暮の夏~7月第3週&第5週&8月第1週
職場の人間関係がうまくいかず、7月後半から俳句を詠むのが難しいメンタルに・・・(涙)。
0714 昼寝覚いつもの窓に揺るる影
なにもない日曜日でした。
【海の日句会】
①食ふて寝て起きてまた食ふ海月かな
前日に引き続き、なにもない祝日。
②虹の色二つに見ゆる目の碧く
結社のzoom句会の兼題が「虹」だったので、虹のことをいろいろ調べていたら、虹は七色という常識が覆されてびっくり。
0715 月下美人待ちくたびれて朝となる
まんまですね(汗)。
0716 万緑や池袋から帰る時
池袋のカルチャー教室でした。だからと言って、こんな句。吾ながら酷い。
0717 御器かぶり意固地を矜持と言ひ換へる
Xでは「言い換へる」と投稿しましたが、正しくは「言ひ換へる」でしたね。宇宙一嫌いな生物で、観察不能なので、一物仕立では絶対詠めないですね・・・。
そんな訳で、しばらく俳句をお休み。その間に、zoom句会にはなんとか投句完了。休んで体を休めたり、推し活したり、地元の花火大会へ行ったり、仕事から距離を置いている間に、少しずつメンタルが(低いところで)安定してきたようです。
0726 奥多摩や緑と青と忙しき
奥多摩には行けてなかったのですが、夏のうちに夏山の景を詠みたいなあ、と思い、詠んだ句。
0717 彼女らと森へ彼らと夏の果
結社の吟行句会で、谷中の朝倉彫塑館へ行って来ました。久しぶりの吟行。暑い中、立派な建物や彫刻を見て、5句ひねり出すのがとても大変だったのですが、思いがけず主宰の特選をいただき、主宰の句も2句取れて、すっかりご満悦。その足で神宮球場へ行き、今期初観戦。とても良い1日でした。
【日曜句会】
①夏蝶の影追ひ急ぐ池の魚
②玉の汗書架見上げたる首に皺
前日の吟行で見た景色。
0728 月下美人髪整ふる暇もなく
季語「月下美人」はうまく詠めないですね・・・。
0729 ビール煽る天使の通りすぎるまで
子どもの頃、会話が途切れた時に、「天使が通った」と言い合っていたのを、不意に思い出しました。
0730 空蝉や小首傾げし背の似て
結社のzoom句会に初めて参加しました。zoomの設定がきちんとできなくて、カメラONにできないまま参加。結社誌でお名前を見たことのある方たちと、なぜだかとても気の置ける句座を囲むことができました。また参加したいと思っています。
0731 青田波大きく見へし友の背
前日のzoom句会の思い出。
0801 生きている証と蛇衣を脱ぐ
「蛇衣を脱ぐ」は好きな季語です。
0802 懐かしき島の話や扇置く
句友から懐かしき島の便りが届きました。わたしもまた行きたい。
0803 雨垂れのやうな旋律土用あい
知人(作曲家)の演奏会に行って来ました。まちなかの文化センターのロビーで、楽譜と写真の展示という不思議な空間。ガラス張りの外には自転車で行き交う人たちがおり、たくさん句材に出会えたひとときでした。