HandiHouse project

合言葉は“妄想から打ち上げまで”。家づくりに関わる人すべてが同じステージに立ち、みんな…

HandiHouse project

合言葉は“妄想から打ち上げまで”。家づくりに関わる人すべてが同じステージに立ち、みんなのセッションから生み出される「世界にひとつだけの家」。家づくりというライブを、住まい手と一緒に楽しむ建築家集団です。https://handihouse.jp/

マガジン

  • メンバーの多種多様な生き方

    HandiHouse projectに所属するメンバーは、年齢からバックグラウンドまで様々。建築のプロがどんな家に住んでいるのか、そして働き方や生き方までご紹介します。

  • オーナーインタビュー

    ハンディと一緒に家やお店を作って、オーナーさんがどんなことを感じて、その後の暮らしがどんな風に変わったのか。“本音のお話”

最近の記事

新卒見習い建築家がチームを結束して挑んだ お客さんと一緒につくる“茶室空間”

ひとりではできないことも仲間と一緒だったら実現できる。2023年春に大学を卒業して上京した見習い建築家が、チームの垣根を越えて仲間を集めそれを体現した。自らイベント参加を提案し、勢いと強い思いで奔走する彼女を支えながら、あるメンバーはチームで活動することが組織を強くすることを実感したという。 設計から施工まで全て自分たちで行う建築家集団「HandiHouse project」の若手メンバーが初めてのイベント出展を通して感じた、組織の若返り・世代交代のあり方とは。2023年9

    • 建築家と一緒に家をつくった8年後  我が子が子ども部屋づくりで得た“リアルな感動”

      ライフステージが変わったとき、多くの人は住まいも変化させます。家族が増えれば大きな家に引っ越しをしたり、子どもが巣立った後はまた違う形の暮らしを望んだり。設計から施工までの全てを施主と行う建築家集団「HandiHouse project」と家づくりをした、あるオーナーさん家族は、今度は成長した子どもたちに自分の部屋を自分でつくる体験をさせたいと「子ども部屋づくり」を依頼されました。建築家と一緒に家をつくったことで、その後の住まいや人生はどのように変化したのか。HandiHou

      • 寒さ暑さで悩まない快適な暮らし 高気密高断熱の家をプロと一緒にセルフビルド

        みなさんのお家は、夏は暑くて冬は寒いですか?そんなの当たり前でしょうって思う人もいるかもしれませんが、先日酷暑の中、ある新築戸建て住宅にお邪魔してびっくり。8畳用のエアコン一つで、吹き抜けで繋がる1階から2階まで家全体がさわやかな涼しさでとても気持ちが良くてずっとお邪魔していたい気持ちに…。高気密高断熱の家の快適さを肌で体感しました。 さらにこのお家、プロと一緒にオーナーさん家族が自らの手でつくりました。 神奈川県葉山町に移住し、地域の友人家族も巻き込みながら家づくりを楽し

        • 独立してもチームで動く フリーランスでも副業でもない絶妙な働き方

          普段は個人で活動をしながら、時にチームとなってプロジェクトに取り組む建築家集団「HandiHouse project」 2023年に独立した2人の若手建築家は、個人事業主でありながら、二人三脚で活動することを決意した。そこには、かつて4人でチームとなって活動をしていた創業メンバーへの憧れと、建築業界で新しい価値観を生み出していくことへの挑戦があった。 個人事業主がチームを組んで働くメリットとは 石垣:なおとくんは、2023年4月、独立して個人事業主になりました。これまでは

        新卒見習い建築家がチームを結束して挑んだ お客さんと一緒につくる“茶室空間”

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        • オーナーインタビュー
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        記事

          常に変化し続ける組織に 辞めずに世代交代 “後援”という関わり方

          「組織の新陳代謝」HandiHouse projectのある創業メンバーは度々ミーティングでこの言葉を口に出していた。新卒や中途採用の若いメンバーが増えていくにつれて、自分のちょっとした発言にすら力を持ってしまうのではないのか。それがあだとなり、チームが時代の流れに合わせて変化できなくなり、勢いが停滞してしまうことを危惧していた。 そこで決断したのは、HandiHouse projectを辞めるのではなく、「後援」という立場になって組織の中心から外れることだった。 普段は

          常に変化し続ける組織に 辞めずに世代交代 “後援”という関わり方

          個人を尊重する組織を目指して~誰もが意見を言い合えるコミュニティづくり~

          組織の中で、それぞれの個人の生き方や考え方を尊重する。さらには、上司も部下も関係なく自分の意見を言いあい、組織全体の成長や変化へと繋げていく。それは理想でしかないのでしょうか。 普段は個人で活動をしながら、時にチームとなってプロジェクトに取り組む建築家集団「HandiHouse project」創業時は4人だったメンバーが、2023年には22人に。創業時と同じやり方では関係も希薄になり衰退してしまうかもしれないと危機感を感じ、2022年、今後何を大切にしながら活動をしていく

          個人を尊重する組織を目指して~誰もが意見を言い合えるコミュニティづくり~

          “妄想から打ち上げまで”を合言葉に 建築家集団 ハンディハウスプロジェクトとは【自己紹介】

          年齢やバックグラウンドも様々。普段は個人で活動をしながら、チームとなってプロジェクトに取り組むこともある建築家集団「HandiHouse project」 「どんな家にしようか」という妄想から始まって、実現する方法をとことん話し合い、共につくり上げる。家やお店づくりのプロジェクトの中心には、最初から最後まで住まい手や店主がいることを大切にし、「プロジェクトオーナー」と呼んで一緒に同じステージに立ちながらつくり上げていくことを提案。その先には、家やお店への愛着が深まっていく楽

          “妄想から打ち上げまで”を合言葉に 建築家集団 ハンディハウスプロジェクトとは【自己紹介】

          新人研修は「自分の家作り」 ある女性建築家が目指した“低予算でも妥協しない家”

          新卒で入社して最初に任された仕事は、自宅となるアパートの一室を作ることだった。設計は学んだが大工仕事は全くの素人。設計から施工まですべて自分たちで行う、個人事業主の建築家集団 HandiHouse project(ハンディハウスプロジェクト)に入り家作りに奔走する、26歳女性の話を聞いてみた。 元々の家の廃材を再利用 低予算でも妥協しない家作り ーーこのアパートは自分たちで改修したと伺っています。 英里子:そうなんです。私たち中田製作所チームの若手は、今回このアパートを

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          住む場所に縛られない モバイルハウス生活をする若手建築家の生き方

          全国どこへでも、車一つで移動をしながら暮らす。この生活を始めて4年、フリーランスの若手建築家は“場所”に縛られない自由な生き方を楽しんでいる。設計から施工まですべて自分たちで行う、個人事業主の建築家集団 HandiHouse project(ハンディハウスプロジェクト)のメンバー、32歳建築家のモバイルハウス生活を覗いてみた。 誰でも始められる モバイルハウス生活 ーーこちらが大石さんのおうち? 大石:そうです。自分で作りました。 ーー建築士ってこういうのも作れちゃう

          住む場所に縛られない モバイルハウス生活をする若手建築家の生き方

          じぶんでできる みんなでやろう「断熱DIYの教室」

          セルフビルドやDIYの家づくり、エネルギーに依存しない暮らしに興味があるけど、しっかり断熱されて、冬も暖かい家は自分ではつくれない? そんなモヤモヤを解消する教室を開きます! 高断熱高気密の仕組みを包括的に学び、実際の建築現場でプロと一緒に作業をすることで、断熱&気密DIYへの次の一歩を踏み出すステップになる、新しい形の教室です。 講師はDIY家づくりをサポートする建築家集団・HandiHouse project/中田製作所の中田理恵。 神奈川県の藤野エリアで中田製作所設

          じぶんでできる みんなでやろう「断熱DIYの教室」

          コンセプトは“普通” コロナで失った夢を 建築のプロとDIYで実現したハンバーガー店

          「カナダへの移住が夢でした」3年前にコロナで突如その夢を奪われた男性は、2022年春、カナダへの想いを詰め込んだハンバーガーショップを作り夢の続きを歩み出した。店舗づくりを担当したハンディハウスプロジェクトのメンバーは、店のコンセプトから設計、施工の全てを自分が担当するのは初めて。店主も自分のお店を持つのは初めて。駆け出しの2人が試行錯誤で進めたお店づくりの舞台裏を紹介する。 2021年に結成10周年を迎えたハンディハウスプロジェクトの連載シリーズ。第7回目は、グランビリー

          コンセプトは“普通” コロナで失った夢を 建築のプロとDIYで実現したハンバーガー店

          6歳、2歳と暮らす建築士の家 コロナ禍の子育てに必要だった“おおらかな空間づくり”

          コロナが流行して間もなく、自宅での子育て時間が一気に増えた人も多かった。ある建築士は、家族がストレスなく過ごせるように引っ越しを決意。こだわったのは、子どもも親も、双方が自宅の時間をストレスフリーで楽しめるような“おおらかな空間づくり”。設計から施工まで自分たちで行うHandiHouse project(ハンディハウスプロジェクト)を創立した、建築士の自宅を訪ねてみた。 夫婦が一目ぼれ 都心でも自然と一体化した物件坂田さんの家は、珍しい作りのテラスハウスだった。外階段を上っ

          6歳、2歳と暮らす建築士の家 コロナ禍の子育てに必要だった“おおらかな空間づくり”

          1K賃貸をDIYで多機能な部屋に  24歳フリーランスの建築屋が暮らす家

          ある若手建築屋が暮らすのは、少しだけ“いじれる賃貸”。一見、20㎡のごくごく普通の一人暮らし用アパートだが、壁一面がDIYできる仕様になっている。そんなDIY賃貸で、建築のプロはどんな工夫をして居心地の良さを追及しているのだろうか。 設計から施工まですべて自分たちで行うHandiHouseproject(ハンディハウスプロジェクト)に所属し、家や店舗づくりを行う24歳の家を覗いてみた。 でかいテーブルとでかい棚を部屋の中央に置いた“雑多な部屋” 最初に四ツ屋さんの部屋に入

          1K賃貸をDIYで多機能な部屋に  24歳フリーランスの建築屋が暮らす家

          実績よりも“面白そう”で選んだ建築会社 セルフビルドで作った初めての新築戸建て

          新築をDIYするってほんとにできるの?ちょっと壁塗りする程度でしょう?私自身もそう思っていました。でも、プロと一緒のDIYだったら大工さながらのことまでできちゃうんです。特に新築の場合、ゼロからスタートできるので、自分たちで“世界に一つだけ”のオリジナリティに溢れた家を作れます。 2021年に結成10周年を迎えたハンディハウスプロジェクトの連載シリーズ。第6回目は、2016年に新築戸建て住宅を自らが手を動かし作り上げた、オーナー桶矢さんご夫婦と、ハンディの中田製作所メンバーの

          実績よりも“面白そう”で選んだ建築会社 セルフビルドで作った初めての新築戸建て

          DIYで家の改修を続けたオーナーが最後に助けを求めたのは、“一緒に作ってくれるプロ”だった

          コロナ禍もあり、密かなブームを巻き起こしているDIY。10年もの間自宅のDIYを続けてきたあるプロジェクトオーナさんが、ハンディハウスプロジェクトにリノベーションを依頼してくれたのは、まだあまりDIYをする人が少なかった2015年のことでした。自宅を自分で作るのが好きだったオーナーさんが、どんな思いで連絡をくれて、どんなことを私たちに求めてきたのか。 2021年に結成10周年を迎えたハンディハウスプロジェクトの連載シリーズ。今回は、自分の手で自宅の改修を続けきたSさん家族と

          DIYで家の改修を続けたオーナーが最後に助けを求めたのは、“一緒に作ってくれるプロ”だった

          空き家になった実家を「DIY賃貸」に~付加価値をつけて蘇らせる新たな形~

          2021年からスタートした、DIY賃貸事業。賃貸でも、自分好みの部屋に変えて、家への愛着を持ってほしい。引っ越すときに原状回復をしなくてはいけない日本の賃貸事情の不自由さを少しでも変えたいとの思いで始めました。 部屋の一部をDIYできる仕様にして、いつでも建築家のプロ集団ハンディハウスプロジェクトにDIYの相談ができる。そんな付加価値をつけることによって、築年数を重ねた物件も賃料を下げずに貸すことができるため、空き家対策の新しい形としても活用できます。 今回は、DIY賃貸

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