花野 玖

2020年8月19日(俳句の日)から俳句を作り始めました。

花野 玖

2020年8月19日(俳句の日)から俳句を作り始めました。

最近の記事

残暑〜8月第3週&第4週&第5週

働いたり、休んだり、サボったり、また動き回ったり・・・Xへの投稿をまとめられない8月後半でした。 0811 天高し雲隠する岩手山義父の法事で、1日だけの帰省。彼岸にいる尊敬する方が60代で登攣したという岩手山、わたしも死ぬまでに登りたいものです。 【振休句会】①杖として祖父の腕取る墓参かな杖はわたしのつもりでしたが、祖父を杖として酷使しているようにも読めてしまいますね。反省。 ②絵燈籠墨一色の花野あり花野玖なので、季語「花野」の句を、いつか立派に詠めるようになりたいと思

    • 遠花火~8月第2週まとめ

      8月3日は敬愛する歌人、中城ふみ子さんの命日。なんと言っても、好きな歌はこれ。 過去に社内報にこの歌のことを書こうとしたら、担当者に付け焼き刃の知識でセンセーショナルすぎると言われて却下されたのですが、今や高校教科書にも採用されている歌です。 ほかにもいくつか(今)好きな歌を載せさせていただきますね。 0804 赤赤と線香花火のやうに生き1日遅れとなりましたが、ふみ子さんに捧げる一句。 【日曜句会】①宿題の計画立てて七月尽あるある句でしょうか。 ②青山椒大人の恋の始め

      • 暮の夏~7月第3週&第5週&8月第1週

        職場の人間関係がうまくいかず、7月後半から俳句を詠むのが難しいメンタルに・・・(涙)。 0714 昼寝覚いつもの窓に揺るる影なにもない日曜日でした。 【海の日句会】①食ふて寝て起きてまた食ふ海月かな前日に引き続き、なにもない祝日。 ②虹の色二つに見ゆる目の碧く結社のzoom句会の兼題が「虹」だったので、虹のことをいろいろ調べていたら、虹は七色という常識が覆されてびっくり。 0715 月下美人待ちくたびれて朝となるまんまですね(汗)。 0716 万緑や池袋から帰る時池

        • 空梅雨梅雨空~6月第6週&7月第1週&第2週

          6月最終日は、NHK文化センター青山教室の「まのあたり句会」に参加してきました。今年度の「NHK俳句」の講師陣勢揃いということで、俳句の勉強ではなく単なるミーハーという不純な動機で申し込んだため、兼題「さくらんぼ」に苦しめられることに・・・。 喜びはシラツプ漬けのさくらんぼいろいろすみません(汗)。 わたしたちのカルチャー教室と同じように一生懸命に司会を務める堀田季何先生、季語を食べたり体験したりするという西山睦先生、お洒落なシティーボーイのお姿で俳句の基本のキをしっかり

        残暑〜8月第3週&第4週&第5週

          六月尽~6月第5週まとめ

          前年度の報告ものが佳境に入りつつも、可もなく不可もなくの毎日。なぜだか進みの遅かった6月も、ようやく終わりが見えてきました。 【日曜句会】①人ごみに子の手を握る沖縄忌②慰霊の日娘時代の祖母の文沖縄忌で2句詠んでみました。灰谷健次郎さんの『太陽の子』、今西祐行さんの『光と風と雲と樹と』、中脇初枝さんの『神に守られた島』『神の島のこどもたち』など、沖縄戦については物語の中でしか知らないのですが、それを申し訳ないと思うことなく、ありがたいと思って生きていきたいものです。 062

          六月尽~6月第5週まとめ

          梅雨入~6月第4週まとめ

          孫のように可愛くてしかたがない吾が子も、いよいよ18歳、成人。嬉しいよりも、思いがず2年早く大人になってしまって、寂しくて仕様がない母です。 【日曜句会】①父の日やひとり昼酒呑む至福②父真似て星のラベルのビール呑み父の日。なぜお酒の句ばかり詠んでしまったのか・・・。 0616 紫陽花やロードレースの風に揺れ富里市のスイカロードレースの応援に行って来ました。暑かった・・・。 0617 今日だけは片白草の白となり片白草ことハンゲショウのことを詠みたくて詠んだだけの句。あの白

          梅雨入~6月第4週まとめ

          まだまだ勉強中~6月第3週まとめ

          前年度と今年度の仕事の切り替え時期で、なんだかやっぱりばたばた過ごしています。 【日曜句会】①早苗饗や猫に小判を与えたる②菖蒲湯や豚に真珠のやうな顔0609 蝙蝠や蝶の夢見て不夜城へまさにダイバーシティだった「日比谷音楽祭」の雰囲気と余韻を引きずりつつ、だらだらと過ごした日曜日でした。 0610 花は葉にひび割れ深き水時計時の記念日でした。 0611 花茣蓙や晴雨兼用傘広げ梅雨入りまえですが、ぐずつく毎日です。 0612 戦前の馬場を眺むる端居かな思いがけず、彼岸で

          まだまだ勉強中~6月第3週まとめ

          アリスの白ウサギ~5月第3週&第4週&第5週&6月第1週&第2週まとめ

          まとめを2週間くらいサボっていたつもりが、あれよえれよと1箇月。大事なことだけ記録して、あとは箇条書きにて失礼いたします(汗)。 【日曜句会】①モノレール卯月曇の空走り②万緑や老いも若きも句を詠みて生まれて初めて「文学フリマ」に出かけました。句友のおかげで迷子にならずに済みましたが、初参戦ならではの失敗もあり・・・次は東京ビッグサイトでの開催になるとのこと。広い会場で迷子にならないよう、事前準備をしっかりして挑みたいと思います。 0519 何か待ち何か潜みぬ代田かな052

          アリスの白ウサギ~5月第3週&第4週&第5週&6月第1週&第2週まとめ

          詠む読む~4月第5週&5月第1週&第2週まとめ

          自他共に認めるワーカホリック、止まったら死んじゃう病の人なので、どこにも行かないゴールデンウィークもどこかに行かずにはいられず、バタバタ、バタバタ・・・。 そんな訳で、X(旧Twitter)への投稿もできたりできなかったりで、こちらのまとめもサボっていました。記憶にあるところだけ、コメント入れていきたいと思います。 0428 空青し薔薇一輪の抜きん出て0429 原色を連ね躑躅の見頃かなつつじ祭りの神代植物公園へ行き、友人たちと気の置けない飲み会をしてきました。 0430

          詠む読む~4月第5週&5月第1週&第2週まとめ

          詠んだり学んだり~4月第4週まとめ

          月に1度、お手紙でやり取りする句会に参加しているのですが、そのお仲間が旅行へ出かけて、プラハの景をいくつか詠まれていました。プラハと言えば、カフカ、ですよね。わたしの愛読書『ミレナの手紙』の編者、池内紀さんも俳句をやっていて、『尾崎放哉句集』を編んでいることを知り、早速購入。 教科書に載っていた「咳をしても一人」のインパクトは大でしたが、自由律俳句の良さは、俳句を始めるまで全くよく分かりませんでした。尾崎放哉さんのめちゃくちゃな生き方を知ったのも、最近のこと。池内さん編の句

          詠んだり学んだり~4月第4週まとめ

          春の心は~4月第2週&第3週まとめ

          相変わらず忙しい年度始め。現場大好きっ子なので、ひさしぶりにあちこち伺えて、精神的には安定しているような気がします。 【日曜句会】①せかせかと生きて百年燕の巣忙しない燕の動きを見て。 ②満天星の花開く緑を白に変へ満天星躑躅が好きなので、うまく詠めるようになりたいものです。 0407 廃屋の門だけ朽ちず竹の秋実際に見た景を俳句にするのは、とても、とても難しいです。 0408 亀鳴くやビル群望む箱根山謎の季語「亀鳴く」を練習中です。 0409 其角忌やだんだら縞の帯締め

          春の心は~4月第2週&第3週まとめ

          新年度~3月第6週&4月第1週まとめ

          初めてNHK全国俳句大会を観覧してきました。 大賞と特別賞の5句の中では、 の2句が好きだなあ、と思いました。 ちなみに、わたしの句はなんとか1句だけ入選。 【日曜句会】①片栗の花や菫の色に咲きNHKホールに行く前に、多摩の山にカタクリを見に出かけました。 ②春堤や色目見本に囲まるゝ襲の色目をきちんと勉強したいと思っています。 0331 乗換は西へ南へ初桜遅ればせながら、開花宣言を受けての句を詠んでみました。 0401 四月馬鹿鏡の中は美女ばかりどうしても詠みたい

          新年度~3月第6週&4月第1週まとめ

          次の章へ~3月第5週まとめ

          体調不良を引きずったまま、年度末に突入。やけっぱちになった訳ではないのですが、メメント・モリの精神で、やりたいことを目一杯やり、思いがけず充実した1週間でした。 0324 全席指定席特急運ぶ春愁京王ライナーに乗って、久しぶりに多摩方面へ。 【日曜句会】①灯籠の裏側昏く春緋鯉X(旧Twitter)では、うっかり「灯篭」と変換してしまいました。気を付けねば。 ②多摩川を百年ぶりに鳥帰る多摩川はいつまでもアウェイな感じがして、憧れの気持ちで眺めてしまいます。 0325 出替

          次の章へ~3月第5週まとめ

          春彼岸に~3月第4週まとめ

          彼岸入からの1週間。身近な人を亡くして、それでも日々は続いていくということ、続けていかなければならないということ。彼岸にいる尊敬する方ゆかりの場所へ行き、気の置ける人たちと楽しく過ごしたのですが、ふと逢ったこともないその方の不在を強く感じたり、ともすればすぐに気持ちが沈んでいく毎日でした。そんな時にも、常に頭の中には、いえ、傍らには俳句があって、そのことに救われながら過ごしています。 【日曜句会】①龍天に昇る谷戸まで日の射して「昇る」ではなく、「登る」でしたね。大好きな季語

          春彼岸に~3月第4週まとめ

          省エネ~3月第3週まとめ

          まだ本調子ではありません。そこへまた、ショックなできごとがありました。こんな時は特に、俳句を詠めることのありがたさを感じますね。 【日曜句会】①大川も東京大空襲忌②粥炊くや東京大空襲忌0310 詩集買ふ東京大空襲忌言わずと知れた東京大空襲から79年。 0311 帰りしな雪間に見ゆる黄と碧と東日本大震災のことを詠むのは難しいですね。 0312 春三日月足取り早くビル街を寒い夜でした。 0313 若作り上等ふわふわの春ショールまんまの句になってしまいましたかね・・・。

          省エネ~3月第3週まとめ

          お天気屋~2月第5週&3月第1週&第2週まとめ

          最近にわかに「気象病」が注目されているようなのですが、わたしの場合もまさにそれ。2月末から3月初めの2週間は、自律神経絶不調で過ごしておりました。 0225 鉄塔のてつぺん探す朧かな推し活の後興奮したのか、雨の中、あちこちそぞろ歩きしてしまいました。 【日曜句会】①常磐線ミモザのブーケ隠し持ち大好きなミモザの季節。 ②下萌や君と歩きし道辿りリズムが悪くて、なんだか中八みたいな中七です。 0226 猟名残愚かなる人夫として季語「猟名残」を使いたくて詠んだ習作。リアルな相

          お天気屋~2月第5週&3月第1週&第2週まとめ