しかったなぁ。

いつも一緒にいるような 娘さんの面影が宿るお店

中田:娘さんは参加できませんでしたが、お友達や後輩の方などがたくさん来てくれたから、皆さんを通して娘さんの人柄が伝わってきました。みんなに愛された方だったんだなって。

香澄さん:娘は本当にお友達に恵まれていましたね。自宅で療養生活を送るようになってからも、毎日朝から晩まで、会いたいから行っていい?って連絡が来ていて。毎日誰かしらが来てくれて、本人が疲れちゃうからごめんねって断るときもあったくらいなんです。私にまでご飯の差し入れを持ってきてくれた子までいるくらいでした。

親が言うのもなんですが、娘はすごいなって。友達の域を超えた付き合いをしてきたんだなって。

ムネ:僕は娘さんとお会いしたことがありませんが、ご友人たちと施工を一緒にしながらお話する中で、娘さんに会ったことがあるような気持ちになりました。そして皆さん、純粋に楽しむために来てくれた感じもよかった。

香澄さん:いつもそうなんです。娘が亡くなる前も亡くなった後も変わらない付き合いをしてくれて。ありがたいですよね。

ーーお店がオープンして、1か月になりますね(取材当時)いかがですか?

香澄さん:近所のお店の方々とか、地域の人たちがよく来てくれるのですが、いつも頑張ってねって言ってくれて、温かい気持ちをもらっています。皆さんに見守られている感じ。

ムネ:よかった…。

香澄さん:実は先日、素敵な出来事もあったんです。逗子に移住して1年ほどになる女の子がふらっとうちに来てくれて。まだ近所に友達ができないって話しながら元気がなかったので、うちに来てくれているお菓子屋さんの女性を紹介して。私やその女性がいるから大丈夫よ、いつでもここに来ておしゃべりしていってねって伝えたんです。

その女の子が2回目に来てくれたときは、ニコニコの笑顔でお店で過ごしてくれて。

ーーおぉ。

香澄さん:すごいですよね、ほんとに。来週からお菓子屋さんのシフォンを置くんですよって話をしたら、来週もまた来ますねって。私がこのお店を通じてできた繋がりが、他のお客さんの新しい繋がりにもなっていく。そのおかげで笑顔になってくれたし、ここに来て元気になって帰ってくれるのはすごく嬉しかったです。

ーーお菓子屋さんとは元々知り合いだったのですか?

香澄さん:違うんですよ。私のお店に来てくれた方の紹介です。

裕一:なんだか逗子らしいですね。繋がりをすごく大事にしていて、単純に商品とお金のやり取りではなくて、それ以上のことがあるからお店に行くような。商売のことだけを考えたら逗子の駅前のほうがいいかもしれないですが、敢えて少し離れた場所にあることで、繋がりをより強いものにできる気がしていて。きっとこの先、地域に愛される良いお店になると思います。

ーーまさに、そばに寄り添うお店ですね。

香澄さん:本当に。まだオープンして間もないのに願っていた方向に、お店が向かっていってくれています。つくっている段階からそうでしたが、娘がみんなが集まれる場所にしてくれて、人と人との繋がりが広がっていくようにしてくれているのかなって。

ーーなんだか今そばで、娘さんがこの話を聞いてくれているような気がします。

香澄さん:自宅にいるときよりも、このお店にいるときのほうが娘がそばにいる感じがするんです。ずっと見てくれているような。

きっと、ママよかったねって言ってくれています。

2022年8月21日、シーサイドリビングに訪れた娘さん。

取材・文 石垣藍子

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